朝啾コリン【illust/57207215】
きみに贈るなら、オレが一番きれいだと思った色がいいと思ったんだ。
ルベルビルちゃん【illust/57183986】
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空を見上げると、不思議な星が浮かんでいた。星にさほど興味もない。星の名も、星座も、そこに伝わる物語も何も知らないのに、何故か「前にはなかった」と分かってしまう不思議な星。
傍らに佇む少女に尋ねてみる。あの星は何だろう、と。しかし彼女は指の指し示す方向をじっと眺め、微かに首を傾げた。どこにあるのと聞く声に返事が詰まる。どこか誘われているような感覚。けれど彼女にとってはそうではない。それなら、オレが誘われる必要も無いのだ。続く先が楽園で、すぐにでも今いる場所が崩れるとしても、彼女がいる場所こそが居場所。
「何でもないよ、見間違いだったみたい」
2016-06-12 00:52:51 +0000