ヘヴン山頂から少し下った場所にある大穴。その下には老いた木のような、天山病を患った人々の亡骸でできた森がある。
ミツメズクの声に導かれ歩を進めると、ひとつ、周りのものと比べて少し大きい遺体があった。
2人分の大きさはあるように見える。
ふと足元を見ると何か落ちている。
これは、手記だ。ページが開かれたまま、乱雑に置かれていた。
誰のものだろうと思い、ページをめくる。
すると隙間から、1枚のメッセージがはらりと蝶のように舞い落ちてきた。
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まず初めに私の身元を明かしておこう。
私はヴィルマ・クラネルト。魔術師であり学者だ。奇病「天山病」を研究していた者である。
そして、私自身もその奇病に冒され今まさに死に至ろうとしている。
時間がないため簡潔に書こう。
この手記に「天山病」の真実を記した。
これを読んでどうするか、同じ研究を共にしてきた仲間たちに全てを託したい。
これを手にした者よ。
どうかこの手記を麓の診療所まで届けてほしい。
目的はこれを私が所属していた学会に届けるためであるが、診療所にさえ到着すればそれは容易いはず。
仲間に手紙を送ってある。
彼らがそこまでこれを取りに来てくれるはずだ。
顔も知らぬ旅人よ、どうか私の願いを叶えてくれはしないだろうか。
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PFMOH下山イベントです。
天山病( illust/87737832 )を解明するためにヘヴンにきた学者の手記を、麓の診療所( illust/87750180 )まで届けるイベントです。
手帳をリレーするイメージですが、そこらへんは参加者の裁量・パラレルなんかで自由に描いていただけたらと思います。
▼イベント参加の仕方
こちらの投稿に以下の内容を踏まえたイラスト、または小説をイメレス&タグをつけて投稿してください。
(どちらかさえ付いていれば大丈夫です)
タグ:ヴィルマ・クラネルトの手記
・手帳を運ぶイラスト/小説を書く
・天山病のイラスト/小説を書く
・ミツメズク(illust/88457630)のイラスト/小説を書く
など、天山病に関わるものであれば問題ありません。
ちょっと暗い内容ですみません。
イメレス10件で手帳は無事に麓まで届けられたことになります。
未達成の場合、天山病の真相が暴かれることはありません。
▼手帳があった場所( illust/89017258 )
▼テゴロナ診療所(illust/87750180)
ゴール地点とさせて頂きました…。何か重大なことに巻き込んだりご迷惑をお掛けすることはないとは思いますが、問題がありましたらご連絡ください。
▼ヴィルマ・クラネルト(illust/88073594)
▼Mountain of Heaven pixivファンタジア外伝(illust/87556705)
企画期間は終了しました。
2021-04-12 09:41:44 +0000