【黎明航路】アマリア【第4期】

ぽぺん
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「あなたはマリアと指を結んでくださる?」

⊿アマリア=ユ=ラクリ
灰の国/女性/10歳/座高76cm 全長270cm
一人称:マリア/わたし 二人称:あなた/~様
ちょっと大きい立ち絵【illust/94073627

⊿関連種族
ユフ族【illust/101833421
1期:屍の方士【illust/101929424
2期:ノッチマーチ【illust/102826237
3期:〈アジノス・ラクリ〉【illust/102825502】/花の妖精【101810184】/朱鷺鬼【102124572】/ロドロノ族【102058838】

⊿⊿家族
父:兪 春兆【illust/104593884
母:リナリスさん【illust/104373706
「会ったこともない父さまだけど、きっと、好きになったと思うわ。だけど…………少しだけ、うらめしい、の」
「母さまはずーっとずぅっと、マリアの憧れの大先生!なの!!あっ……母さまが作家さんだってことはマリアとの内緒ね……?
マリアは遠くに行けないけれど、どこにいたって、どんな場所にだってひとっ飛び!てのひらの上で開く世界はどこまでも広く、うつくしいのよ」
「マリア、長ーい文章を綴るのあまり上手になれなかったのだけれど……父さまみたいに合作だったら……できたのかしら……うぅ〜〜〜〜父さまってやっぱりずるいわ……」

母さまはどんな手でわたしを撫でてくれたのかしら。どんな声でマリアの名を鳴らしてくれたのかしら。父さまはどれぐらいの力で私を抱き上げてくれたのかしら。
ーーあなたたちに会ってみたかった。だけど、わたしがここに居る由縁を、わたし、ちゃんと知っているわ。


兄:ルゥリン【illust/106029356
「マリア知ってるわ!ルゥ兄さまのようなひとのこと『スケコマシ』って言うのよね!」
姉:ヘファさん【illust/105880448
「この瓶はヘファ姉さまに作ってもらったの。マリアの髪飾りもそうよ!あとね、この栞と……あれも!えへへ、すてきでしょう?わたしたちのすごーい魔法使いさんなのよ」
「」

姉:シャルゥさん【illust/106536399
「ルゥ兄さまがマリアの歌を喩えてくれた時に思ったの。それなら、ルゥ姉さまの歌は明けの水平線をなぞる陽のような……やさしくてきれいな歌だわ、って」
「ルゥちゃんあのね……えっと…………今日は少し、海が、その……眠れなくて。だから子守唄を歌ってほしいの。ダメ、かしら……?」


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▼3/30.素敵なご縁を頂きました!
森の国  ネイト・エオーケインさん【illust/105865243

 銀星の瞬きにふれる。

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 銀灰の国での貴重な晴れ間。薄く曇っているけれど、空から降る雪はなく、海もいつもより凪いでいた。
 そのせいか、今朝起きたとき耳に届く音も、ずっと穏やかで、ゆるやかで。とっても、心地の良い目覚め。
 だからわたし、うれしくなってしまって、朝食もそこそこに、急いで外に飛び出しちゃったわ。だって、こういう日は、余計なことなんて考えずに、たくさん歌を歌えるのだもの!
 ”魔女様からお許しをいただいている”海域はちゃんと解っている。私はお気に入りの岩礁へと泳ぎだした。

 花曇り。
 こんな空のことを言うのかしら。岩礁に腰掛けて、いつか本の中で見つけた言葉を思い出しながら天を仰いだ。
 年中雪深く、数えるほどしか晴天を望めないこの国では、四季の変化は微かに肌に触れるばかり。ましてや、わたし達に流れる血には魔女様の呪いがかけられていて、四季鮮やかな世界まで鰭を揺らすことも許されない。
 ——それでも、瞼の下に想像を広げることはできるわ。
 いつもより幾許か薄い雲のベールから、ちらと淡い青が覗いた。
 暦は春。溶けることなく大地を染め続ける無限の白を、花色に染め上げるように。凪いだ海面に、春一番が訪れるように。想像の世界を瞳にのせて。
 さぁ、呼吸をひとつ。
 今からここは『森の国』。花妖精たちがほころび踊る、春の日よ!
 旋律を解き放つ。
 大気を震わせる。
 喉より、肺より、胸よりずっとずっと深いところ。わたしの内側で渦巻く音は、言葉は、いつだってこの瞬間を待ってくれている。
 これがわたしの想像の象りかた。この時間がなにより好き。

 そうして夢中になって歌っていると、ふと、少し後ろ……浜辺の方からと、遠慮がちな声がかけられた。
 わたしは思わず振り向いて……小さく息をのんでしまった。
 そこには、わたしより幾つか年上に見える、男のひとが立っていて。……彼が、あまりにもきれいな星の色を湛えていたものだから。彼を見た瞬間、木漏れ日あふれる想像の『森の国』に、一瞬にして夜が訪れたようで。
「邪魔してごめんね、きみの肩にとまっている奴を探してたんだ」
「え?」
 指摘されて自分の肩に目を向けると、見たこともない、蜜色をしたふわふわの生きものが、いつの間にかちょこんととまっていた。彼が「おいで」と、そのふわふわの子に声をかけると、嬉しそうにぴょんと跳ねて、彼の元へと舞い帰った。

*****

…編集中…


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***8/16 21:19頃.簡単にではありますが、メッセージに返信させていただきました。急ぎの内容ではありませんので、お手隙の際にご確認ください。ありがとうございました!

⊿最終期、分家でもおじゃまします!よろしくお願いいたします。問題等ありましたら、pixivメッセージにてご一報ください。

⊿企画元-黎明航路 illust/100438853

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2023-03-25 02:30:28 +0000