【九十九路】アルノエ【最終期】

ひがや
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✛九十九路の羅針盤(illust/60865485

「プシュクルヴィの最初の持ち主は、「父」と呼ばれる神の存在を確かめに、
 二番目の持ち主は、「約束」を果たしに、それで、三番目のあなたは何を望むの?

 …望みがないなら、ここにそうして留まっていたりはしないよ。
 何かしら捨てられないものがあるからどこへも行けずにいる。
 君は最後の持ち主だから、正確に死を迎えてはいない。戻ることだってできるのに。
 …合わせる顔がない?…ああ、人って本当に複雑だね。
 うーん…そうだね、じゃあ、こうしよう」


✛アルノエ
・所属:明星の羅針盤/300pt(強靭:50 知能:200 器用:20 機敏:20 幸運:10)
年齢不詳(外見年齢20代なかば)・中性(男性よりの両性)・173cm・一人称/私

スピダソス(illust/63803920)が作られて以来、その闇に留まっていた魂。
スピダソスの前身、魔術書「プシュクルヴィ」の最後の持ち主であり、かつてルドウィッチ魔術師組合(illust/63640278)の代表を務めた魔術師だった。
魂のみとなった後もその行く末について決められず、スピダソスの3人目の番人に「名前」と「魔法」以外の記憶を封じられた上で肉体を再生され、放逐された。
今はスピダソスの存在も忘れ、おぼろげな記憶を頼りに各地を放浪している。

✛魔術書の持ち主だった頃(illust/62187984

✛既知関係
リシスさん(illust/63882424)三期(illust/62260063
おぼろげに覚えている「会わなければいけない」誰か、「会いたかった」誰か。

「私の名前に覚えがあるのですか?…ええと、リシス、とおっしゃいましたか。
 実は記憶を失っていて、名前以外のことはほとんど思い出せないんです」

「魔術…そうですね。もしかしたらそうなのかもしれない。
 あなたは?あなたも知識があるようだが、魔術を扱えるのですか?」

「ここはなんだかとても懐かしい感じがしますね。ご案内いただけるのはありがたい。
 ですが、忙しくはないのですか?
 行くあてのない旅なのは確かですし、シファにはなにかありそうな気もする
 …お言葉に甘えてもいいだろうか、リシス」

「シファ、魔術…学校…、せんそう…死者……なにか……
 ああ、なんでもない。なにか思い出せそうな、そんな気がしただけだ。
 …今日の仕事はもう終わりですか、リシス」

(何かを思い出そうとする時に、リシスがいると不思議と息苦しい…
この後ろめたさはなんだろう……私は…)


「ねえ、リシス。私はかつてここにいたのではないか?
 君に…なにかひどいこと…いや違うな…なにか後ろめたいことをしていた気がして。
 君は、私のことを知ってる?」

「結局、私が失踪した理由だけは思い出せそうもないな…。
 あの戦争のさなか、何かをしていたのはわかるんだが、そこの部分だけすっぽりと抜け落ちている。
 …でも、もう探り続けるのも終わりにしようと思う。
 ルドウィッチに行けば何かあるかもしれないが…それがこの先必要になるとも思えない。
 リシス、あのころでは気づけもしなかった事に気づいたんだよ。
 私はずっとあなたの幸せを祈っていた…それ以上共にいることはできない気がしていたから。
 …けど今は違うだろう?
 だから、今度は君と共にいてもいいだろうか」


✛絆について
こちらのキャラクターーについては絆は募集していません。
既知関係についてはお気軽にどうぞ。

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2017-07-15 07:54:19 +0000