「朽ちゆく世界にハナムケを」、分家での新規家系となります。よろしくお願いいたします。
「僕が遺そう。どんな言葉も、どんな想いも」
--アオニビ・レコルド・ラドアルヒェ--
男/25歳/176cm/ 一人称:僕(親しい相手には俺)/二人称:貴方、君
所有ポイント:30pt 〈分家による新規家系〉
父:ランドウ【illust/69526283】
「こないだ酒場の爺ちゃんと話してたらさ、父さんと母さんの若い頃の話を色々聞いちゃってね、そりゃもう色々。
もちろん日記にしっかり書いといたから安心してくれていいよ、子々孫々まで語り継ぐから。…なんてね」
「俺は父さんや叔父さんたちみたいに誰かを守る力なんてのはないから。
それでも自分にできることはしようって、思ってるよ」
母:フラグリ【illust/69569168】(80pt)
「母さん、俺の尻尾は昼寝用枕じゃないって、何度言ったら分かるのかなぁ…?ああっよだれ垂れてる…」
「父さんが留守だからさ、そろそろ寝込むころかなって思って見に来たんだ。
また父さんに隠れて千里眼の力使っただろ?…病人が病人の心配するなって?はいはい。
それで、フェール・イールはどうだった?……そっか」
妹:ベニアケ(アニ)【illust/70509188】
「いやぁ、そろそろ片づけないといけないとは思ってるんだけどね。そこ気を付けて、崩れやすいから。…ああっ」
「アニ、今度はどんな話を聞いてきた?…いや、今日も随分泣いて笑って来たんだなあって思って。
目を冷やしてから戻るといい。母さんが心配するから。…お茶飲むかい?」
妹:ラズリト(リト)【illust/70479828】
「リトが悩むのはできることが多い証拠だよ、俺はできることがそんなになかったから悩みようもなかった。
…あ、うん、うるさい。うるさい、ね、はい…」
・
「気休めだけどね。こんな世の中だ、荷物は少しでも軽い方がいい。
僕が預かることで誰かが一歩でも前に進めるならって、そう思うんだよ」
運び屋の家の長子。フェール・イール生まれのレフコニア育ち。
父に似て常識人だが、いい人どまりのところまでほんのり似た気がする25歳男子。
聞き上手なので年寄りにはモテる。
生まれつき病弱で、実家近くに借りた仕事場兼自宅にほぼ引きこもり。
記録魔で仕事上の記録も個人的な書き物も際限なく溜め込むため、積み上げた文書の隙間に
でかい毛玉が埋もれているような状態だが、どこに何があるかは把握しているとのこと。
書き物に使っているのは今はもういない赤の国の鳥の羽。結構美味しかったんだよね。
9/12:素敵なご縁をいただきました!ファロ・ディマ・ドロヴァーズロードさん(illust/70619398)
早朝、重いカーテンを開けて窓を開け放つ。
容赦なく肺に入り込む冷気に何度か咳き込んでから、降りやむ気配のない雪空を見上げた。
――いつからだろう、鈍色の空に目を凝らして、白い鳥の姿を探すのが日課になったのは。
「そろそろ来る頃かと思ったんだけどな」
ふうっと息を吐いて窓に手を掛けようとしたところで、雪片の間から滑り出てきた白梟が腕に留まる。
「ありがとう、ご苦労様。」
声を掛ける間もなく梟は花びらに姿を変え、後に残された、手紙というには幾分大きな包みを見て、
少し笑った。
続き→novel/9688058
【スキル】
--言伝の翼--
宛所に辿り着かなかった言葉や条件を満たさず送ることのできない誰かへの言葉を預かる。
言葉は羽根となり玉梓の民の中に蓄積され、預かった言葉が多いほど翼も大きくなる。
アオニビは「預かりごと屋」を自称し、今どこかにいる誰かに言葉を届けるよりも、
「過去に置いてこれなかった言葉」「未来に遺したい言葉」を預かることを選んだ。
身の内に言葉を取り込み記憶し続けることは心身への負担が大きく、同族でも敬遠する
者が多いが、預かった言葉を翼に宿すだけでなく書き記すことで、
自分自身から「切り離す」ことを覚えた。
今のところは他者の言葉と想いに呑まれることなく、上手く付き合っている。
--虚弱体質--
母譲りの虚弱体質。何かと無理がきかない。
--三枷の灼環--
祖父が受けた呪いの誓約。火山の精霊とその眷属を自由に使役でき、炎や熱への耐性を得る。
本来は首に現れ、寿命より先に環に灼かれて落命するはずの呪いだが、アオニビの枷は
書くことで己を保つ彼の在り方を予見するかのように両手首に現れた。
「手首を落とされる前に足の指で筆を持つ練習をしないとなぁ」と、本人は至って呑気。
--もののふの心得--
信ずる道をひたむきに。どれほど無力であろうとも。
スキルや種族の詳細についてはこちら(novel/9688058)にまとめています。
2018-08-31 15:06:11 +0000