今回は、かの者(illust/99274104 & illust/104914731)との最終決戦や、オプレッサーとの戦いに備えて強化された「Stealth Cat X(illust/106991547)」(1枚目)と、柳沢 遥さんの作品(illust/107338160)に登場するロテスさんのイメージカラーに合わせた機体(2枚目)を描いてみました。ロテスさん仕様機(この機体は最終決戦仕様では無く通常仕様)はファンアートなので、ストーリー上の登場予定はありません。
なお、Stealth Cat Xの最終決戦仕様は、文字通りかの者を倒す「切り札」としての運用を考慮し、もちろん性能を更に向上した設定としました。但し、これは機体の性能制限を完全撤廃するための改造なので、厳密には性能が想定以上に向上するのでは無く、本来想定している性能を常時発揮可能となります。
この作品は、Blender及び、RadeonProRender等を使用して制作しました。
この機体にとって最終決戦仕様となる今回の改良では、腕部が「御衣黄・煌(illust/105324051)」とほぼ同型の部品(原型はエプシロンillust/99336813)から、新たに開発されたものに変更されています。
従来の部品では、この機体が最高出力で動作した際に故障する可能性が高かったので性能制限が必要でしたが、この新型腕部に変更することにより安定した戦闘が可能となります。
この部品は、「リージョナルキャットS(illust/106307076)」のものを改良し、更に、「化け猫のヒナタ(illust/106250041)」が過去に戦った(illust/107228812)敵要塞「ディオサ・エクステラ(illust/106346365)」に搭載されている腕部を分析して得た技術を使用することで性能を強化しています。
他にも、見えない部分の改良点として、この機体に搭載されているオプレッサーの融合能力を再現した「能力吸収機能」により、ディオサ・エクステラの「サイコリンケージ・システム」の機能を吸収したことで、操縦者の能力を強化して放つことが可能となっており、更に、この機体の制御系を改良したことで、操縦者への負荷が軽減されています。
変更点は少ないですが、この改良により、機体の安定性と操縦性を改善し、思う存分に大暴れできるように調整しています。
・・・ということで、ヒナタは、この機体でかの者を倒します!!
さて、ここで「化け猫のヒナタ」の裏設定ですが、彼は、元は尾が2本あることに加え、雄の三毛猫である以外は一般的な猫でした。彼の正体は「被検体第1号」で、アニマコア技術の黎明期に、その実験のために脳改造を施され、人間以上の知能を得た「化け猫」となった存在でした。
その後、更なる実験により、AM-NCシリーズの操縦システムに使用されている「精神融合システム」等の開発に貢献しましたが、彼はアニマコア技術を過度に危険視した者が起こした事件の犠牲者となってしまいました。しかし、彼はAMフレーム規格機に使用されている「16連式コアユニット」への適性が極めて高かったことで、そのコアユニットを使用した機械の体で「復活」しています。要は、この段階で、彼はガイストナンバーズと似た存在でした。なお、その時の、彼の「飼い主」こそ、AMフレームの規格を開発した者でした。
その後、彼の「電子情報」はエクステラに搭載され、人類に敵対する存在であるオプレッサーと遭遇した際に、それを倒すための戦闘用AIとして復元され、222回の改良を経て今とほぼ同じ状態となりましたが、直後にALICEが彼を洗脳し、敵に変えてしまったというものです。また、彼以外に猫型戦闘AIが多く存在していたものの、それらはALICEによって「猫組(illust/104028515 & illust/104389512)の戦闘員」に変えられてしまいました。
従って、彼は機械の体により800年間以上かつての姿を保ち続けている存在で、長きに渡ってオプレッサーと戦い続けたこともあり、かつてALICEが暴走する以前の人類は、彼を「人類の守護者」と呼んでいたというものです。
ちなみに、現実世界の猫も、人類を鼠から守るために、人類によって山猫を原型として生み出された「人類の守護者」であるとされています。
なお、彼が敵だった時に人類側から「改良型ガイストナンバーズ」等と呼ばれていましたが、それは、彼は当時他のガイストには見られなかった性質として、彼は、倒されて復活する際に偽装人格が劣化せず、しかも、彼は常に最新状態を保つことが可能だったことに由来します。
もしかすると、彼は、ロテスさんと同時期か、それより少し前の存在なのかもしれません。
2023-04-20 14:55:27 +0000