「朽ちゆく世界にハナムケを」、2期もよろしくお願いいたします。
「届けてあげる、どんな言葉も、どんな想いも」
--フラグリ・ウィルド・ラドアルヒェ--(単にフラグリと名乗ることが多い)
女/19歳/164cm/ 一人称:私(対家族限定で稀にグリ)/二人称:貴方 など
所有ポイント:80pt <前期30pt>+ <継続30pt>+ <イベント20pt>
父:アトリ・ラドアルヒェ【illust/68814578】
「父さんはいくつになっても落ち着きがないの。
だけど父さんが落ち着いちゃったらそれこそ世界の終わりだわ」
「ラドアルヒェを名乗らないのは別に父さんのことが嫌いって訳じゃなくて…だって溶岩洞の
主の娘って知られる度に怪我人数名と病人1名が発生するのよ?うんざりしちゃう…」
母:コムニコ【illust/68959366】(30pt)
「だから…ケンカじゃなくて正当防衛。その…少しやりすぎたかも…しれないけど…
だって父さんの悪口言うんだもん…グリ悪くない……もん……」(バタリ)
「母さんは嫌いっていうけど、私は母さんが言葉を運んでるところを見るのが好き。
光がね、きらきらで、キレイなの」
兄:ハーヴィ・アグロ・ラドアルヒェ【illust/69597259】
「おにいちゃ…兄さん、私は大丈夫だから…うん、お弁当、美味しい……」
「だからケンカじゃないってば…母さんに叱られるのはグリなんだから…もう」
・
「私はすごく空っぽで、だから誰かの言葉で自分をいっぱいにして安心したいの、多分」
天船の漕ぎ手と玉梓の民の娘。現在は生まれ育った溶岩洞を離れ、
あてもなく各国を旅しながら、乞われるままに言葉を運んでいる。
表情に乏しく口数も少ないためとっつき難い印象を与えがちだが、存外子供っぽく、人好き。
おっとりしているというよりはマイペース。無口な割に言いたい事は言う。
あれこれ考えを巡らせはするが、つい物理的解決法に拠りがち。
ただし生来の虚弱体質が災いし無茶をするとすぐ寝込む。
髪飾りにしているのは実家に帰った時に家族で食べた鳥の羽。美味しかった。
7/9:素敵なご縁をいただきました!ランドウさん(illust/69526283)
『ランドウへ。
こんにちは、生まれてはじめて手紙を書きます。なんだか少し恥ずかしい。でも楽しいわ。
今はエステロントに来ています。星がね、とっても綺麗よ。
あなたにはじめて会った日も星がよく見えたわ。
上を向いていたのは私だけだったからあなたは覚えていないかもしれないけど――』
・
目を開けると一面の星空だった。きらきら。降ってくるみたい。――ああ、夜。いつの間に。
地面に仰向けに寝転んだまま櫂を探して手を動かすと、何かふかふかとしたものに触れる。
顔を横に向ける。視線でふかふかを辿って、上へ。そうしてふかふかの持ち主と目が合った。
「……ええと…眠っちゃってた、みたい。少し疲れたから……
だって酷いでしょう、あの人数を櫂でぶつの、とっても大変だったわ…」
「それで…貴方もドロボウさん?」
「運び屋さん…?ふぅん。私は…私も…そう、運び屋さん。言葉をね、運ぶの」
「…気にしてくれて、ありがとう。もう大丈夫だから、行くわね。…何?離して。ちょっと……」
「だから……好きでその辺で寝てるんじゃないの。ちょっと…疲れやすくて…
何度目かなんて、覚えてない……もう、分かったから、黙って。たくさん喋る人は、嫌い」
「ランドウは…いいわね。私が運べるのは言葉だけだから…。
私ができることは、これだけ。これしか、ないの」
「いつも何を書いてるの?その日あったこと?どうして??ふぅん…?
…私を拾った回数は、数えなくて、いいの。もう……」
「あのね、ランドウの大事なもの、何か、くれる?……私、何か変なこと言った?
言の葉を送るのに、要るの。持ち物がだめなら尻尾の毛とかでもいいのだけれど…。
私が言葉を送ったら、覚えてて。私の中は誰かの声でいっぱいで、
自分の言葉はすぐにどこに行ったか分かんなくなっちゃう、から」
「字?書ける…けど…あまり書いたこと、ない。ランドウが書いておいてくれればいいじゃない…。
……分かった、書いてみる…けど、笑わないでね……?」
「手紙、届いた?ふふ、そう。…燃やしたら、ダメよ。ダメったら、ダメ。
描いてあった絵は何かって…鳥よ、分からない…?ううん、食べてない、おいしそうだったけど」
「ラグって……私のこと?へんなの。でも、ランドウがそう呼びたいなら、いいよ」
・
『――ところで、ねぇ、いつ私のことを攫ってくれるの?』
・
長男:アオニビ(illust/70480072)
「ちょっと背が伸びた途端に、生意気ばかり言うのだから。私に余計な気をつかわなくて、いいの。
お前の口うるさいところ、昔のランドウにそっくりよ…何笑ってるの」
長女:ベニアケ(illust/70509188)
「ベニアケ、羽は、重くない?……そう。重くなったら、誰かに、言いなさい。言っても、いいの。
それから、どんな時でも、ちゃんと食べなさい。食べさせてもらいなさい、ね?」
次女:ラズリト(illust/70479828)
「父さんが言ってたわ。誰かが居たらその腕に何が何でもしがみつけ、って。
お前には丈夫な足があるのだから、見つけたら、どこまでも走って、しっかり掴んで……離れないように」
2018-07-06 15:50:21 +0000