illust/80979654こちらの企画4期1家系目失礼致します。
●ウィズアルド・ユーレン・マギアコルン・ヨミノツカイ
♂、20歳(肉体年齢に差異あり、見た目15、6歳程度)、165cm、所属:翠才国
一人称:ボク 二人称:君
ポイント250pt(精神力:10/攻撃力:110/技巧:25/魔力:105/幸運:0)
運命数2
父:ハールバルズ様illust/84717678
「あの時のボクにはあの暴風はどうにもできなかったけれども今はどうなんだろうね。ううん、まだちょっと足りないかなぁ。」
母:ウィッチェillust/84720371(前期125pt)
「母さんの魔法はとてもキラキラしていたよ。昔見た青い空に放たれるあの氷の粒がとても美しくてねぇ。」
双子:ベルヴェルク様illust/85698465
「あー、ベルちゃんじゃん!奇遇だね!今度調整した杖の試運転に良さそうな場所あったら教えてねー!」
「んあ、足?ほんとだ。サズちゃ・・・じゃなかったベルちゃんやっさしー。」
●スキル
・呪壊マギアプロード:自身の疑似不死性により反動を気にせず放たれる魔力の一撃。
杖に飾られた呪氷の大花は消費することで爆発の威力をより相乗させる。
・魔角【禍】:魔力を湛えた角。その角は禍(わざわい)の色を示す。
・霜華のユグドラシル:杖に込めた魔力を使い対象の傷を癒し同時に小さな呪いの類があれば外に抽出しランプに記録する。抽出された小さな呪詛の記録を養分とし咲かせた氷の花はより強力な呪詛となる。
・流転するハングドマン:彼には心臓がない。代わりに空洞の左胸に槍を突き立てられると9日後に死に至る。要は肉盾。大抵の攻撃を食らっても損傷箇所は時間をかけて修復する。修復が間に合わないと肉体が百年単位で保てなくなる。父方から継いだ種族特徴により、伴侶が死ぬ際には上記の特性は出ずに共に死に至る。
魔法の最大出力の限界を知るべく試し撃ちと称して各地の戦闘が起こりうる場所に出没しては全力で発破していく爆発魔。周囲の人間が巻き込まれようが気にしない。むしろ目にすら入っておらず、自分すらも魔法の反動で肉体にダメージが入ろうとも物ともしない。何度か自身の体がそこそこ損傷する事態になっている為その度に体が修復。肉体の成長に遅れが出はじめ、現15才程度の体と実年齢に差異が出ている。全ては素晴らしき魔力の輝きをこの目に収めるため。と、キラキラとした目で彼は答える。
独自の魔力放出機構の理論を編み出しているものの術者への負担を全く考えていない造りとなっている為汎用性が全く無い。これを習得、知とするべく幾人かが彼の元を訪れているが一日もしない内に
根を上げて出て行くというのは珍しくない。彼の他人に関心の無い性格も相まってその研究室は中々の悪評ではある。
種族
マギアコルンillust/83040135
ロップ族illust/83214788
湖の人魚illust/82828348
水の精霊illust/82954296
エッダの民illust/83946638
終点の駅長illust/82672806
黒曜精illust/82835649
▼この度素敵なご縁をいただきました!
シュトロラ様illust/86151983
その子は気がついた時にはそこにいた。その時は意識してなかったものだから僕がいつものように爆発魔法を出力限界までぶっぱなして暫く空を見上げていた所で彼女がどうしてこの場にいたとかなんてさして気にしてはいなかった。
まあこんな場所に動いてる人間がいるなーとか思った辺りで足もろとも魔法に巻き込んでしまったせいで満身創痍の身体(といっても治癒魔法あるし特定条件下でもない限り死なないし後々どうにでもなるが)の痛覚がすっと消え失せていた。
「怪我を治してくれた感じ?食事を所望されても僕持ってないよ。まあその身体の崩壊は魔力欠損によるものみたいだからこれでなんとかなるでしょ。」
常人ならその場に倒れて死んでてもおかしくないのだから。杖の治癒魔法を施した上で僕はこの場を去った。
数日後、視線を感じると思ったらつきまとわれていた。研究室にまでくるしなんならしばらく放っておくと飯を所望する。
先日もらったカロリーバーなり渡せば帰ると思ったがすぐに消費してしまった。生憎食事が必要ない種族柄その辺はよくわかってないが骨が折れそうな気配しかなかった。
暫くして、別について回られたところで気にしていなかったし単に研究の邪魔にさえならなければどうとでもなるとほとんど気にしなくなっていた。本当に面倒くさい時は食料さえ渡せば大人しくなるし。すっかりヒトが食すものについての良し悪しについてまあマシな見識はついたと思う。
そんな日常が普通になって向こうから投げかけられる疑問や会話をそれとなく受け取っては適度に返す程度にはなっていたと思う。
あくる日の会話で状況は一変する。
その体の鱗は祖先に魚や魚人がいるのか、と。彼女としてはただ何気なく聞いただけの質問だったのだろう。それでも僕のその触れてほしくないものに触れてしまったが故の。
「触れないでよ、顔の鱗。祖母は呪いを受けて魚になったけど母はその前に生まれたからヒトの体に鱗は出なかったけど僕は魚になった母のその血を引いてしまってね。好きじゃない。」
自身では気づいていなかったが唸るような声で喋っていた。
「君、その術で対象の何かをうつせるんだよね。この顔の鱗とかうつせるでしょ?」
目の前にいる彼女にとってはうつすことは他愛ないだろうが反動として痛みを受ける。この他人の異物をうつして受ける痛みは相当だろう。できるはずがない、と。怒りに任せて放ってしまった言葉。
彼女は本当に実行してしまった。首筋の黒い鱗が消えていた。
同時にその檻輪の痛みで倒れ伏せる彼女の首にその鱗がうつる。
「よ、よせよ!なんで、なんで他人にそこまでできるんだよ・・・!!」
自身の発言から返って来たこの状況に僕は慌てふためき、それと同時に彼女が僕自身になぜここまで出来るのかという疑問を強く抱かせることとなる。それが彼女へのその興味を大きく持つこととなった訳だが。
何かございましたらご連絡ください。宜しくお願いします。
2020-11-15 15:00:23 +0000