天と地の世界樹【illust/54032140】
「お前と未来を紡ぎたい。だから、生きてほしい。俺と」
◆昊明-ソラアケ-
∟男/19歳/183cm
∟一人称:俺/二人称:お前、呼び捨て
〚天ポイント:10/地ポイント:25〛
◆父:灼絶【illust/55019059】
「父上の事は正直よく分からない。でも、愛情を注いでもらった事は、確かに分かるんだ」
母:ノランさん【illust/55158858】
「よく笑う人だった。母上の温かな微笑みが、すごく好きだったんだ。陽だまりのようで、とても」
弟:落暉くん【illust/55624265】
「落暉、お前…いや、そうだな。お前の意思だ。見つけよう、幸せを。未来を」
◆玉楽鬼-ヌナト-
眠り逝く魂へ祈りと安らぎを込めた楽を奏で、途絶える事無く捧げ続ける一族。
同時に、魂に寄り添いながら生きている為、死者と生者の狭間で生きる者たちでもある。
各々が得意とする楽器を使い、魂に捧ぐ楽を奏で継いでいく。
陶器のように白い肌と髪、そして角が特徴。
朗らかでどっしりと構えている玉楽鬼の青年。
父と母から手渡された繋がりを絶やさぬように、揺るがぬ決意で自ら声を上げた。
そうして密かに願っていた。この右目に愛しい者の色が宿る事を。
◆Skill
∟【永魂楽】
一族が奏で、親が子へ、また子が孫へと次世代へ教え、受け継いでいく。
眠る魂へと、一度も途絶えずに捧げ続けている音。
∟【色喰鬼】
賜った色に応じて特殊能力が発露する体質。
∟【鮮炎の鼓動】
護りと祈りを込めて楽太鼓を叩き、生者へと向けられる鼓舞の楽。
鮮やかな炎が舞い、悪しき力の侵入を阻む。
◆玉楽鬼の婚姻―――『魂礼』
文字通り、魂と魂を結び、そして分かち合った魂から子が生まれ落ちる。
心臓が位置する左胸に、互いに手を当て、名を呼ぶ。
そうした婚姻儀礼と生殖方法からか、同性の夫婦も珍しくは無い。
◆◆素敵なご縁を頂きました…!(3/8)
天の民:シビくん【illust/55586457】
「お前が俺の伴侶か。よっと…はは、軽いなぁシビは。いや、すまない。つい抱え上げてみたくなった」
「ん?どうした、寂しいのか?怖いのか?大丈夫だ、俺がいる。一人じゃない。だから…ああ、そんな顔をするな」
「シビ。なあ、俺は俺の意思で人柱となる事を望んだ。父と母が愛した世界を失くしたくなくて…。
だけど、お前と過ごしていくうちに、想いがさらに強くなった。お前が居てくれたから」
自分には無い両翼を広げて空を舞う姿は自由で、眩しい。
けれど、一人が怖いという彼の一面を知れば、側に居ると囁いた。
何があっても受け入れる強さがある反面、流されやすい彼がとても放っておけなくて。
守りたい。笑っていてほしい。想いは、強く。
「この右目はどうしたって、いずれ視界を失くす運命にある。恐れは無いさ。
だけど、この視界を閉ざす色は、シビ。お前の色がいい。お前の色で、視界を閉ざしたい」
寂し気だった右目に宿るのは、愛しい者の色。澄んだ美しい浅葱。
右目は世界を映す事を止めて、そうして今は、左目だけで彼の輪郭を映す。
失う怖さは、無い。片目の視界を手放し、すぐに生を手放さなければいけなくなる。
それでも、ああ、彼が居る。例え離れ離れになろうと、右目には彼の、彼がくれた色が在るから。
「そうすればきっと、俺は―――お前を、想って眠れる」
◆何か問題などがございましたら各種ツールにてご一報下さい。
◆キャプション随時編集。
遠くの方で世界を支える大樹を見た。父と母が眠る母なる世界樹。存命が危うい今、先を見通す事は出来ない。
なのに揺るがないのは、切り拓かれたその先に、未来があると信じているから。
2016-03-02 06:10:00 +0000