朽ちゆく世界にハナムケを【illust/67637283】参加させて頂きます。
溶岩洞の主:アトリ・ラドアルヒェ
所属:ID1…フェール・イール
所有ポイント:30pt (30<前期pt>+0<継続pt>+0<イベントpt>=30pt)
内戦時代は空を飛ぶ天船を操る一族であった。とある火山地帯での諍いを切欠に一帯を占拠し、そのまま主要火山の溶岩洞に住み着いた。
性格は好戦的で傲慢。火山の主精霊を配下にした後は召使いのようにこき使っている。
喧嘩とよく焼いた牛鳥の肉、黄金胡椒が好物。
頭の羽根飾りは最近食べて一番おいしくてきれいだった鳥の羽根。
深く考えるのは苦手な傾向にあり、国の方針はよく理解できていないので様子見中。
牛鳥…その辺にいる牛肉のような肉の味のする鳥
黄金胡椒…たまに旅する商人が取引している貴重な香辛料。持っていると溶岩洞の暴力主の扱いが容易くなるということで、旅人でもお守り代わりに持つものもいる。
【五枷の灼環】
火山の精霊を降し命乞いをするその腕を引き千切った時に受けたこの先五代続く呪いの誓約。火山の精霊、及び眷属を自由に使役できる。火や雷、凡そ熱に関する外的要因には傷つけられない代わりに、命乞いをする者の命を奪う事があれば首に焼き付き絶命する。環は年を追う毎に少しずつ締まっている。永い寿命をもつがそれより先に環に灼かれて落命する、そういった首枷である。
【ラドアルヒェの櫂】
変質してしまった天を征く船を漕ぐ櫂。元はこれ一本で空を飛べたもの。地面を掻き抉ると地の底から溶岩を呼び吹き上がる。
【千里眼】
額の眼のみの能力。遠くまでよく見える。
◆6/2 婚姻のご縁を結んで頂きました。有難うございます!
エステロント所属:コムニコさん【illust/68959366】
「お前『玉梓の民』の生き残りだな?前の戦の時、その雁の翼を見かけた事がある。お前くらいのちっこいのも船で運んだことがあるな。…は、15歳?うっそだろお前まだヒヨコみたいじゃないか」
「……全然口利かないのな。じゃあ家帰っからちょっと来い。色々聞きたいし聞かせてやるよ」
「あーそいつらは熔岩の精霊だ、見た目悪ィけどまあ気にするな…は、踏むなって?ああこいつら、む、…そんなジト目で見るなよ。もう30年ばかしこんなもんなんだが、まあ、止めてやるから」
玉梓の民。
そんな非戦闘員が内戦に駆り出されて次々消耗品のように使い捨てられて行ったのは知っている。
天船の漕ぎ手だった頃、この少女によく似た少女を運んだ気がする。
小さな背中と、千里眼で覗き見た時の彼女と同じように独り蹲る姿。
憐憫はない、ただ興味があったのみ。
「お前の嫌な音を俺の炎で灼いてやる」
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長男:ハーヴィ【illust/69597259】
「一番強ェ精霊譲ってやったんだから感謝して欲しいもんだけどな!お前もさっさと嫁攫ってこい。あのな~孫見る前にコムニコが斃れたらどうすんだお前の義務だぞ」
「構ってやれとか言われたんだろ。俺が構ってやってんだけど」
長女:フラグリ【illust/69569168】
「喧嘩すんのはいいけどちゃんと体力残してやれよ。お前そういうの下手だからな!あと俺の為の喧嘩はしなくていいぞ、俺の喧嘩は俺でする」
「嫌な想いは吐き出せ、溜め込むな、誰かが居たらその腕に何がなんでもしがみつけ。知ってるか?溺れる奴って藁でも助かるらしいぜ。ん~?なんか違うな」
■ラドアルヒェの民(捕捉)
ラドアルヒェは正しくはファミリーネームではなく種族名。
世界各地を転々とする、空を征く天船の乗り手、ラドアルヒェの櫂の漕ぎ手である。長命な種族で平均で300年ほどを生きる。
天舟とは彼らが能力の一つで、鳥の羽根を一枚媒介にし、風と水蒸気と光で織り上げる雲のような魔法の船。あまり大きいものは作らず通常2~3人乗りである。アトリは炎の力を強く取り込みすぎたので現在天船を作ることはできない。
櫂もアトリのものは変質し黒く焼け焦げてしまっているが、元は白金に輝く木とも金属ともとれぬ物質で出来た物。ラドアルヒェの血筋であれば大体が手に小さな欠片を握って生まれ、子の成長に合わせて形状が変わる。便利。
櫂自体に飛行能力があるので船がなくとも飛ぶことはできる。アトリのものは変質によりあまりゆっくり飛ぶことはできなくなっているものを、炎や熱の力で力尽くで制限している所がある。
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不備などあればご指摘ください。よろしくお願いします。
キャプション随時編集
2018-05-19 03:11:02 +0000