企画元:九十九路の羅針盤【illust/60865485】
◆ リシス / Risis
吸血鬼/女性/134歳くらい
強靭 8
知能 60
器用 110
俊敏 6
幸運 116
(合計 300)
※新規扱いです
シファで二代目国王を務めていた女性。
教育と外交に関してのまとめ役だが引退を考えている。
「天下りは性に合わないのね!新しい世代も十分育ったから心配なしなの。
そうね、また旅でも出ようかしら。それからお料理の研究もしたりして…。
時間はたっぷり、まだまだやりたいこともたっぷりなのよ!」
二期(14歳):illust/61741142
三期(44歳):illust/62260063
◆既知関係
アルノエさん【illust/63875936】(第三期:illust/62187984)
かつて国の王だったころ共に歩んだひと。再会を願ったひと。
「アルノエ…?あなた本当に"アルノエ"というの?
ああ、変な意味じゃないのよ!ごめんなさいなのね」
「昔のことを思い出せない?それにしても魔術についてはよく知っているみたいなの。
きっと魔術を生業にしてたんじゃないかしら?なーんてね!」
「それよりこの国はどうしから?気になるところがあればどこでも案内するのね。
うんうん、いくらでも見て回って、ついでにもっと長居してくれていいのよ!
行くあてのない旅なんでしょう?私、あなたともっと話してみたいのね~」
「そうね、そろそろお夕飯の支度をしなきゃ。
…今日は新しい貿易先候補の国へ親書を出したの。
昔この国は今じゃ考えられないほど小さな国でね、ほら、あの雪山見える?
あの麓しか領土がなかったの。皆で寄り集まって暮らしててね。
貧しい生活をなんとかしたくて、私旅に出たのね。
それでノルフェンって国にたどり着いて…」
「昨日の話の続き?ええと…
国の間口が広がったおかげでずいぶん豊かになったわ。
それまで狩猟やってたのよ、この国。国っていうけど村みたいなものだったのね
暖かい服に、耕した畑。すこしずつ暮しが変わってきたわ。
あの頃は体を壊したりして母様にはたくさん心配をかけて…
だけど私、夢があったのね。国の皆が字をかけるようにすること
それから、もうひとつ新しい技術を増やすこと。
そして私は「魔法」と出会ったの。ルドウィッチ魔術師組合―」
「あなたも気づいているとおり、私とあなたは昔この国で出会ったの」
「あのねアルノエ、この国にいるのはつらくない?
記憶が取り戻せるように手伝うなんて、結局、私…私が
アルノエに思い出してほしいだけなの」
「後ろめたい?あなたはこの国の礎を築いてくれた恩師なのね。
そんなこと思う必要がどこにあるの?」
「国じゃなく、私に?…
そうね、ただひとつ言えるなら
あなたはさよならも言わなかった」
「だけどそれでよかったのかもしれないわ
また会えるのだから、別れの言葉はいらなかったのね」
「あなたが私の幸せを祈ってくれているあいだ
私はずっとあなたを待っていたわ。
私の幸せ、アルノエ。もちろん。今度こそいなくならないでね」
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2017-07-15 14:28:01 +0000