こちら【illust/80979654】の企画に第5期も参加させていただきます。
「…規則は規則だ。…次破ったら容赦しない。」
「…あしたが来るのが当たり前の世界に、なってほしいと…俺は思う…」
名前:水雨 列加(みさめ れっか)
性別/男、年齢/24歳、身長/176cm、所属国/青月国、運命数8
総ポイント/500pt(精神力50、攻撃力150、技巧200、魔力50、幸運50)
家族
父:カミルさん【illust/85698802】 白雨国
「…せめて、アンタだけでもそばにいたなら母さんは…いや、なんでもない。」
母:明灯【illust/85698683】青月国、総ポイント250pt、故人
「…父さんと、明日のことは任せてくれ。俺が母さんの分まで守ってみせる。」
弟:明日さん【illust/86914198】青月国
「明日ーーーっ!朝だぞ!時間だ!なぜ起きない!!息はっ!!??………ある!!起きろ!明日!!」
種族・スキルについて
水雨の忍
水鏡ノ魂寄セ【illust/82673609】
…月の光を集めて実体化する不思議な蝙蝠たち。術者と蝙蝠たちにしかわからない音波で会話することができる。わざと他者にもわかる音波も発することができ、朝起きてこない寝坊助がいると超不快な音波で起こしてくる。うるさい。非実体化してる時は見えないので里中を密かに見回りしている。危険があると知らせてくれる。
スキエデッセンティア 【illust/82672952】
智叡貪喰(ちえいどんそん)
…書であれば種類を問わず何でも読みたがる本の虫。知識こそ力になると信じ、心の底から沸き起こる知識欲の赴くまま、空いている時間さえあれば難しい論文から娯楽本までいつも様々な書を読みあさっている。
香華鬼【illust/82933552】
…化粧桜の香りの持ち主、刺青は左肩の部分にある。血は薄まっているので香華鬼としての特別な能力は使えない。
アツユ/クルジャ【illust/84044834】
…食べ物以外のものでも何でも食べることができる。血は薄くなっているため他者の命令に従わなくても生きていけるが、頑なに当主であろうとするのは亡き母に次期当主に指名されたときに「立派な当主になってほしい」と願われたことも自覚はないが影響している。
調薬の鹿族【illust/82672877】
…得意な家族がいるため自分で調薬することはないが知識だけは豊富にある。最近読んだ論文は自分と似た名前を持つとある学者の論文。
泡傘鯨/アンジェロフィンチ/夢魘喰い/月光狼族/薬半竜/猫の耳と尾を持つ獣人
素敵なご縁をいただきました!(2021/2/26)
フルド・エインズワースさん【illust/87017198】
「君が助けてくれたのか?…助かった。ありがとう。この礼は必ず後日に。」
戦いの中で傷を負った。怪我を負うこと自体は日常茶飯事であったが、今回はなにぶん傷が深かった。あのまま放っておけば命を落としていたかもしれない。彼女に見つけてもらったのは運が良かった。赤い髪と利発そうな瞳がとても印象的で、どこかで嗅いだことのあるような薬の匂いが、少し懐かしい感じがした。
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礼を返すと言ったが、何を返せばいいのか。
やはりなにか贈った方がいいのだろうか?そもそもあまり誰かに贈り物をしたことがなかったため困ってしまう。
身近な女性たちの顔を思い浮かべる。大祖母、伯母、従姉妹そして死んだ母。
考えた末、彼女たちに送って1番喜びそうなものを贈ることにした。
……身の丈ほどの猪をもらって喜ぶ女性はうちの里の女性たちだけだよ…と後日弟からありがたくも苦い助言をもらった…
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礼を返したことがきっかけで彼女・フルドと少しずつ文で交流を持つことになった。
最初はただのお礼状であったはずのそれが段々と近況報告になり、なんて事のない日常の話をするようになったのはいつ頃からだろうか?
戦況は段々と激化していくけれど、フルドからの手紙を読んでいる間だけは、日々の疲れを忘れられる気がした。
時々は、近くまで行くことがある時には、用事を見つけては、彼女の家に立ち寄ってみたりした。
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家族が大切だった。
でもあの日、あの忌まわしい鈍空の悪夢の日、自分は母を失った。
「本当に他人を守れる者というのはフルドのような人のことを指すのだろう。」
自分は昔から身体を鍛えてきたけれど、病に倒れた母を助けることはできなかった。夜が来てはあの日の夜を思い出し、早く朝が来ることを願う。
母から里を継いだとき、皆を守らなければならないと思った。規則を敷いて、皆を守ろうとしたけれどそれが特に意味をなさないことは気づいていた。
同じようにあの夜、父親を失った彼女は、辛かっただろうにそれでも前を向き、自分のできることを探して努力を続けてきた。
「そんなにたくさんの薬の知識、きっと想像もできないほど、長い努力の賜物なんだろう。…尊敬する。」
多分その頃にはどうしようもなくフルドのことが好きになっていた。
しかし今は戦時中で自分は戦地にいかねばならず、明日をも知れない自分では彼女に未来を乞うことはできない。
「…この戦いが終わったら、伝えたい話がある。聞いて欲しい。」
自分には自分の。彼女には彼女の。今はそれぞれやるべきことがあるから。今はこの気持ちは胸に秘めよう。戦いが終わったらきっと君に伝えたい。
(フルドが好きだ。ずっとそばにいてほしい)
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最終期となりました。久しぶりの世代交代企画でしたが、最終期までこられたのもご縁を繋いでくださった皆さまのおかげです。氷影さん(雪崎様)、ウェイさん(よもぎどり様)、フェンネルさん(黒瀬様)、カミルさん(夏木つづめ様)、本当にありがとうございました。またここまで企画を運営していただいた主催様本当に感謝申し上げます。最終期までよろしくお願いします。重ねてとなりますが、みなさま本当にありがとうございました!
2021-01-09 14:50:15 +0000