こちらの世代交代企画様【花冠を戴く者illust/55830776】に参加させていただきます。
よろしくお願い致します。
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コリン
陽の国 占術師(知力:1pt 武力:0pt)
男 25歳 174㎝ 土蔓族
「きみの頼みだから聞くんじゃない
村長に頼まれたから、お願いを聞いてあげるんだ」
「痛いから、つたはひっぱらないでよ」
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土蔓族(つちかずらぞく)
人の立ち入らない山奥で暮らしていた、大地と対話し命令する事の出来る種族。
両手首から生えた蔓と髪の毛が変化した蔓が特徴。
手首から伸びた蔓は耳朶を突き破り脳に定着する事で3つの花を咲かせる(この花は死ぬまで枯れず、花の種類が変わる事はない)。
髪の毛が変化した蔓には種子を食べる事で実がなる事がある。
手首と米神に咲かせる花には個人差があり、蔓に生える葉や花はその日の体調や食べたものによって変わる。
本来は地面を割ったり隆起させたり、攻撃も出来る筈だが、
集落が魔王軍の侵攻に遭いその場にいる者全員の
全ての魔力を引き替えに生き残った者を各地へ飛ばした為、
現在生存している土蔓族に魔力は殆ど残っていない。
人々が大地の実りを求めて作った土人形に宿った魂が始祖と言われている。
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スキル
「地を従える者」
土蔓族の固有能力。大地と対話し命令する力。
コリンの力は弱い為、
作物の収穫量を僅かに増やし味をよくする事、
種に合った土地や種まきの時期を選ぶ事
井戸を掘るための水脈を見付ける事
くらいしかできない。
「献身」
一度受けた恩に報いる姿勢。
自分の力を出し惜しみしない。
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素敵なお嫁さんをお迎えしました!
ルベルビルちゃん【illust/57183986】
これまではこの村が全てで、それ以外はどうだって良かった。
きみがオレに「特別」を教えてくれたんだ。
「きみ、ケガしてるの?」
偶然見かけた燃えるような赤。村人でもない少女に自分から声を掛けてしまったのは、あまりにその色が鮮烈だったからだ。目を逸らせないまま近付くと、肩が小さく震えていた。余程具合が悪いのだろうか。唇が何か呟いたのは見えていたが、何と言ったのか聞き取れない。もう一度大丈夫と尋ねると、涙を浮かべた瞳に睨みつけられた。
直後腹部に感じた衝撃に尻餅をつく。痛い。動けない。けれど動けないのは痛みからではなかった。
「目も、真っ赤
……あんなきれーな色、はじめて見た」
「もう痛くないから、気にしないで」
「オレも勘違いしててごめん。怒らせるつもりはなかったんだけど」
「なにそれ、初めて見た。都会の物はめずらしいんだ、ここは田舎だから」
初めて見る物、初めて見る色。
きみの持つもの全てが真新しくて、眩しくて。自然と目で追うようになっていた。
「あれ、ルベルビルちゃんケガしてない?
あっ赤いからじゃなくて、ほらやっぱりケガしてる…消毒しないと」
「ケガしてるとか、熱があるとか、聞かれたくないんだよね。
それなら、本当にケガしたり熱が出た時はちゃんとオレに言ってね」
自分の力を誰かのために使いたい。ずっとこの村の人達のために働くことがオレの生きる意味だった。
始めはこの子に対しても同じように感じているのだと思っていた。使われる事が幸せなのだと。それは少し、違っていたけど。
「オレを、頼って」
誰かのための土人形に、自分のための欲が芽生えてしまった。
「きみもこれが好きなの? おんなじだね」
「オレは好きだな、きみの色。すごくキレイだ」
驚いて、疑って、それでも少し嬉しそうで。自分の言葉で表情を変える彼女がとても可愛かった。
他には何が好きなんだろう。次はどんな顔を見せてくれるんだろう。
選べるなら、笑顔が見たい。
「なんだか最近、すごく自分勝手になったみたいだ」
彼女の役に立ちたい。彼女に必要とされたい。
日に日に強くなる感情に置いて行かれる気がした。
「ごめん、ごめんね。村の人達も、きみの事もすごく大事で、大切にしたいのに。
…自分の事しか考えてない」
「きみともっと長く、一緒にいたいんだ」
「きみが好きなんだ。誰よりも一番特別だから。
ルベルビルちゃん、これから先もオレといてくれないかな。明日も、明後日も、ずっと」
君へ贈る花【illust/57355889】
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次世代
姉:エメリエアちゃん【illust/57702939】
弟:ルーン【illust/57764331】
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婚姻について相性の良い方とご縁があればと思っております。
有り難くもメッセージを頂けた時は即日~3日程度でお返事致します。
もしも返信がない場合は届いていない場合がありますので申し訳ありませんが再送していただきますと幸いです。
婚姻以外の関係についてもお気軽にお声掛けください。
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世代交代企画は初参加です。慣れない事も多いと思います。
何か不備・問題などございましたらご連絡いただけますと幸いです。
2016-06-03 13:48:36 +0000