【神日】アリオルーカ【第一階層】

しだ
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✦神様の生まれた日【illust/46838532】✦
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■名前:アリオルーカ
■【9月3日】レベル:1(魂の守石:サファイア/特性:魚)
■女/168cm
■一人称:わたし/二人称:貴方
■行動方針:図書館をのんびり歩きながら本を探している。

サファイアを魂の守石にもつ、女性の姿をした神候補。
掴みどころがない、ふわふわきままゴーイングマイウェイな性格。
無口であるのは「想像すること」に徹しているためで、
作られた物の用途や作られた心情を想像してみようと試みはするものの、
他人の感情に触れたことがないため理解が及ばない。
理想の神様像は想像だけがどんどん脹らんで具体性がない。

■使い魔:マリネ

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■素敵なご縁を頂けました『互いの時間を共有出来る友人』
ファルドさん【illust/47624884
ーーーふっと捉えた人影、それはわたしよりも少し幼なげな少年の姿の神さま候補でした。
彼の凛とした姿と、そして身に纏う見た事のない装飾の数々に惹かれ思わず声をかけたのでした。

「この装飾には何の意味があるの?使い方はある?それを貴方は知っている?」
「わたしは、卵の中で人がモノを作る過程を見てきた。でも、それを何に使うのか、どう使うのか…
 …私は想像する事しか出来なかったの。貴方は卵の中で、どんな景色を見てきたの?」

幾つ目の太陽が昇った時だったでしょう。
私たちは、いつもどおりそれぞれ興味がある本を探していました。
本を読んで学んだこと、私が考えたことをまた彼にお話しようと思っていたもので、
あまりにも熱中しすぎて彼が隣にいることに気づきませんでした。
ふと、手を伸ばした先にあったのは一瞬だけ早く目当ての本へ届いた彼の手で、
私のてのひらは彼の手の甲の上に、すっと重なることとなったのでした。

―――「この本は一体何の本なのかしら…?…りょうり…の本?ぜんぜん読めないわ。」
食べ物の調理の仕方が書いてあるらしいその本は、小難しい言葉が延々と連なっておりました。
しかし、わたしはどうしても何が書いてあるのか知りたくて、しばらくこの本を拝借することにしました。

「貴方はわたしと似ている、分からない事と知りたい事が似ている。
 似ているのに全く違う事をいつも考えているのね。もっと貴方を知りたい、だからもっとわたしとお話をしてくれる?」

―――わたしが拙い想像の話をすれば静かに耳を傾け、訪ねた事にはひとつひとつ丁寧に返してくれる。
彼といる時間は楽しくて長く緩やかに感じたけれど、過ぎてみればそれはほんの一瞬の出来事なのでした。
しかしそれはわたしにとって、かけがえのない一瞬のひとつとなったのです。
『探求と理解、空間を共有する心地よさ』を覚えました。


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2014-12-08 14:20:32 +0000