ポラリスの英雄歌に参加させて頂きます。
◇エクル -Ecru-
<緋獣国/男/23歳/178cm/一人称:俺/二人称:あんた>
▼TP≫500
▼運命数≫8
・焔尾彪族【illust/82778985】・食活細胞【illust/82672892】
・月鈴の猫【illust/82673252】・アンジェロフィンチ【illust/82673606】
・白日の民【illust/82907595】
…etc
≫Skill
【炎纏-食活細胞-】【燐纏-燦然-】【式神召喚-呼応-】【白日の神子】
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01/28▽素敵なご縁を頂けました!
❖菫華国:ヴィヴィアンヌさん【illust/87123128】
少しでも新しい情報はないかと各地を巡っていたそんな折に"質の高い情報を売る"占い師が居るという
噂を耳にした。現状目新しい情報が無かった為、興味を惹かれその占い師を尋ねる事にした。
占い師と聞き、堅苦しいご老人を想像していたエクルだったが、思いも寄らず妙齢の女性であった事に
少し驚く。現在は訳あって占い業はしていないようだったが情報の"質"は確かだった。
「ええと…あんたが噂の─…いや、"質の高い情報を売る"っていう占い師の方ですか?
(思ったよりも若いな…俺と変わらないくらいか…?)」
「そうですか…なるほど、それは確かにまだ聞いた事ないな。
料金は上乗せするんでその場所まで案内してもらえますか?
…何かの痕跡があるかもしれない。調査したいんですよ」
それから幾度か情報を買い、次第に情報の交換や"影"の調査を共にする仕事仲間となっていた。
歳の割に落ち着いた雰囲気を持つ彼女にエクル自身波長も合い気兼ねなく話せる相手にもなっていた。
「ん?何だこれ?薬湯…?サンプルか何かか?ははっ、あんたも商売上手だな。
まぁ、いい。有り難く貰っとく。あんたが勧めるものだ、きっといいものなんだろ」
「うん?何だ、また貰っていいのか…?今度は違う効能?へぇ…
(もしかして身体気遣われてんのか、これ…。そういやここんとこ根詰めすぎてたかもしれないな…。
それにしても…もっと仕事人みたいなタイプかと思ってたけど…こういう事するのか…)
あ~…有り難う。今晩身体休めながら使わせてもらうよ」
表情はあまり変わらないながらもぽつりぽつりと自身に向けてくれる気遣いがあたたかく
気付けば彼女と過ごす時間が多くなっていた。
仕事の話だけではなく、自身の事を話すようにもなっていたし、彼女の話を聞く事も増えていった。
「驚いた…ヴィヴィアンヌってそんなに年下だったのか?
いや、悪い…勿論俺より上だとは思っていなかったが…。
あー…なんだ、その…違うって。落ち着いてて大人っぽかったんだよ、悪い事じゃないだろ?
まぁ、そのお陰で俺もあんたと話しやすかったしさ…。俺はそんなあんたで良かったって思ってんだよ」
「ヴィヴィアンヌはさ、世界が平和になったら何したい?
…ははっ、そりゃなんともささやかな願いだな。でも、俺も同じだな…
いつか緑生い茂る草原で寝転がって暇をつぶしたり、昼寝したり…そういうのが出来たらいいよな」
いつか言葉にした彼女の"生きる"には違和感があった。
彼女の事を少しずつ知っていく度にこういう事だったのかと知る。
それでも一緒に日々を過ごす中で変わっていく彼女の心の輝きに…いつしか安堵している自分が居た。
「最初はあんたの覇気のない"生きる"に嫌気が刺す事もあった…
"死にたい"と願うよりはマシだと思ってたけどな。でも、身をもって知った。
そりゃ、戸惑いは多少なりとあったけど…でもあんたは嘘を吐くようなやつじゃないだろ。
俺の事を信頼して話してくれたんなら、それは嬉しいし…その信頼を裏切るつもりはない…。
話してくれて有り難う…俺は今こうしてヴィヴィアンヌと一緒に居られる事が嬉しいんだ」
「ははっ、笑った。最初のうちはあんま表情変わらないって思ってたけど…
最近は少しずつだけど…色んな表情を見せてくれるようになったよな。気付いてたか?
俺はそれがちょっと嬉しかったり…したんだよ。
あんたの笑った顔…今はいい炎の煌きしてるよ。俺は今のが好きだな」
忙しなく過ぎ去る日々の中で、彼女との時間はあたたかく心休まる時だった。
ささやかで穏やかな時間を共有するうちにエクルにとって彼女はかけがえのない存在となっていた。
「ヴィヴィアンヌ…"生きよう"。俺と一緒に。
いつか話しただろ?草原で寝転がって昼寝したいって。
いつからだったかな…その寝転がってる隣りにあんたが居たらいいって…思うようになってたんだ。
なぁ、ヴィヴィ…愛してる。俺と共にこれからを見ていってくれないか?」
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▼父:宿【illust/85710646】緋獣国<▽TP≫250>
▼母:フリューベル【illust/85829478】白雨国
「父さんは白雨に来る前はあちこち旅してたんだよな?俺も一人で立てるように…もっと外も見てくる。
まぁ父さんのようにはまだ程遠いかもしれないけどさ、家族の支えになりたいって思ってんだ」
「母さんはいつでも笑顔だった。辛い事もきつい事もあっただろうに…
でも母さんの笑顔があったから、太陽のようだったから、俺は今も前を向けてる」
▼弟:アポロ【illust/86960469】白雨国
「よぅ、アポロ。元気してたか?ははっ、元気そうで何より。まぁ、そう急かすなって。
まずは集めた情報をまとめて父さんに報告してからな。それからならいくらでも付き合ってやる」
「俺が外に出てる間にとか俺が知らない間にとか…今更何の足しにもならない話をするつもりはないが
それでも俺はおまえに、アポロに…なんの枷もなく生きて欲しかった。これは俺の我が侭だな」
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2021-01-09 11:43:22 +0000