【ポラリス】シトラ・ヴィヴ【第2期】

西田
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■ポラリスの英雄歌【illust/80979654】第二期参加キャラクターになります。

■キャプション全文【novel/13839826

■(8/27)素敵なご縁を頂きました!
ルクソール【illust/83760584】さん


「他を当たってくれる?私、とっても忙しいの。見ず知らずの相手をお茶に誘うようなあなたと違ってね。――ああ、そうそう。私が魅力的なんて、そうなるように頑張っているんだから当然のことなの。見る目だけは褒めてあげる!」

にこにこ、のほほんとした、顔がいいだけの軽薄な男。すぐに忘れさってしまうような、どうでもいい出来事。になる、はずだった。なぜかその菫青色の目の男は頻繁に姿を見せるようになり、どう言っても機嫌を損ねることなく会いに来て。

「また来たの、暇人。これで何度目?その熱心さ、他のことに使ったら?まあ、今日は時間に余裕があるから、奢られてあげてもいいけど……あなた私の知らない店をよく知ってるし……。
詩人?って言ってたっけ?だったら素敵なお話するの得意なんでしょ。なにか喋ってみせて。……あのね、覚えてたことに深い意味なんてないから。ほんっと前向きね、あなた」

だからきっと、甘えてしまったのだ。
無自覚なままに、甘やかされるのに慣れてしまった。

「今本気で口説いているのは私だけ、って言ったわね。詩人のくせに、ダメな大人ね!ずっとだって、言えないわけ?
……ん。聞いてあげるから。やり直して。そしたらあなたのこと、信じてあげてもいい」

信じさせて、と。安心させて、と。こんな時でもそんな言葉が出てこないのに、柔らかな温度で受け止めて、すくいあげてくれるひと。

「ヒレのある姿でずっと会ってたから今まで気にしたことなかったけれど、あなた、すごく背が高いのね……?べつに!ちょっとびっくりしただけ!
ほら。エスコートしてくれるんでしょ、ルクソール。記念すべき初めての二足歩行デートよ!」

だから私は、あなたを選んだ。私が、あなたの手をとった。
私が欲した運命のひと。離してなんてあげないからね。

■よくちょっかいをかけてくる、年上の…友人?
バーシャ【illust/83717861】さん


しゃらしゃらと、ひらひらと。すれ違っていった見事な布地につい振り返ってしまったのは、職業病に他ならないのだろう。宙を揺蕩い移動する姿によく似合っている。なんて。だから、期待したのかもしれない。同じくらいの熱量で、服飾の話ができるかも、とか。いや、その期待そのものはほとんど裏切られることはなかったのだが――なんにせよ、素直に関心していられたのは、第一印象だけだった。

「ちょっと、私より年上よねあなた!子供じゃないんだから毎回くだらない悪戯しないでよ!どうして私の周りの年上ってこう……活きがいいとか言わないの魚じゃないわよ竜なんだから!たぶん!!なんの話だっけ!?」

「友達じゃないけど。たしかに技術とおしゃれの趣味はすごくいい。最高。だけど、ねえ?うん。友達じゃないわ!あんな困った年上の知り合い!一方的によく喋るから私も一方的に聞いてもらってるだけよ、いろいろ、うん」

そうして一年、二年、それなりの月日が経って。
ある日異質なノック音に扉を開けたら、目の前に魚が浮いていた。

「運命ってなにかしらね、あなたたちを見ているとよく分かんなくなるわ……。
もちろん!私は運命の相手を選んだと確信しているのだけど!」

「前に愚痴ったから知ってると思うけど、うちのマジックアイテム、けっこう高いのよ。大丈夫?貯金ある?分割にする?友人割引とかないわよ。……んん、でも、そうね。バーシャが性能試験に付き合ってくれるっていうんなら、考えてあげてもいいかな?ほら、完全な人型を維持できるアイテム。テスターの数が全然足りなくて困っていたことだし…?」

■第三期 子供たち コーディエ【illust/84717486】/シャレイ【illust/84719192】さん/イオン【illust/84717696

「あなたも、行きたいならまた旅に出たっていいのよ、ルクー」

明日、シャレイが旅に出る。私たちの可愛いこども。ルクソールの話を、目をきらきらさせて聴いていた。私旅に出ます、と、幼い頬を赤くして、「もっと大人になったら」と宥められていたけれど。本当に、その時の言葉を大事に抱えて、明日、旅に出てしまう。

「この意見は変わらないわよ、いつまでだって。あなたにとってそう生きるのが自然なら、邪魔になりたくないもの」

あなたが語る風景がどれだけ素敵に聞こえるか、私だって知っている。あなた自身が魅力を感じていないなら、きっと誰にも響かない。だから、私が布を織るように、それこそが人生の彩りだとしたら。

「……うん、知ってるわ」

あなたが、私の人生まるごと愛してくれている、と。

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■シトラ・ヴィヴ
ヴィヴ族(鰭墨竜)【novel/13666650
18歳/女性/体高1.5mほど/身長179㎝/翠才国
総ポイント50pt
運命数[3]

……享年74歳(4期を迎える前) 寿命にて死去。

先代キャラクター(故人)/シアラク【illust/82936471】 総ポイント20pt
先代婚姻相手/甘夏【illust/82833248】さん
今期姉妹/柑夏【illust/84016868】さん

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2020-08-15 15:02:18 +0000