こちら【illust/67637283】の4期目、3人目です。どうぞよろしくお願い致します。
◇アズハル(明日春)・ライム・シルフルール
所属国:シータ=レイア
所有ポイント:30pt (30<前期pt>+0<継続pt>+0<イベントpt>=30pt)
シータ=レイアにて植物を育てる栽培者の少年。
日々植物の品種改良に励み、その手が育てた植物は夜闇の中でも煌めきを零す。輪竜胆の教えを受け編み出した花は、魂を行くべき道へと導くかのように光の花道を作るという。
◇家族
父:アカネ・シルフルール(120pt)【illust/70528489】
「ぼくは身体が弱いから、たくさん心配かけたでしょう。…お父さんには、きっと余計に。
でもね、ぼくは今のぼくに生まれて良かったよ?一日、一日がしあわせに満ちてるもの」
母:ラズリト・セイラン・ラドアルヒェ【illust/70479828】
「お母さんの好きな事ってなあに?ぼくの一番は、家族みんなで一緒に居る時かなぁ。
本を読む事、考える事。植物に触れる時、言の葉を送り出す瞬間…ふふ、どれも大好き。
ぼくが空っぽの器なら、煌めく星屑みたいな記憶や経験を、うんと沢山詰め込むの。
そうしてきらきら煌めいて、ぼくと話した人にもしあわせをお裾分け出来たら嬉しいな」
長姉:シアン・ディーヴァ・シルフルール【illust/71834082】
「シア姉は強くて、逞しい人だよ。…うん、女の人の形容詞には相応しくないよねぇ。
でもいいんだ。ぼくはそんなシア姉らしい生き方が、すごく素敵だと思ってるんだもの」
次姉:レゲネリ・ミソラ・シルフルール【illust/71549585】
「ネリ姉の畑の植物達はいつも元気いっぱいなの。見てるぼくまで元気になるよ。
一つ一つに愛情込めて、丁寧にお世話しているから、皆がそれに応えてくれるんだね」
「ぼく、ネリ姉の作る歌物語が好きだよ。音で描かれる場景が、ふっと浮かんでくるんだぁ。
…ネリ姉の歌を聴いてる時は何処にだって行ける、何にだってなれる。そんな気がするの」
◇引継ぎ要素・種族まとめ【novel/9749975】
◇スキル
【歌楽】楽の音のように透き通り、大気を震わす歌声。大気中の魔力を結晶化させて煌めく光の粒を生む。
【梓の空文】紡ぐ言の葉を媒介に、光の小鳥を織り上げる。
【幸の心得】虚弱な身体も咎の証も、全てが己を幸へ導く。
◇素敵なご縁を頂きました。婚姻ありがとうございます!!
レフコニア所属、マナリカさん【illust/72035604】
『はじめまして、未だ見ぬあなたへ。寒黎樹と共に生きるあなたへ、この言の葉を送ります。
大地に少しでも多くの植物を根付かせる為に、あなたの力を、ぼくに貸してください。
本当なら、直にあなたに逢って話をしたいのに…ぼくの身体では決してそれは叶わない。
だからもし、この言の葉に少しでも興味を抱いてくれたなら。どうか、逢いに来てください』
ふと目に留まった図鑑の一節。寒黎樹。霊脈を通じて成長し、高い環境適応力を持つという。
興味を惹かれて文献を読み漁る内、彼の樹と生涯を共にするという精霊の存在に行き着いた。
夜の明けぬ空、魔に荒らされる大地。小さな命を芽吹かせる事さえ、日毎困難になっていく。
虚弱な身でも出来る事を探していた最中にあって、その存在は一筋の光明に等しく思えた。
未だ根付かぬ精霊が居ると聞き、家族の力も借りて、細い糸に縋るように手がかりを辿った。
囀りに耳を、千里眼に意識を凝らす。万感込めた光の小鳥を導き、未だ見ぬ想い人を追う。
大樹の下で微睡む人影を見出し、最後の力を振り絞って風を紡ぐ。程なく、意識は途切れた。
言の葉が役目を果たしたと知ったのは、来客の肩で誇らしげに囀る小鳥を目にした時だった。
「すごい、すごいな!新しく知った事も、気付いた事もたくさん!ふふ、すっごく楽しい。
…でも、いいのかな?楽しいの、ぼくばかりじゃない?色々叶えて貰ってばかりだもの。
マナリカさんも、何かお願い事があったら何でも言って?ぼくじゃ力不足かもしれないけど。
あの時、あなたが遥々訪ねて来てくれたように…ぼくも、あなたの力になりたいと思うから」
雪の結晶に陽を翳したような、透き通った光と静かに凪いだ空気を持つ少女だった。
二人語らう内に、知識は生きた言葉となって、図鑑から、標本箱から次々と飛び出していく。
風に、鳥に運ばれた種が、思いもよらぬ地で芽吹くように。歴史が連なり、道となるように。
重なり合った偶然は、幾重にも絡み合い必然と成り、幸溢れる紋様を描き出す事だろう。
「ぼくらが育てた命の声を、決して知る術の無かった筈の想いを、届けてくれてありがとう。
彼らの言葉を聞き取って、彼らの知識を大切に抱いてくれて…本当に、本当に嬉しいの。
想いを伝えられる事の喜びを、ぼくは知ってる。だからぼくも、ちゃんと伝えようと思う。
もっと、ずっと、マナリカさんと一緒にいたいです。どうか、ぼくの隣に根付いてください」
***
「はじまりは空っぽだったぼくらは、生きる途中で沢山の煌めきに出会って、満ちていく。
あなたが隣に居てくれる。それだけで、ぼくという器はしあわせに満たされていくんだよ。
穏やかな陽射しの下、あなたの樹の傍で幼子達が歌い、気兼ねなく遊び回れる未来の為に。
あなたと大事な半身が、いつまでも健やかで居られるよう…力を尽くせる。ぼくは、幸せだ」
2018-12-02 04:05:19 +0000