【花冠】ルーン【第二期】

朝啾
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引き続き世代交代企画様【花冠を戴く者illust/55830776】にお邪魔致します。よろしくお願いいたします。

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ルーン
陽の国 占術師(知力:3pt 武力:0pt)
男 18歳 169㎝ 土蔓族

「俺が役に立てるんなら、どこだって行くよ」
「耳はグロいから見ちゃダメだ。いーか、絶対だからな」

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❀土蔓族(つちかずらぞく)
大地と対話し命令する事の出来る種族。両手首から生えた蔓と髪の毛が変化した蔓が特徴。
手首から伸びた蔓は耳朶を突き破り脳に定着する事で3つの花を咲かせる(この花は死ぬまで枯れず、花の種類が変わる事はない)。
髪の毛が変化した蔓には種子を食べる事で実がなる事がある。
手首と米神に咲かせる花には個人差があり、蔓に生える葉や花はその日の体調や食べたものによって変わる。

❀色染の民(しきぞめのたみ)【詳しくはillust/57183986
全ての色を自分たちの力によるものと信じ、瞳の色に体の色素が支配される特殊な性質を持つ種族。小さな羽が特徴。5割以上侵食される事が殆どだが、個人差は大きい。
体に宿す色の面積が多ければ多いほど、その色と同じ属性と相性がよく、赤色のルーンは炎属性と相性がいい。
しかし父の影響で魔力量が乏しく、まさに宝の持ち腐れ状態となっている。

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スキル
「地を従える者」
土蔓族の固有能力。大地と対話し命令する力。
父と同じく攻撃に使えるほどの魔力はない。
赤色に支配された事により、相乗効果で畑の除草や病原菌や害虫の駆除、肥料やりも一度にこなせるようになった。
この炎は雑草や害虫、菌やウイルスのみを焼く為、作物や人周りの物などを傷付ける事はない。
田畑に火をつけるという一見全てを灰に帰すやり方の為、頼んだ村人が泣きながら止める事もしばしば。
有効範囲は最大1ヘクタールほど。延焼する心配はない為かなり便利。
炎に属性が偏ったためか、水脈探しは父より劣る。

「色素支配」(コンパビリティ・カラー含む)
瞳に宿った色が体の色素を侵食する、色染の民の性質。染まる部位は髪、爪、皮膚、角、翼など広範囲。
また、体に宿す色の面積が多いほどその属性と相性がいい。
ルーンは髪や羽などを除くと、右腕、爪、背中から腹にかけての一部分(3割ほど)と、染まっている部分は一族の中では少ない方。
なぜか父親の瞳の色の葉が右耳付近の蔓から生えてる。

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父:コリン(陽の国 知力:1pt 武力:0pt)【illust/57207215
「せっかく炎と相性いいのにこんな農業に特化してるの絶対とーさんのせいだ…
 便利だからいいけど、色んな事に使えたらもっと役に立てるのに」
母:ルベルビルさん(陽の国 知力:1pt 武力:0pt)【illust/57183986
「この色のせいで何か言われたりなんてしてないって。大丈夫だいじょーぶ!」(…うそだけど)
(昔はおそろいだーって言ってたけどさすがにこの年じゃ言えねーなあ)
姉:エメリエアさん(陽の国 知力3:pt 武力:0pt)【illust/57702939
「ねーちゃんまた手伝えって? しょーがねーなー(満更でもない)」
「ひとりのために生きてたら、そいつに要らないって言われたらお終いじゃん。エメ姉はそーゆーの怖くないの?」

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在り難くもご縁を結ばせていただきました!
しぃ子さん【illust/57844984】森の国 傭兵(知力:0pt 武力:3pt)
今まで誰に何を言われても平気だったのに、初めてこのをどう思われているのか怖くなった
怖がらせて、嫌われるのが怖かった


ふらりと立ち寄った森の国の茶店に少しだけ、自分に似ているひとを見付けた。
自分と同じ花を咲かせる蔓に親近感を覚えて、気が付いた。気のせいか他の客と比べて距離がある。
人の評価など気にしたことがなかったのに、今回は妙に胸騒ぎがした。
それに急かされるように次店を訪ねた時に旅の最中見つけた物を贈った。嫌われたくない一心で。

受け取った彼女は気に入ったのか別の理由があったのか訝しげだった表情を綻ばせる。
それから彼女と俺はは店員と客ではなく友人と呼べる関係になった。

「これも便利だけどもっと役に立つ力がよかったんだ。
 けど、しぃ子が認めてくれて冴えない力がすごい特別なものに思えた。
 …違うもっと褒めろって言いたいわけじゃない俺をいくつだと思ってんの!」

店を訪ねる回数が増えるたびに新しい彼女を知っていった。笑った顔も、怒った顔も、得意げな顔も、すねた顔も。
用心棒にしろと言われて頷いたのは治安の悪さもあったけれど、もっと違う彼女を知れると思ったからだった。
すぐに後悔することになったけれど。

「どうして、ないてるの」
月明かりの下、ぽろぽろと零れ落ちる涙は地面に吸い込まれる事なく玉のように転がった。
拒絶の言葉に近付くことすらできない。
「嫌なら、怖いなら近づかない、動かないから…泣き止んでくれよ…」
鈍い俺は漸く気付いた。彼女を知りたいと思うのは、泣き顔にこんなにも動揺してしまうのは彼女を特別に想っているからだと。

姉の言葉を思い出す。
「いつか出会う誰かのために。その人と共に生きたい」
俺も同じだったようだ。

「夜に会うの、ごめんな。でもこの時間じゃないと意味ないと思ったから」
「ずるいかな。俺はしぃ子に選んでほしいんだ。しぃ子を怖がらせてまで一緒にいたいわけじゃない…
 ……なんか都合のいいことばっかり言っちゃうな」
「ね、絶対幸せにするから、俺と一緒に生きてください。」

「…お願いだから、俺を選んで」


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次世代
ユアン【】
「いくら自力で対処できるからってあんまり無茶はするなよ?」
「んー…色、俺とも似てるけど、やっぱりしぃ子と同じ色だな。運がいいぞお前」

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2016-07-06 00:39:22 +0000