「朽ちゆく世界にハナムケを」、4期もよろしくお願いいたします。
「歌い紡ぎましょう。どんな言葉も、どんな想いも」
--レゲネリ・ミソラ・シルフルール--
女/16歳/155cm/ 一人称:私、ネリ/二人称:貴方
所属:シータ=レイア 所有ポイント:170pt <前期120pt>+ <継続30pt>+ <イベント20pt>
12/19:素敵なご縁をいただきました!ルラミヤ=ディウィヤ様(illust/72023744)
お話はこちら→novel/9688058 (編集中です)
父:アカネ【illust/70528489】
「お父さんの手が好きです。大事に育てる手で、守る手です。
お父さんはあまり喋らないけど、お父さんの手はたくさんの言葉をくれる気がします。」
「お父さんの歌をはじめて聴いた時、星屑が夕焼けの色を弾いてとても綺麗だったってお母さんが言ってました。
私も大事な人ができたら夕陽の下で歌えたらいいなって、思います。」
母:ラズリト【illust/70479828】(120pt)
「お母さんが私くらいの歳の頃は、怖いものがたくさんで、できないこともいっぱいあったって伯父さんが……
ああ、これは内緒です、伯父さんがお母さんに叱られちゃう。
お父さんと出会えたからお母さんは自分の足で立てるようになったんだって、伯父さんはそう言うんですけど……
難しくて私にはよく分かりません。分からないけど、ちょっと素敵だなって、思います。」
姉:シアン【illust/71834082】
「私は星屑を作って流星群の真似事をするだけだけど、姉さんは自分が流星になろうとしてしまうんです。
強くて、まぶしくて。たったの2つ違いなのに、かなわないなぁって。」
弟:アズハル【illust/71925265】
「このお花、きれいでしょう?ハル君もこういう子なんです。夜の闇を優しく照らして、大丈夫って思わせてくれる。
私、お姉ちゃんなのに、励まされてばっかりで。」
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「想いも、大地も。朽ちるからと何もせずに諦めるのは嫌なのです。駄々をこねているだけなのかもしれません。」
シータ=レイアで両親と共に土地を耕し植物を育てている娘。外見・精神共に実年齢よりやや幼め。
快活な姉と利発な弟に挟まれ、あまり自分に自信が無い。
他愛ない会話は気安く応じるが、自身の気持ちや考えを言葉にすることは苦手。
言の葉を送り出す際の歌には歌詞が無いが、時折物語調の歌を作っては街角で歌っている。
明けない空を見上げながら、浜辺で言の葉を紡いでは星屑を降らせたりもする。
子供の頃両親に連れられてエステロントで見た流星群を真似たひとり遊び。
帽子の飾りにしているのは今はもういない赤の国の鳥の羽根。美味しかったみたいです。
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私は姉さんのように強くはないし、弟のように賢くもないので、
どこか遠くへ行くこともなく、毎日畑を耕して、種をまいて水をやって、そうして日々を過ごしています。
もう少しできることがあるのかもしれません。両親に貰った丈夫な身体と、遠くまで届く声があるのですから。
言の葉は時々送ります。最近は遠くの知り合いを訪ねることも簡単ではありませんから、
届いたと言うと喜んでもらえます。
だけど届かないこともあって、私は言葉が上手くないので、そんな時にはかける言葉が見つかりません。
代わりに歌を歌います。最近気に入っているのは、エステロントから来た吟遊詩人に教えて貰った
嵐に攫われた小鳥の歌です。悲しい気持ちの人にちょうどいい、少し寂しい歌。
街角で歌うこともあります。小さい頃に姉弟と読んだ本や、自分たちで作ったいろいろなお話を歌にします。
歌の中ではどこへでも行けます。今はもうない炎の国へも。夕陽に染まった谷間にも。
ある時いつものように街に出ると、こんな噂を聞きました。「とうに死んだはずの懐かしい人に会った」と。
魔物に襲われかけた折、あるいは山道で迷った折、助けられたのだと。
そんなことがあるものでしょうか。
けれどもしも、彼らが忘却と暗闇に覆われたこの地に、何かを伝えにきたのだとしたら。
従姉が山ほどの書付けを抱えて訪ねてきたのはすぐ後のことです。
届けるのだと言いました。これまでに預かった沢山の言葉を、戻ってきた人たちに。
私にできることがあるでしょうか。私にできることは何でしょうか。
私はあまり頭が良くありませんから、考えることは苦手です。
それでも必死に考えて、「しばらく畑の世話をお願いします」と精霊に頼みました。
父と母には書置きを。時々言の葉を送りますから心配しないでください、と。
帰ったらうんと叱られるでしょうが、仕方ありません。
心を決めて櫂を握りました。
その人たちがどこにいるのか分かりませんから、いそうな場所に出向くしかありません。
私の声は遠くまで届きます。言の葉なら、もっと遠くまで。
「朽ちることなきあなた方の声を、どうぞ私に預けてください。嘆きの声に、かき消えてしまう前に。」
お供:溶岩の精霊(畑のお世話のため実家で留守番中)
ルガテロさん(レゲネリはマザールゥさんだと主張しているが、ただのウーパールーパーである)
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お陰様で最終期まで世代を繋ぐことができました。
各期でご縁をいただきました、アトリさん/ちょが様、ランドウさん/ひふつき様、アカネさん/mituki様、
ご覧いただきました皆様、主催様に心より御礼申し上げます。
残り期間もどうぞよろしくお願いいたします。
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「お届けしましょう、どんな言葉も、どんな想いも。」
2018-11-07 12:58:08 +0000