【終の病】シド【第2期】

れてぃす
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こちら【illust/101528139】の素敵企画様に引き続き参加させて頂きます。

※2/18 主催様に承認頂きました!
※3/1 メッセージ確認致しました。ありがとうございます!

◆名前:シド
◆種族:レパルdas
◆年齢:23歳
◆所属:花の国
◆性別:♂
◆奇病数∶6

一人称:俺
二人称:貴方、君、名前等

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まじめで穏やかな性格の青年。両親の影響で医学や薬学に精通しており、父の後を継いで旅医者として各国を渡り歩いている。体の弱い妹を伴って両親の旅路を辿ることが趣味。表情が変わりにくいため少々誤解されがちだが、実は感情豊かで誰かとのお喋りが好き。面倒見のいいしっかり者だが少し天然で自分の気持ちにも自分に向けられる気持ちにも超鈍感。奇病で亡くした母をとても尊敬しており、彼女のような強いひとになりたいと願っている。両親から受け継いだ珍しい体色を持ち、その色を誇りに思っている。誰に対しても基本的に物腰柔らかに接するが、自身や妹の体色を馬鹿にされると怒ってソーラービームをぶっ放してくる大胆さも併せ持つ。

父の夢を継ぎ、診療の傍らで奇病の治療法を探している。身体が丈夫なのをいいことに割と無理をしがちで、夜な夜な研究に勤しんでは寝不足でふらふらしていることもしばしば。よく妹に怒られている。最愛のひとを失った父の悲しみを傍で見てきたため、治療法を見つけたいと思う反面で本当に大切なものすらいつかは失ってしまうのだという諦めの念も抱いているよう。そのせいか積極的な運命探しには臆病になっている。最期の時を愛したひとと共に過ごす幸せに憧れつつも、失うこと、失わせてしまうことへの恐怖から一歩踏み出せずにいる。

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「大丈夫ですか?少し顔色が優れないようですが…。あぁ、俺はただの旅医者ですよ。怪しい者ではありませんからどうかご安心を」

「こらこら、まだ安静にってお伝えしたはずでしょう?安眠効果のあるハーブを処方しますから、今日はもうゆっくり休んでくださいね」

「おや、俺が薬草以外に興味を持つなんて意外ですか?ふふふ。母の影響で花は好きですし、何より貴方に似合うかなと思ったらつい摘んできてしまいました。……顔が赤いですよ?熱でも……って、えええ、なんで逃げるんですか!?」

「この身体の色は両親から受け継いだ俺の誇りです。それを馬鹿にするのなら容赦しませんよ。みんな纏めてソーラービームで吹き飛ばしてやります!」

「……俺は弱いから、君を失うのも君に失わせてしまうのも怖くてたまらないよ。でも、それでも、……君と一緒にいたいって、願ってしまう」

「本当に大切なひとだって、きっといつかは失ってしまう。……でも最期のその時まで愛する君の傍にいられるのなら、失うことだって怖くない。……ふふ。君のおかげで、そう思えたんだ」

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✿2/28 素敵なご縁を頂きました!

君と一緒なら、どこまでだって行ける
イベリスさん【illust/105440486

久しぶりに故郷の土を踏んだあの日、俺は運命の光と出会ったんだ。

「……おや、どうされましたか?どこか怪我か病気でも……え、違う?あぁ良かった……んん、外のお話ですか。良いですよ、俺で良ければお話しましょうか。まずは……」

妹の守る店へ行く途中、突然話しかけてきた小さな彼女。自身にとってはいつもと何ら変わりない旅路の話も彼女はとても楽しそうに聞いてくれて、話す度に旅の思い出が鮮やかに蘇るようで。嬉しそうなその顔が見たくて、いつしか旅の土産話を携え彼女の元を訪れるのが日課になっていた。

「ふふ、ありがとう。俺はこの色を誇りに思っているけど、中々分かってもらえないことも多くてね……。だから君がそう言ってくれて嬉しいよ、イベリス」

この身体の色を良く思わないひとがいるのはいつものこと。だから俺もいつものように無表情でソーラービームをぶっ放そうとしたんだけど……彼女が一緒に怒ってくれたのには驚いた。

「……俺のことで怒ってくれるのは嬉しいけど、それで君が怪我をしてしまったら俺は悲しいよ。ね?俺は大丈夫だからさ」

「…ッ、イベリス!危ない!……大丈夫?あぁ掠ったのかな、少し怪我をしてしまっているね。すぐ治療するから待っていて。……ごめん、巻き込んでしまって」

相手が反撃してくるのはままあることだったけれど、自分のせいで彼女に怪我をさせてしまったことがとてもショックで……これ以上一緒にいたらまた彼女を傷つけてしまう。そう思ったら、足が遠のいてしまった。

嗚呼、それなのに。

君はこんな臆病な俺を見つけ出して、優しく暖かく照らしてくれるんだね。

「……ううん、君のせいじゃないよ。ごめん、俺が弱かったから…君から逃げてしまった。君に会えないと、何だか心に穴があいたみたいで。…俺も、君とまたお話したいな」

「イベリス!ほら見て、水の国に珍しい花が咲いていたから、種を少し貰ってきたんだ。いつも素敵な花をくれるからね、ちょっとしたお返しだよ」

もっと笑顔が見たい、守ってあげたい、そして何よりも、彼女の傍にいたい。そんな想いが溢れるのに、時間はかからなかった。

「イベリス、君は俺の運命の光だ。まだまだ未熟な俺だけど……俺に、君を守らせてほしい。これからもずっと、傍にいてほしい。君が好きなんだ…!」

「!……進化したんだね!うん、これからはずっと一緒だね。ふふ、さあ美しい世界を見に行こうか。君に見せたいものがたくさんあるんだ!」


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大切な家族

尊敬している父∶ベリル【illust/104388898
「父さんたら、そろそろ引退すればって言ってるのに聞かないんだから。……もう、分かってるって。母さんとの約束のためだもんね」

憧れの母∶ソラリスさん【illust/104396334
「もうずっと昔のことだけど、母さんの温もりも優しい笑顔もちゃんと覚えてるから。空から見守ってくれてると嬉しいな」

大切な妹∶リリアムさん【illust/105467709
「俺の方こそ、リルがここで待っていてくれるからいつも安心して帰って来れるんだよ。……うん、ごめん、分かった反省してるからそのよく分からない薬しまって!!」

「運命を見つけたって聞いて飛んで帰って来たんだけど、…いざこの時が来ると少し寂しいな、なんてね。でもリルの幸せそうな顔を見たらそんな気持ちも吹き飛んじゃったよ。……ああ、おめでとう。俺の大切な妹をよろしく。きっとまた来るからさ、今度は特大の惚気話でも聞かせてほしいな」

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2023-02-17 12:00:39 +0000