企画様【illust/101528139】
第1期キャラクターの子世代投稿を失礼致します。
2/18 主催様より承認頂きました。
3/16 メッセージお返事致しました。
3/16 素敵なご縁に恵まれました♡
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◆プロフィール
名前:リリアム
年齢:20
性別:♀
種族:★ぶラッキー
所属:花の国
奇病数 【9】
「ん、見ない顔だね?どうぞいらっしゃい、今日はどんな御用で来たのかな。心配することは無いよ、ボクがキミにぴったりの絆創膏を貼ってあげちゃおう」
「キミが傷つくのは見たくないからねぇ。薬屋には、そんな頻繁に来てはいけないよ。その代わり、ボクに会うために来て欲しいな……なんてね」
りーフィアの母とチョロねこの父から生まれた珍しい容姿を持つぶラッキーです。
他者との交流を好み、積極的に自分から話しかけにいきます。放っておくと一生喋りかけてきますが、特に返答しなくともひとりでずっと喋っています。基本気が長く温和なものの、怒らせると笑顔でソーラービームをぶっぱなす。亡くなった母の影響から、趣味はガーデニング。
家族にはかなり甘く、また自身も甘えたな様子。父から譲り受けたリボンをネクタイのようにして首に結び大切にしています。
両親がお互いを愛称で呼んでいた為、家族や親しい間柄のひとには『リル』と呼ばれることを好んでいるようです。
「キミがここに訪れるのを、健気に待っているだけのボクは意気地無しかな。うぅん、困ったものだなぁ……どうしたらボクは、キミの一番になれる?」
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◆関係
どんなキミでも愛してる
旦那様 タルトさん【illust/105458232】
__ボクの世界に光をくれたキミと出逢ったのは、激しい雨の日だった。
「おや、まあ。いらっしゃい、生憎の天気だねぇ……ん、どうかな。雨が止むまで、美味しいお菓子と一緒にボクのお喋りに付き合ってくれるかい?」
雨宿りをしにボクの薬屋に訪れた彼は、どうやら水の国から来たらしい。自力で他国へ行くことが出来ないボクにとって、彼が話してくれるものはどれもこれも胸が躍るような話ばかり。物珍しい容姿を綺麗だと褒めてくれる彼との、『異国婚の子』という同じ立場にある彼との会話は楽しかった。
このまま雨が止まなければいい、と思うくらい楽しかったんだ。
雨上がりの空の下。帰路に着く彼の後ろ姿を見て、ボクは『追いかけたい』と願ったのだ。
父と、父のように旅医者をする兄の訪れを待つだけだったボクの生活に、彼という名の光が舞い込んできたのはその日からだった。
彼はその日以降、たびたびボクに会いにきてくれるようになったのだ。兄のように面白い話もできないボクの元へ、好き好んで用もないのに訪れる物好きは愛する家族だけだと思っていたのに。
嬉しかったんだ。
彼が『ボク』に逢いにきてくれることが。
「いらっしゃいタルト。今日も来てくれたんだねぇ………んふ、実はキミが来るかもって思ってね。今日のお話のお供はモモンのタルトを用意したんだよ。さて、今日はどんな話をしよっか?」
数日に一度、水の国からわざわざ会いに来てくれる彼を待つのがボクの生活の中で一番楽しみなことになっていた頃。なにやら慌てた様子で店に訪れた彼を見て、無意識に笑顔が零れた。
彼の、タルトの可愛い笑顔も、焦っている顔も、怒っている顔も、悲しそうな顔も。全部ぜんぶ大好きだった。
彼の笑顔ひとつで、この店から動けない自分の無力さを全て忘れてしまうくらい。
彼の言動ひとつでボクの世界は変わったんだ。
「……ずっと。ずっと、キミにリルって呼んで欲しかったんだ。ボクの一番をあげるから、キミの一番はボクがもらうの。キミだけだよ。ボクの運命はこの世界でただひとり、タルトだけなんだ」
空を舞うキミは、この世で一番美しいと思った。
海を、空を、大地を、キミの背中に乗って。
ああ、タルト。
世界とは、こんなにも美しかったんだ!
気がついていた。
ボクと彼の生きる時間に差ができていることに。
日を追う事に病に蝕まれていく彼を見ることしかできず、ああ、父もこんな気持ちで母を看取ったのかと父の想いを今更ながらに知った。
でも、みんないつかは空へ還るのだ。
彼の種族柄少しひんやりとした手がボクの手に重なる。
愛情に満ちた彼の優しい顔を見て、言葉は無くても彼からの愛情は溢れるほど伝わってくる。ボクは今、笑えているのかな。彼が好きだって言ってくれた笑顔でいられてるかな。
ボクが還る時がくるまで、少しの間お別れだ。
「……少しだけ、先で待っててね。ボクもそのうち空に還る時が来るから……また、逢えるからさ、ねぇタルト………愛してる、あいしてるから…ボクの一番、ずっと持っててね」
__今までも、これからも。キミだけを愛してる。
花のような可愛らしい親友
お友達 アヤメさん【illust/105435453】
「いらっしゃいアヤメ!キミが来てくれると、この店も一層華やかになるよ。また旅先のお話を聞かせておくれ。それと、キミの素敵な運命についても、ね?」
「……ボクの親友になってくれて、ありがとう。キミは本当に花のようなひとだね……綺麗な花は、散るのも、早いんだ。少しの間のお別れだ……ボクが空に還る時まで、キミの運命と一緒に待っててね」
敬愛する父 ベリルさん【illust/104388898】
「あ、父さんったらまた母さんに逢いに行くんでしょ。ボクも行っていい?ボクの花壇から、母さんにあげる花を一緒に選んで行こうよ」
今は亡き母 ソラリス【illust/104396334】
「母さんは幸せだねぇ、こーんなに愛してくれる父さんがいたんだから。空から見ててよ、ボクも同じくらい幸せになってみせるから」
大好きな兄 シドさん【illust/105467716】
「シィが連れ出してくれるおかげで、ボクは引きこもりにならずに済んでる。いつもありがと、シィ……ところで、今何徹目?そろそろ強制的に寝よっか?」
「キミがシィの運命だね?シィは素敵なひとと出逢えたのか……父さんも母さんも喜ぶねぇ。……うん、うん。ふたりとも良い顔してる。どうぞボクの大切な兄をよろしくね。気が向いたら、またふたりでボクに幸せそうな顔を見せておくれ!」
2023-02-17 12:00:30 +0000