◆華の由縁【illust/96568934】こちらの企画に参加させて頂きます。
※7/4 主催様承認頂きました。
「可哀想に……必ず供養に戻るから、少しだけ待っていて欲しい。この荷物を届け終わったら、必ず」
三雲 珀瑯(みくも はくろう)
男性 / 26歳 / 半妖(人間+鴆+飯綱+以津真天) / 187cm / 配送・配達業 兼 祓い屋
一人称:俺(対顧客など:私)
二人称:あんた(対顧客など:貴方) 呼び捨て・さん付け
様々な妖怪の血を引く半妖の男性。母方の祖先に倣い荷運びを本業として、国中を渡り歩いている。
前髪に隠れた左目は父方の血から反転目となっており、普段は隠して生活している。
父から祓い屋の技術・供養の作法・複数言語を教わり、母からは一通りの忍術・投擲技術を継承した。
血液の毒性は母よりも更に薄まり痺れ毒程度になったが、毒ではあることには違いなく
これに対処する為に独自に薬の研究を始めた兄を尊敬している。
兄を見習い自身でも薬を作るようになり、それを持ち歩いている。
父同様に以津真天の翼を持ちながらも、空を飛ぶことは出来ない。
が、常人を遥かに凌ぐ怪力と跳躍力、健脚を持ち、身体能力は荷運び人としても祓い屋としても申し分ない。
父譲りの穏やかな性格で、よく喋る兄に比べればどちらかというと寡黙な方。
しかし決して無愛想ではなく、客商売として不足のない程度には笑顔も見せる。
勤勉で常に慎重に考え行動するよう心掛けてはいるが、時折母親譲りの直情的な面が見え隠れしてしまうようだ。
顔にも耳にも感情が出にくいが尻尾には出てしまうようで、嬉しい時には小刻みにゆらゆら揺れている。
以津真天の性質からか打ち捨てられた亡骸に行き合うと弔わずにはいられないが、
基本的には死者よりも現在生きている者を優先するため
弔いをするのは自分の荷を待っている人へ預かった物を届けてから、と考える。
◆家族
父親:瑯支さん【illust/98770604】
「たまにはじっくり話に付き合ってくれないか、父さん。勿論ばあ様の国の言葉で……言葉ってのは、使わないとどんどん忘れちまうから」
母親:楓珂【illust/98842859】
「興行ってのも楽しそうだとは思うよ、俺には絶対向いてないけど。そう、俺にはこっちの方が良い」
兄:玲珂さん【illust/99413637】
「こんな所で会うとは奇遇だな。兄貴はでっかいから遠くからでもすぐ分かる」
「ちょっと相談があるんだが……薬をさ、切らしちまって。少し分けて貰えないだろうか……イヤーアニキハタヨリニナルナァ……や、棒読みじゃないしほんとにそう思ってるし。悪かったって、充分気を付ける。ありがとう」
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◆素敵なご縁を頂きました!(7/25)
御山守 ハルノさん【illust/99917679】(呼称:ハルノ)
いつもの配送の仕事を請け負い、とある山の前を通りがかった日のこと。
幾度か通過したことのある山である。普段であれば「立派な山だな」と思いながらも下から見上げるだけで山中を通過しようとは思わなかったのだが、その日は偶々あまり良くない気配を山中から感じたような気がして、「もしかしたら山中に弔われていない亡骸でもあるのではないか」と、どうしても気になって山道へと足を踏み入れてみることにした。
中腹ほどまで登ってきた頃、前方から何やら騒がしい音が聞こえて急いで音の方へと足早に駆け寄ってみると、特徴的な錫杖を手にした女性が何者かと対峙しているのが目に入った。
あれは同業――祓い屋かと一目で判断して相手方に目を移す。死霊だろうか、それとも良くない妖だろうか、ともかく祓い屋と思しき女性はその相手に押されているように見えた。
このまま立ち去る訳にはいかない、慌てて背負った荷物を木陰に下ろしてから女性の目の前に進み出た。
→【novel/17474856】(※編集途中です)
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キャプションは随時編集致します。
2022-07-03 14:16:28 +0000