名前:フリューベル・フレイヤ・クロウカシス
種族:白日の民、読人、境狼、エバーニア
年齢:18歳 性別:女性 身長:148cm
所属国:白雨国 総ポイント:250pt 運命数:[8]
影が空を覆いつくし、日照時間が減ったことにより、白日の民は確実に苦しめられていた。
それでも、当主であるアーデウスを筆頭に影の研究チームを設立。
元々懇意にしていた翠才国の研究者たちと協力して、太陽を取り戻すための研究をしている。
また、白日の街に多くの種族が出入りするようになった辺りから、自警団も立ち上げた。
白日の民には戦闘能力を持たないものが多い為、その多くは白日の街出身であり白日の民と他の種族の混血や、アーデウスに本質を読み解かれ、問題ないと判断された外部の傭兵である。
◆スキル
白日の神子
数ある未来のひとつの可能性を夢にて覗き見る。
血族の未来ほどはっきりと見える。
予知、夢に関する魔法に長けている。
三九九ノ繙『燦然(さんぜん)』
それは力の名前。生き物の命の輝きを読み解くもの。
弱っている人ほど光は弱くなるが、
休んだり治療することで輝きを取り戻すこともある。
輝きは肉体、精神の状態が影響する。
白陽の調べ
竪琴で奏でられる雲間からこぼれる陽光のような温かな調べ。
家を抜け出しては白日の街の広場で民の為に奏でられる。
六翅界術
護身用。他の境狼の一族が使うものに比べて簡易的。
愛煌く者
あいきらめくもの。愛するものの為ならば己の命の輝きが尽きることも厭わない。
愛するものの為に尽くす時、彼女の命は何よりも美しい光を放つとされる。
◆家族(敬称略)
父:アーデウス・ヘイムダル・クロウカシス【illust/84848866】 総ポイント:125pt
「お父様、お庭はもう見た?芍薬とアヤメの花が美しいのよ。よければ一緒に…ごめんなさい、ううん、お仕事があるものね。大丈夫。…でも本当に綺麗だから、お庭に行ってみてね?約束よ?」
母:榊 織(故)【illust/84717448】
「お父様の隣にいるお母様は本当にきらきらしていたの。わたしもいつか、そんな人が見つかるかしら。」
双子の片割れ:リベルタス・マーナガルム・クロウカシス【illust/85839074】
「リズ!おかえりなさい!大丈夫?怪我はない?わたしはね、今日はちょっとお日様が出たでしょう、だからか随分気分がいいの。さっきもお父様に許可を貰って街にお買い物してきたのよ。お菓子とお茶も買ってきたの。ちょっと休憩にお茶でもどうかしら?」
「リズはどこまでも行けるのよ。わたしはきっと、この街の外から出ることはないのだろうけど、リズは、どこまでも好きな場所に行けるの。リズはいっぱい悲しい想いをしただろうから、好きなことをして欲しい。でもね、こんなこと言っちゃいけないって分かっているのだけれど。私を置いていかないでって思ってしまうの…。」
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◆素敵なご縁を頂きました!(12/3)
白日の街を訪れた旅人さん。いつも助けてくれる、わたしのお日様。
宿さん【illust/85710646】
それは、ゆらゆらと炎のような。
でも、全てを燃やして呑み込んでしまうような怖さはなくて、優しくて暖かいひかり。
私だって、旅人であれば考え無しにだれかれ話しかけるわけではない。
初めて見るその人は、くるりと白日の街の広場を見まわしていて、きっと初めてこの街を訪れる旅人さんなんだろうなと思った。
私の目に映る彼は暖かい輝きをしていて、なぜだかその炎のような輝きにひどく惹かれた。
「あなた旅人さん?よかったらこの街を案内してあげましょうか?」
「図書館ね!ええ、ええ、私が案内してあげる!その前にお腹はすいていない?
図書館は街の隅っこにあるの。その途中にね、色んなお店があるのよ。」
暖かい輝きの彼は、その輝きの通り優しい人だった。
突然話しかけた私にも、笑って案内を頼んでくれて、言葉を交わしながら街を案内が終わるまでずっと私の心は温かい気持ちでいっぱいだった。
「え、演奏家だなんて、そんな大したものでもないのよ!
お母さまに教えてもらって、好きで続けてるだけで…その、えっと…えへへ、でも、褒めてもらえるのは嬉しい。ありがとう。」
「お礼…そうね、あなた、旅をしていたんでしょう?外の国のお話を聞きたいわ!話してもらえるかしら?」
「宿…さんね。私はフリューベル。フリューベル・フレイヤ・クロウカシス。…宿さんもお父さまの研究チームに?
ふふ、お父さま、いつも忙しそうであまり街の外には出られないから。きっとあなたの外の国のお話を聞きたがるわ!」
「この前はごめんなさい…迷惑かけるつもりじゃなかったんだけど…。最近調子が良かったからちょっと油断しちゃったの。いつもはダメそうだなって時はちゃんと大人しくしてるのよ?」
「これ、上着もありがとう。…あとね、あなたの炎、とっても素敵ね!暖かくて、やさしくて…ほら、私もすっかり元気になったわ!ふふ、なんだかおひさまみたいね。」
きっと私は、あなたを初めて見たときから惹かれていたのだろう。
「ねえ、宿。あのね、私、あなたのことが好きよ。大好き。…ああ、違うの。だからどうして欲しいってわけじゃなくて…。」
「もうすぐ宿が街を出てくって聞いたから…。それでね、その、どうしても伝えたかったの。」
太陽が顔を見せなくなってからどれほど経ったか。
日に日に起きていられる時間は少なくなり、体力も衰えていっていることは自分が一番わかっていた。
ここを出ていく人たちは「またね」と私に言うが、次が果たしてあるのだろうか。分かっていたことなのに。私はそれが恐ろしくてたまらなかった。
だから、せめて散っていく日々を丁寧に過ごしたかった。この恋心も実らずとも後悔などしないように、伝えてしまいたかった。なんて。
だから、彼が街を出る日、私に言った言葉はまさに青天の霹靂だったのだ。
「へ、けっっ……わ、私でいいの…?」
「ああ、違うのよ、嬉しい、嬉しいわ…!ただ、その、誰かとそうなる日が来るなんと思ってもなくて、想像もできなかったから…。」
「うん、待ってる。ちゃんといい子で待ってるから。私を宿のお嫁さんにしてください…!」
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2020-11-22 06:43:24 +0000