【ポラリス】セムレー【第4期】

しおあじ
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4期も引き続きこちらの企画【illust/80979654】に2家系目で参加させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
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◆名前:セムレー ※4期運命数該当キャラクターです
◆家族
父:アルヴィスさん【illust/84913089
「父さんが逝ってしまう直前はもう泣くまいとするのに必死で言えなかったけど……
良くない未来が見えたって何も父さんの為にできなかったことが辛かった。もっと一緒に居たかったのに」
母:リリオ(125pt)【illust/84717443
「あー、だーもう、高いところのは僕が取るから!母さん、まだ少しは動けるからって無理しすぎるなよ。
父さんから繋いで貰った命なんだからもっと大切にすべきだ」
双子の弟:スヴェートさん【illust/86419129
「おはよう、スヴェート。いつも弁当まで作ってもらって悪いな。昨日の分も美味しかったよ、ありがとう。
……じゃあ、お前も気をつけて。何かと『人』相手が多いだろう、昨今のこともあるんだ……くれぐれも、無茶はしないように」
◆一人称:僕 二人称:君/その他状況に合わせて使い分け
基本的にハキハキとした立ち振る舞いをする。説教がノッてきた時は若干早口気味。
言い方はキツくなってしまうこともしばしばあるが、関係に適した礼節は弁えるようにしている模様。
「すまないな、『見えてしまう』以上口を出したくなるんだよ。
職業柄もあるが……どうか僕の気持ちを受け取ってくれると嬉しいけどね」
◆年齢:23歳 ◆性別:男性 ◆身長:172cm
◆所属国:緋獣国 ◆総ポイント:250pt ◆運命数:1
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キャラクター作成にあたりお借りしている設定
◆佚 様 「銀の目」ラーイーさん【illust/82797178
◆ムー 様 安らぎの花 クラリッサさん【illust/84100158
◆鯱 様 黒棘 イオシフさん【illust/83314799
◇鰕Fly 様「月光人形エルテラ」種族設定【novel/13475150

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♥素敵な方とご縁を結ばせていただきました
エヴァンゼリンさん【illust/86383904

「ああ、君が紹介にあった薬師を目指している学生さんか。今日はよろしく頼む。
一人で研究してるとどうも頭が凝り固まってしまうのでね、こうして話せるのを楽しみにしていたんだ」
「…………君、意外と言う方だな。いや、失礼。僕も気兼ねなくぶつかりあえた方が良いという話さ。
僕は君の見解が聞きたくてここに会いにくるんだ。だからそちらも遠慮せずに来てほしい」
「エヴァ、いつも食事の用意ありがとう。家に戻ってきたかと思えば燃費の悪い体に付き合わせて悪いな。
いや、弟にもこうして作ってもらってばっかりでね。うん、僕は本当に家族に恵まれているな……」

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日に日に、視界が暗くなる。

いつか父が見ていたであろう景色のことを思うと、自分自身に死が迫っているのか
そもそもここ一帯が凶兆に満ちているのか、判断もつかないのだが
「よくないことが起こる」――それだけは、分かっている。

ただでさえ世間に不穏な空気が渦巻いているというのに
その上に心配をかけたくないと家族には中々打ち明けられずにいたが
何かがあってからでは遅いのだしそろそろ言っておくべきか、
こういう時弟の持つ『眼』が羨ましいななどと
自分のタスクをこなしながら考え込む。

そして間もなく。無慈悲にも『それ』はやってきた。

空が割れる音がした、その刹那。気が狂いそうな程激しい頭痛に襲われる。
――そんな中、「視覚が途切れたのを感じた」。
黒い霞で包まれて遮られているわけではない、本当に何も、何も見えないのだ。
しかし確かに周囲に人は居たはずなのに、空について騒ぎ立てる声も
自分と同様苦しみを訴える声すらも無いことに、言いようの無い不安だけが募った。
……何が起こっているのか、今や役立たずの双眸では確認しようがないのだが。

激しい頭痛と異様な空気が体力を蝕まれ、既に歩くことすら困難だったが
日々の活動で培われた土地勘と自分に備わった機械の力を頼りにして、家に何とか戻ろうとする。
道中、妻の名前を、子供たちの名前を、弟の名前を、知っている限りの誰かの名前を呼ぶ。
しかし、それに応える者も、狂人がいるぞと嘲る者もやはり存在せず、ますます焦りが頭を支配していく。
この辺りが家の近くだろう、という場所のドアと思しきものを叩いては誰か、誰かと声を上げると
恐る恐るそれが開く音と、耳慣れた声――妻と子供たちの声がした。

情けなく縋り付くように妻の懐へ飛び込むのを、彼女は咎めることなく受け止めてくれる。
断続的に続いていた頭痛もいつしか薄れて、それと同時に意識もハッキリしなくなってくるが
何も言えず終わる前に「声が聞きたかった、皆が無事で良かった」とそれだけを伝えて
子供たちの手を取り、妻の胸の中で――そのまま僕は優しい眠りに落ちた。

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既知関係についても何かございましたらお気軽に。
メッセージについては通常3日以内には返信させていただきます。

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2020-12-02 20:07:43 +0000