■ポラリスの英雄歌【illust/80979654】第五期・希望の歌参加キャラクターになります。
■イオン・ヴィヴ
享年43歳/外見年齢20代後半/女性/翠才国
総ポイント300pt
第三期【illust/84717696】
父:ルクソールさん【illust/83760584】
母:シトラ【illust/83708363】→【illust/87719873】
兄:コーディエ【illust/84717486】
姉:シャレイさん【illust/84719192】
伴侶:スーリール/サルビアさん【illust/84717384】→【illust/87147731】
長男:シンシャ【illust/85698566】→【illust/87073369】
長女:オリビア(トワ)さん【illust/85698308】→【illust/87272427】
既知関係:シャーリーさん【illust/84717519】→【illust/87683048】
既知関係:フォーユーさん【illust/85481216】→【illust/88041993】
魔術治療師であり、水棲生物の研究者でもあった半竜の女性。同じく研究者であった伴侶と共に歩み、短くも充実した生涯を終えた。
晩年、弱った体と枯れゆく花から自らの死期を悟りつつも、伴侶と子供たち以外の誰にもそれをはっきりと説明しなかったので、現在の状況をたいそう居心地が悪い気持ちで過ごしている。死者であれ生者であれ知り合いにはできれば会いたくない。せめて怒られるときは伴侶も巻き添えにしたい。
「私はね、自分の死期が近いと分かってから、みんなの苦しむ顔を見たくなかっただけなんだ。知る辛さに耐えられて、その上で笑ってお別れできそうな相手にしか言わなかった。……それが不義理だってことくらい分かってるよ。はあ……絶対怒られるよねこれ……その時はサルビアも巻き込もう、うん」
「兄さんのこと、後ろ姿だけは見かけたよ。すっかりおじいちゃんになっちゃってさ、長生きしたんだね。……シャーリーが隣にいないのは予想外だったけど。あの子、死後の世界にいたのかなあ?会ってないような気がするけど、分からないや。死んでたって実感はあるのにね、記憶ってなるとどうにもぼんやりしてる」
目覚めて状況を把握した後、自分が呼び戻されたということは治療師としての働きを期待されているのだろうと解釈し、あちこちで魔術をかけて回っている。報酬は前払いされている、この特別に発生した時間そのものがそうだ。無償労働は好まない、自分にできることをする。生前と変わらない彼女のスタンスである。
***
「本当は過程も共有したかったのだけど、仕方ないね。まあ、最初の案で叶わなくてもやり方を変えて再挑戦、っていうのは私たちの得意分野だ。
だから、どんな旅路だったのか、いつか報告し合える日まで……いつまでだって待ってる」
「なにか書くものを持っていない?ないならないで、やりようはあるから問題ないんだけど。
ええと、そうだな……こういうときはある程度の様式に則った方が表明文としてそれらしいかな?
うん。はい、どうぞ。ただの験担ぎだけど、アイオライトは導きの石らしいからね。目印にでもして。食べてくれるでしょう?」
"サルビアへ
私 イオン・ヴィヴは
たとえ形が変わっても
いつまでもあなたを愛することを誓います"
あのね、あなたを私のものとして縛れるのなら、それで私の目的は八割達成されているの。昔に名前を食べさせた時だってそうだった。「いつになるかわからないけど、いつでもいいから」と言ったのだって本心からのこと。同じ時でなくとも、十年先でも、百年先でも、それ以上でも。あるいは――本当に叶うかなんて確約がなくても、あなたは私に誠実だから、叶えようと努力してくれるでしょう。ただそれだけで充分なのだ。
現実を見ながらでも夢は見られる。恋愛ってとても面倒で、すごく楽しい。
あなたを待つ百年はきっと、すぐでしょう。
■スキル
・翠枝白花の導標
それは碧の海原を征けるように。
回復魔術の効果が生前より高くなっている。近くにいる相手を継続的に回復する。
相手に活力を与えて元気付け、迷いを払い、背中を押すことができる。
2021-01-20 15:00:16 +0000