【終の病】ソラリス【第1期】

ぺとぺと
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企画様【illust/101528139
ユーザーID末尾【2】のためフィルーミルに所属致します。

1/10 主催様より承認頂きました。
1/15 素敵なご縁に恵まれました♡
2/1 奇病によりロストしました。


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◆プロフィール

名前:ソラリス
年齢:26
性別:♀
種族:リーふぃあ
所属:花の国
奇病数 【4】

「あら、初めて見る顔ね! 私はソラリス。気軽にソリィとでも呼んでちょうだい。どんな花がお好き? ぜひ貴方に合う花束を見繕わせてくださいな」

「愛しいあなた。最期の時まで………いいえ。最期のその先まで、ずっとあなたの傍に居させて」

フィルーミルで小さな花屋を営むリーふぃあの女性。
穏やかそうな見た目とは裏腹に、何事にも臆さない勇敢で強かな性格。相手を問わず気さくで寛容ですが、怒らせるとソーラービームをぶっぱなしてくる大胆さも併せ持っています。
草花を求めて様々な国へ出向いていますが、重度の方向音痴のせいでよく迷子になっているようです。旅先でいくら散々な目に遭おうとも、何も気にしていない。ポジティブ思考です。
草花と一緒になって日光浴をするのが大好きですが、日光浴中に寝落ちていること多々。
糸目で、生まれつき少し目が悪い。

今はまだ名前も知らぬだれかと、溢れるくらいの愛を与え与えられるような、そんな日々があったら。
大きな声で愛していると伝えられるだれかの隣で、最期のときを迎えられたら。

それ以上に幸せなことはないでしょう。

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◆関係
最期の時もあなたの隣で笑っていたい
旦那様 ベリルさん 【illust/104388898

___道端で倒れていたあなたを見つけたあの日から、きっと私の運命は始まっていたのでしょう。

「……そこの貴方、大丈夫?具合でも悪……いいえ、こんな道端で倒れてるのに大丈夫なわけないわ。私の店にいらっしゃい。狭いけれど、ゆっくり休めるはずよ。ほら、遠慮しないで!……私?私はソラリス。ただの花屋さんよ」

「ベリルはお医者さんなのね。 すごいわ、だれかのためにこんなにも頑張れるなんて!………もう行っちゃうの? あ、そうだわ。私の店、薬草も置いてあるの。薬草を買うついででいいから、また顔を見せに来てね」

薬草も扱う私の店にふらりと現れたかと思えば、またすぐにいなくなってしまう彼。彼の後ろ姿を見送る回数が増えるにつれ、そばに居ない彼のことを考える時間が多くなっていることに気が付いていた。
お腹は空いてないかしら。
怪我をして動けなくなってないかしら。
もし人目の付かないところで倒れていたら__。

彼の旅に着いて行こうと決めるには、そう時間はかからなかった。

「あら、いらっしゃいベリル! そうそう、あなたに会ったら伝えたいことがあったの。私を、あなたの旅に連れて行ってほしくて。……だって心配なんだもの! あなたが医者として優秀なのは知っているけど、自分の健康管理はしないから。ね、お願い。必ず役に立ってみせるから!」

「無理に着いてきちゃってごめんなさい。でも、後悔はしてないわ。あなたが語った夢を、私も近くで見ていたくて! 医療のノウハウはないけれど、私に手伝えることは何でもするわ」

「これは……そうね、毒消しになる薬草だわ。あっちにあるのは多分腹痛に効くやつね。……私の得意分野ですもの!いつだって頼っていいのよ。私だってあなたを頼ってるんだから」

「私は幸せね……だって、こうして怪我をしたって、素晴らしいお医者さんにすぐ診てもらえるんだもの!……あ、でも今日は早く寝るのよ! 頑張りすぎは良くないわ」

ふたりで旅を続けて、彼と共にどこまでも歩いた。
ささやかな花のプレゼントに顔を綻ばせたり、私の両親のために心を痛めてくれる心優しい彼や、患者のために言葉の通り身を削って治療をする彼を見て、私の心に彼に対する愛情が芽生え始めたのは必然だったの。
彼はだれかのためにこんなにも輝ける。頑張り過ぎてしまうのは心配だけれど、彼の望んだ夢を隣で見ていたい。叶えるのを手伝いたい。

いつしか、そんな未来を望むようになっていた。

「ねえベリィ? この薬草って………まあ、なに豆パトが種マシンガン喰らったような顔してるの。ふは、冗談よ。私だけの貴方の特別な呼び名が欲しいなと思って、呼んでみただけ。ね、いいでしょう?」

「あなたに呼んでもらえるこの名前が、私にとって宝物になる。ねえベリィ、自信を持って言えるわ! 私、この世界でだれよりあなたを愛してる!」

ああ、きっと私が最期に居るべき場所は、彼の隣だ。


__心の奥底では理解していた。私はもう長くはない、と。
太陽が沈み、そしてまた昇るたびに、走ることはおろか、歩くことさえどんどんできなくなっていくことに気が付いていた。きっと彼も気が付いていたのだろう。奇病の治療法を探そうと、今までより躍起になって走り回っていた。
けれど、思うより早く私の身体は言うことを聞かなくなっていって。

どうやら私は、彼の夢を見届けることは出来ないようだ。

もう動かすことすらまともに出来なくなった身体を、彼が優しく抱きしめてくれる。その優しいぬくもりに、ほっとした。
……きっともう、彼は私が居なくても大丈夫。

「…私、幸せ者だわ。ベリィが居てくれるから……何も怖くない。……だいじょう、ぶ、私はいつだって、あなたのそばにいる………あなただけを、愛してるから。……ベリィ…わた、し……」

私がいつか望んだ夢。
愛し合えるだれかの隣で最期を迎える夢。

私が愛した彼は、最期まで私を愛してくれた。これ以上、望むことなんてなにひとつない。
唯一の心残りは、私と彼の間にできた宝物たち。でもきっと、彼が守り導いてくれる。彼の心支えになってくれる。

「ベリィ……わたしを、あいしてくれて…ありがとう」

嗚呼神様。私は幸せでした。

__最期に見た景色は、私が愛した彼の笑顔。


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◆申請について
素敵なご縁に恵まれました。

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3日以上ご返信が無い場合は、御手数ですが再度送信して頂けると幸いです。

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◆その他
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2023-01-09 18:37:22 +0000