【神日】 ファルド 【第二階層】

ひつじ
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◆神様の生まれた日【illust/46838532】に引き続き参加させていただきます。

◇ファルド|Lv.2|男|160cm|一人称:ぼく|二人称:きみ、あなた、名前
 11月9日:トパーズの守護石・猛禽類の特性
 第一階層【illust/47624884】命途:アリオールカ【illust/47469320】9月3日:サファイアの守護石・魚の特性|ともだち
 はじめてのともだちを得て楽しい時間を過ごし他人に興味が出てきた。話を、考えを、思いを聞きたい。
 悩み、考える事により感情の消化に臨んでいる。そのため反応にワンテンポ遅れたりもする。
 けれど表に出すのはやはり上手くいかず思った事を言葉で伝えようとする。
 一人称がぼくになり言葉遣いがすこしフランクにやわらかくなった。

◆覚醒
 猛禽類の大ぶりの翼を持ち自由に大空を飛ぶ事が出来る。
 魚の特性も引き継いでおり風切羽が魚のヒレでできており水中も飛ぶように泳ぐ事が出来る。
 夜目が効く半面明るいところでは見づらく特に色彩感覚が鈍る。
 帽子のゴーグルやモノクルである程度軽減できるがちょっと疲れる。
 耳もヒレを模すがとてもよく聞こえ遠くのものの方向や位置も正確に探知できる。
 とりあえずこれでひたすら悪魔を察知しては逃げている。

◇命途について
 プラスマイナス問わずどのような関係でも大歓迎です。
 ですがやはり熱い気持ちをぶつけあったり恋愛交流は難しいです。
 特性などは考慮せず性格面での相性を重視したいと思います。
 素敵なご縁がありますように!

 似ているけれど真反対なベベルッケくん【illust/47971552】と出会いました。
「何をしているんですか!?」

早々に二度目の大声を上げることになるなど誰が想像しただろうか。少なくともファルドは全くしていなかった。
森のなかをうろつく悪魔から身を潜めて様子を伺っていると緑の不思議な尾ひれのついた帽子を被った少年がフラりと悪魔の前に躍り出たのだ。
ファルドは慌てて変化をすると少年の腕をとった。
使い魔の特性を纏う変化はアルベミの大きな翼をファルドに与えた。その風切羽は蒼く魚のそれでアリオールカから貰ったものだ。猛禽類らしくその羽はファルドの三倍もありあまりにも大きく木の密集した森では少々不便だった。
一先ず少年を強く掴むとそのまま大きく飛び上がる、森の木々よりも高く高く、そうしてはじめてようやくその大きな羽は羽ばたけるのだ。
一息つく飛び上がった瞬間にファルドにしがみついた少年が口を開いた。

「すごい…君は空を飛べるんだ」

「はぁ……」

感嘆を込めた言葉にファルドはなんと答えたらいいのかわからなかった。それはファルドに向けられてはいたが彼の独り言にも近かった。こういうときは肯定すればいいのか、礼でも言えばいいのか、彼の特性の話を返す手もあるだろうがファルドはそれを知らなかった。
そう考えているうちに開けた地へ降りる。その頃には少年は言葉の返事を待ってはおらず答えそびれたな、とおもった。変化を解くとあからさまに肩を下げられた。彼は翼が気に入ったようだ。

「貴方は何をしていたのですか?」

悪魔は神候補を襲う。それは大樹から教わったことであるし身をもって体験したことでもあった。彼も神候補でそれを知らないわけではないだろう。けれどわざわざ危険の目の前に出たのだ。

「話し合えないかと思って」

「話し合う…?」

「もしかしたらわかり会えるかも知れないじゃないか」

その言葉はファルドにとって目から鱗だった。話し合うことの楽しさを彼は知っている。けれどその考えには及ばなかった。悪魔と目があった瞬間に逃げなければと思った。これが恐怖だと知った。

「確かにボクは悪魔のことを知らない」

そこでファルドは悪魔のことを知ろうとしていなかったことに気づいた。話し合えるかはわからない、けれど危険だろうとも、彼らを知らなければわかり会えるかも敵かも退けられるかもわからないのだ。
けれど

「でも、君のやり方は危険だと思うよ」

「やっぱり?」

ファルドは小さくため息をついた。けれどこの少年に興味を抱いていた。彼はファルドには思いもよらないことを考えている。
少年は話し相手を欲していたようでよく喋った。ファルドも同じだったのでそれに答えた。けれど彼のよく回る口はファルドが一つ言う間に二三言うものだからとても目まぐるしくその分話に一生懸命でとても充実していた。

「ファルドは愛についてどう思う?」

「愛…ですか?」

「そう、無償の愛とか、終わらない愛、報われない愛、とかさ」

「愛…ですか」

それもまた、考えたことのないものだった。卵の中で見たものを思い出す。

「ぼくはね」

その時大きな音がした、その方向へ顔を向ければ細い木がパタパタと倒れ折られ悪魔がのっそりとこちらを見ていた。危険だと、察した。話に、考えることに夢中になっていた。
すると緑の影ががファルドの前に躍り出た。ファルドは大声で彼の名前を呼んだ。

「大丈夫だよ」

悪魔が大きく振りかぶった。
危ないと思った。

翼を、と変化をしたとき手のなかに細長い棒が現れた。始めてみたそれをファルドは知っていた。これは、狩りの道具だ。
羽を一つ抜くとそれは瞬く間に刃に変わりファルドは弓を引いたら、放った。

「ほら、大丈夫だっただろ?」

悪魔の目を抉る矢が二つ、
口許で笑いながら振り返ったベベルッケの手のなかに形は違うが同じものがあった。
ファルドは全身から力が抜けるのを感じた。思わず膝を付きそうになったとき二人の間に二枚の扉が現れた。

「ベベルッケ!君のお陰で僕の道が広がったよ、君が切り開いてくれたんだ!次に会ったときまた愛の話をしよう、その時までにボクなりの愛を考えておくよ!!」

(編集中)
◆メッセージ返着に関して
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 第一階層ではありがとうございました。
 第二階層でもよろしくお願いいたします。

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2015-01-04 23:17:16 +0000