【PFSOZ】オオミズアオの補給ボランティア【アトラの危機】

伊勢雫

※ブクマコメ返信済

 アクティアスは、涙で崩れたメイクを直した。
 その後、M20と共に、スミノス《青天》魔生物研究所の庭へ来ていた。炊き出しをしている貴族、ル・レーブの補給っぷりを見ながら、多数の料理を食べていた。
 不思議とたくさん食べられているのは、猛毒を受けていたことによる体力消耗が関わっているのだろう。

「炊き出しありがとうございます。どの料理もおいしくて、いくらでも食べられそうです。珍しく」
「珍しく? 普段は少食な感じか!?」
「はい。子供の頃は大食いだったのですが、羽化してからはたくさん食べられなくなってしまいまして」

 炊き出しの様子を見ながら、アクティアスは懐かしむ。

「貴方がこうして料理をふるまっていると、昔を思い出します。よく両親の手伝いをして、弟や妹にこうやって料理をよそったり、盛り付けたりしていたものです」
「へぇ、兄弟がいるのか! 俺にも弟がいてさ!」
「ふふ、共通点ですね。今は思い出を振り返ることしかできませんが……(パパ、ママ、イグニス、ウール……こんな時に、一緒にいたかったな……)」

 アクティアスは、1つの皿を持ってきた。

「少し、手伝います。騎士となった今は滅多にやらなくなりましたが、昔はよくしていたので(どうしてあんな奴らに、パパとママの酒場は奪われちゃったの……?)」
「お、助かる! ありがとな!!」

 炊き出しの手伝いをしながら、アクティアスは思う。もしも家族が生きていたら、さらに楽しくなっていたのだろうな、と。


☆非公式イベント:アトラ補給戦線【illust/102870682

☆時系列は常にふわふわでお送りします
★ハイトン、援護担当。メール魔法隊やメール魔法剣士隊もいる。スミノス《青天》魔生物研究所でしばらくは前線を支える位置で拠点活動を行う
★アクティアス、M20と共に拠点内を歩き回っている。メンタルも持ち直してきた。ボランティアとして、少し炊き出しを手伝った後、再び戦場へ赴く予定。
 ル・レーブさんにはアクティアスの感情が読み取れているのかも? しれない
★アルバン、現在はスミノス《青天》魔生物研究所周辺を護衛しつつ、拠点のヒトの緊張を和らげるよう動いている。クジムスビで当たりを引いたので、カルスさんからミルク飴をもらおうとしている

○登場食料
 ビールスープ【illust/102927905
 カレー【illust/103045253

○登場モンスター
 くも型生物兵器 KUM-0 M20【illust/101997390

○登場人物
 ル・レーブさん【illust/102929555
 ビール好きの令嬢ラドラーさん【illust/102401661
 疑念の目のカルスさん【illust/102513316
 イノリさん&フーガさん【illust/102949982

 オオミズアオのアクティアス【illust/101965622】 状態変化:翅の一部がもがれている。時間経過で再生する
 所持アイテム:KUM-0の毛で作られたマジックアイテム

 青リボンハットのアルバン【illust/102986000

 イグニスは、アクティアスの妹の名前。ウールは、アクティアスの弟の名前。
 アクティアスが第1子で、イグニスが第2子で、ウールが末っ子だった。

※問題等がありましたらメッセージ等にて

#pixivファンタジアSOZ#PFSOZ#イスリアド家#アトラの危機#【アトラ前線拠点】#【護衛挺センテュリオン】#【獣心伏魔殿】#【アトラ補給戦線】#【ホケンジョ】#ゴウガー治水研

2022-11-24 11:50:16 +0000