引き続き素敵企画様【illust/44307098】に参加させていただきます。
名前:エストレージャ・エスタシオン=メルクセーヴェル
年齢:21歳 身長:176cm 一人称:私(公)・俺(私) 二人称:貴方 口調:断定口調
所属:匠の部隊
ステータス
Main:技巧 25(6+9+10) 生命力:4(3+1+0) 運:1(1+0+0)
作品ID:48150282
家族
父:ジオ・メルクセーヴェル(故人)【illust/47538474】
「あの人から悪意が聞こえたことはなかった。いつも優しくて、優秀で…けれど…だから、だろうか、どこか空恐ろしいとずっと感じていた…」
母:シュネーレーゲン・エスタシオンちゃん(故人)【illust/47625566】
「俺たちは母さんの世界に必要なものじゃなかった…母さんにとって、あの人以外必要なものなんて何一つなかった。でも息子として、他の大勢とは違う存在だったとは、思う……思いたい…」
双子:エスペラント・エスタシオン=メルクセーヴェルくん【illust/48284916】
「生まれた時から…生まれる前から一緒だった…何も言わなくても通じ合える、あの家で唯一普通の愛情をくれる、たった一人の半身だった…けど"あの日"以来、もうあいつが何を考えているのかわからない…あいつが怖い……」
メルクセーヴェル家について【novel/4645521】
スキル:
【至源の偽翼】:他者に代理で召喚してもらった精霊と機械を媒体として契約し、その力を借り受けた人間が得る機械と精霊の対象物質からなる翼(炎で出来た翼、氷でできた蝶の羽など)。飛行能力はなく、魔力ではなく筋力を原動力としている。対象属性は”雷”
【災いの剣】:エスタシオンの血を引く人間が生まれた時から持つ特殊能力を備えた魔法剣のうち、持ち主に悪影響をもたらすもの。エストレージャの剣は「触れた者の悪意を周囲に響かせる」力を持つ。
【恐怖のヴェール】:生来真っ直ぐであった瞳を覆う様々な恐怖がその心を内へと籠らせている。
父の後を継ぎ、匠の部隊でメルクセーヴェルの名を背負う青年。雷の精霊:フェデルタ・フルミネを宿す。
母より受け継いだ魔法剣は触れた者の悪意を周囲に響かせる災いの能力を持っているため人間相手に抜くことはない。鞘に入っている状態でもエストレージャには触れた者の悪意が聞こえるため、常に具現化して鞘に納め、己に仇なすものを探すのに利用している。魔力は剣を扱う程度がせいぜいしか持っておらず、また魔力を術として織上げる才は皆無。
発狂した母を双子の兄弟と共に処分した際、止めを刺しきれず片割れに傷を負わせてしまったことを悔いている。
両親の歪んだ夫婦愛と浮世離れした父親、母の一件後父と同じような空気を纏うようになったかつての半身、聞こえる悪意や自らの行く末と、周りを恐怖に取り囲まれた結果生来の真っ直ぐな性格は大分ネガティブになってしまった。
特に双子の片割れに関しては、両親がまともな愛情を持ち合わせていない中 唯一自分を愛してくれる存在だとかなりべったりだったため数年経った今もブラザーレス症候群がひどい。
【婚姻について】種族・所属・ステータスを問わず相性のいい方にお願いしたいと思っていますが、来期は故人ないし寝たきりになっている可能性が非常に高いです。ご注意ください。政略結婚や殺伐婚も歓迎しております。
もし申請をいただけた場合はなるべく当日中、遅くとも3日以内には必ずお返事いたします。
こんな子ですが良きご縁がありますように。
1/20 素敵なご縁をいただきました。
ヴェミエーレ・ズヴィスター・マ・ラボルさん【illust/48208491】
誰かが言った。魔術の名家、しかし通り名は"家畜"、それならば差し出すに丁度いい"落ちこぼれ"がいるではないかと…
「エストレージャ・エスタシオン=メルクセーヴェルと申します。はじめまして、ヴェミエーレ・ズヴィスター・マ・ラボル嬢。まずはこのような男の伴侶とならねばならぬこと、心よりお悔やみ申し上げる。」
「(むぎゅうっ)…別に、貴女と私は夫婦だろう?何か問題でも?(あの日から人の体温に触れるなどどれくらいぶりだろう…関係を建前にお互い情のない相手を抱きしめて、安堵して……どうかしてる…)」
「こんなの絶対に間違ってる…この気持ちが"拒まれないことへの依存"なのか"貴女への愛情なのか"俺にはわからない…けれどもう俺は貴女の温もり無しではいられない…愛してる、ヴェミエーレ…」
ふ、と彼は目を開いた。既に日々のほとんどをまどろみの中で過ごすまでに消耗した彼には、前回目覚めてからどれくらいの時間が経ったのかもわからない。
緩慢に視線を巡らせると彼女の姿が目に入る。
(どうして気づかなかったのだろう…)
目が覚める時、彼女は必ずと言っていいほどそこにいた。呼ぶことすら困難になっても目を合わせれば傍へと来てくれていた。
違うものだと誤魔化していただけで、それはずっとそこにあった。
視線を合わせるといつものように彼女が傍へとやってくる。
苦渋を見せながらも己の願いに従う雷の忠義に感謝して、彼は最期の魔術を発動させた。
身体を巡る電撃で力を取り戻した彼の腕は今一度愛しい人を力強く抱きしめる。
その温もりを確かめて、けれど自分の言葉が届いたのかを確認するよりも早く、彼の心臓は刻を打つ力を失った…
「ヴェミエーレ、愛してる…」
またお友達も随時募集しております。
※何か問題がありましたらお手数ですがご一報ください。
2015-01-12 15:45:04 +0000