【九十九路】ヴァルクガルド【第二期】

2sei
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企画元:九十九路の羅針盤【illust/60865485】引き続きよろしくお願いします。

◆深雪の森 ヴァルクガルド / クレスハルト・ガランサス・ノーレッジ
ポイント 25pt (強靭:0 知能:25 器用:0 機敏:0 幸運:0)
前世代/母:リースタリア【illust/61230318
(生まれ持った時計のはやさが違う、それでも…。母上が父上から離れたがらない理由は、よくわかります。
 この先のことなど、考えるほうが無粋であるのでしょう)
前世代絆相手/父:聖ガランサス王国/ルーカス様【illust/61214542
「王として、人として。父上はわが指標のひとつであります。いつまでも健やかであられますよう…」
今期 兄:アルヴィンさん【illust/61686477
「あ゛に゛う゛え゛ぇ゛!!!!!いらしていたのですね!!!!!さあ早速手合わせと参りましょう!!!!!!」
妹:アリアナンナ【illust/62021851
「その赤もよく似合っているな。……もう一声? えぇ……俺ってやっぱり気が利かない……?」

◆深雪の森 ヴァルクガルド -Valkgard 詳細novel/7907504
魔術と学術研究で栄える、雪深い森に囲まれた静かな国家。

ガランサス王国との同盟により外部との交流が増え、いまでは「ひらかれた学問」を目指し、
無理に国内に人を集めようとするのではなく、外に出て自国の知識を広めていこうという流れになっている。

また王を含め、国の若者全体が親世代から語り継がれた戦争経験から学び、
弱い立場の人や困っている人を守りたいという思いが強まっている。
ガランサスの騎士団を通じ、学問のほかに自衛のための剣術を習う者が多い。

森では新種の妖精が発見され、ちょっとした騒ぎになっている。

手紙の文化が廃れたわけではないが、あけすけに物事を口に出す若者のノリについていけない老人が多いのだとか。
前王の異種族との婚姻は盛大に祝福されたが、王家の人間にとっては初めての事例であり、
異種族と交わることについて、異を唱える層もある。曰く、「置いていかれるのは寂しいことだ」―――。

◆"賢王" クレスハルト・ガランサス・ノーレッジ -Clesshard Galanthus Knowledge
26歳・男性・185cm・雪の精霊種と人間のハーフ /公では「私」、個人的な場では「俺」「きみ」
前賢王リースタリアと、ガランサス前王ルーカスとの間に生まれた第二子。精霊の血が濃い。
星読みと氷雪魔術を得意とし、都市中央の魔術学院を主席で卒業している。
剣術も習得しており双剣を器用に扱うが、兄には手合わせで一度も勝てたことがない。
しかしながら落ち込んでもすぐに立ち直り、曇った表情を人に見せることはほとんどなく、明るく堂々としている。

声がとても大きく、謎の歌唱力の高さをもつ。友達(妖精)がたくさん寄ってくる体質。
どうしようもない朴念仁なので、いままで浮いた話がまったくない。

♥絆 祭礼の国ピリカランド:ストーリーテラー/レゾナンス様【illust/61758765
知識を広めるための諸国をめぐる旅の途中。ふらりと立ち寄った国はとても暖かく賑やかで、
まるで望んでいる"春"のような空気に包まれていました。
語り部であるという王の紡ぐ物語に耳を傾け、踊り歌う。楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
そこで出会ったのは偶然なのか、よい星のめぐりであったのか、あるいは……

「―――おや? すまない、騒がしかったかな。
 先刻道端で聴いた歌なのだけれど、気に入ったので真似してみていたんだ。有名な歌なのかい?
 ……そうか、これはきみの母君の歌なのか」

『手紙をありがとう。あまり長居ができなくて残念だったけれど、あの楽しい場所をとても恋しく思っている。
 いずれまた、厳しい吹雪がやむ頃に外に出ていこうと思う』
『素敵な春の知らせをありがとう。こちらは相変わらず雪のままだけれど、お返しに花の香りを贈るよ。
 白くて綺麗だけれど、冬の寒さに耐える強い花だ。いつか、実際に見てもらえたらな』

手紙のやり取りは挨拶から、親交を深めるためのものへ変わっていきました。
遠出をした際には、公での用事がなくとも立ち寄るようになっていきます。

「ふふっ、ばれてしまっては仕方がない。だが俺はどこぞの王などではない。その辺の旅の者だ。
 ようはお忍びというやつだ。―――内緒だぞ?」
「……気分が上がって歌ったら速攻でばれてしまったぞ」
(本当はきみの顔を見にきたんだとか、いきなり言っても困るだろうな……いやいや……)
この場所に何度も来たい、楽しいと思う理由の奥底には彼女の存在があることにぼんやりと気付き始めた頃。
彼女が抱えた本当の気持ちを知ることになるのでした。

「っ…!? いや、その、なんだ…………まったく気づかないでいて本当にすまなかった……。そうか……。
 ……参ったな。先に言われてしまうだなんて。気持ちを声に出すことがここまで難しいことだとは思わなかった。
 ありがとう。とても……嬉しい」
「きみは……この国のために生きなければならないのか。
 けれど本当のきみの望みを知ってしまった今、放っておくことなんてできない。
 ……きみの本当の名前を教えて」
「頼まれなくてもそのつもりだ。レゾナンス、きみをここから連れ出したい。どうか俺の手をとってほしい」

「俺は王だ騎士だという前に、ただの男なんだ。望んで手をとってくれたきみを幸せにできずに何ができるというのだ。
 誓いを立てよう。レゾナンス、俺の"春"よ―――ずっと共に在ろう」

雪に閉ざされた冬の国。その景色は決して変わることないけれど、あたたかい"春"の灯は確かに訪れていました。


◆次世代
長子:ギーゼルファリア【illust/62290930
次子:メロディレーヴさん【illust/62187856

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2017-03-04 14:18:08 +0000