【花冠】エメリエア【第二期】

なつり
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企画元様:花冠を戴く者【illust/55830776

「あぁ、この緑色。確かに色々と言われたくないことは言われたけど、あぁでも野菜みたいとか言われたのはどうとも思わなかったかな。それよりも!今日収穫した野菜食べない?とてもおいしく育ったのよ」
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◆Profile
名前:エメリエア 性別:女
年齢:24歳 身長:164㎝
モットー:誰かのために一生懸命頑張る
所属国:陽の国 クラス:占術師
ポイント:《知力:3》《武力:0》
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◆家族
父:コリン(陽の国/知:1/武:0)【illust/57207215
「お父さん、今年の野菜もおいしくできたの。色々と話したいこともあるから今度また家に帰るわね。あ、そうだ。お父さんの好きそうなお菓子もいっぱいお土産に買ってくるから楽しみに待っててね」
母:ルベルビル(陽の国/知:1/武:0)【illust/57183986
「そうだ、お母さん。私、お父さんとお母さんのなれ初めのお話聞きたいんだけど……クスクス、また顔が真っ赤になってる。もういつも恥ずかしがって話してくれないんだから今日こそ聞いてやるから覚悟しててね」
弟:ルーン【illust/57764331
「あっ、ルーン発見!どうして場所が分かったのかって?もちろん手紙の解読とお姉ちゃんの勘ってやつ。ところで急ぎの用とかってある、実はちょっと大変なことになってって、また畑仕事手伝ってくれる?」
「確かにいらないって言われたら元も子もないわね、ルーンの言うとおりだわ。だけど何も怖いとは思えないんだな。ルーンにもそんな人が現れたら理由がわかると思うよ」
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◆スキル(スキル詳細は小説機能にて⇉novel/6920699)
《コンパビリティ・カラー》
 エメリエアは植物の属性と相性が良く、畑仕事などで大活躍している。
《色素支配》
 彼女は緑の色に浸食されており、羽根と右半身と8割方の髪の色が浸食されている。
《地を従える者》
 だいたい父と同じぐらいの力を持っており、畑仕事の時に使ったり、水脈を探すお仕事の時に使用したりしている。
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◆種族(詳細は両親のリンクから)
《色染の民/土蔓族》
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◆婚姻に関して
 素敵なご縁をいただけました。あなたの隣であなたのために生きたい、そんな私だけの譲れない気持ちが生まれました。彩の国・ロータスさん【illust/57670349
天気が良くて野菜の出来も自信作でとても気分がよかった。誰かに食べてもらいたくて、いつも通り道行く人に分けていた。彼もまたその道行く人の一人だった。おいしそうに食べる姿を見て、嬉しくなって私はもう一声かけることにした。

「おいしかった?そっかよっかったぁ。おいしいって言ってもらえるのはとても嬉しいことよ。そうだ他にもたくさんの野菜とか果物を作ってるの。もし時間があれば立ち寄ってて、ごちそうするわよ」

それからロータスは私の畑によく来てくれる存在、いわゆる常連さんのような関係になっていた。けど自分のことや国のこと、そして家族のことを話した。
それより何より、いつの間にか畑仕事を手伝っている姿がいつもの日常になっていた。

「えっ、手伝い?別に助かることは助かるけど、渡せるものと言っても野菜しかないけどいいの?」
「いつも助かってます。女手一つじゃ限界もあるからロータスが来てからできることが増えちゃった。いつもありがとうございます。そんなわけで、これもお願い!あともう一つ持ってくるからそこで待ってて~」

一番近い距離の友人、そういう言葉が似合っていた。それだからなのかな、よく無茶をしようとするとひどく心配してくれた。

「うん、今日も近くの村のお手伝い。畑の生育が遅いっていうのと、あと近くにいい感じの水脈を見つけたからそれの相談。えっ、これからまた働くのかって?大丈夫、無理なんてしてないよ。もう、そこまで心配されると実家の母を思い出してしまう……別にオカンみたいとかじゃなくて、ただ懐かしいだけだから!」

心配性で本当にお母さんみたいな感じの所もあるけど、優しくて家族思いで、私の中では誰よりも強いと思える存在だった。
私にとって彼は一番近い親友でそれで、それで……何故かその先の言葉が思い浮かばない。そんな日が続いていた。そしてそれはいつの間にか寂しさをも生む疑問となっていった。

(……ロータス、何やってるんだろう。今日は来れないから一人で畑仕事かな)

天気が良くても、野菜の出来が自信作でも傍に彼がいないと物足りなかった。
一緒に喜んでくれる仲間がいないからだと答えは簡潔に出していた。

(でもお仕事のこともあるし、ご家族のこともあるし、むしろ色々としてくれて迷惑かけてるのはこっちだし……会いたいなんて、わがままかしら……遠いなぁ)

広い空を眺めて彼のことを思うことが段々と多くなっていった。
いつもとは違うそんな毎日。考えることも明日の天気や野菜のことじゃなくて、明日の自分の隣にいる人物を思い浮かべていた。

(会えない日はつまらないし、さみしいわ。でもねそんなの吹き飛ぶくらいにロータスに会えることがとても嬉しいの。手伝ってもらえるからじゃない、話したいことが山ほどあるからでもないの。いてくれるだけで嬉しいの)

寂しさと嬉しさとそして……。

(本当はロータスが傍にいて欲しいなんて、いつから思ってたのかな)

譲れない思いに気づいた。

私みたいな人でいいのかな。土まみれで畑仕事しか取りえないし、他人を優先しちゃうような人だよ。あなたみたいな優しい人には似合わない。そんなことも思った。でも私は貴方にこの思いをぶつけるの、絶対に
誰にも渡したくない。貴方だけに向ける私の本当の思いだから。

「ロータス、私畑仕事ばっかりでいつも土まみれだし、野菜のことしか考えてないし。それに肌も半分緑色で野菜みたいだって言われたこともあるし……こんなこと言っても駄目ね。私ね、貴方のことが好きなの、他の誰でもないあなたのために生きたいって思ったの。だから一緒に幸せになってください」

あなたの笑った顔が嬉しくて、今までにない嬉しい気持ちがあふれてる。

「はい、喜んで。一緒に幸せになってください!」

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2016-07-02 11:58:47 +0000