Sag Dem FruhlingⅢ【illust/80086753】
※身内企画
「私は癒す者ですから、最後まで生き残る義務がある、そう決めたのです」
「娘の私が言うのもなんですが、両親は究極の愛の一つを体現したと思うんです。私は愛に何を求めているのかしら、最近よく考えます」
「家族が幸せであってほしい。ふふ、平凡な望みでしょう?」
■Profile
Name:アダラーテ
【所属】医師 【性別】女
【年齢】26 【身長】170
【ポイント】討伐力:125/幸運値:15
(勝利ボーナス10pt、婚姻ボーナス20pt使用)
【末尾ID】1
一人称:私(わたくし)
二人称:あなた、~さん
■Character
医師隊に所属し、最前線の戦場医として働く女性。
基本は穏やかで人当たりが良いが、医者の言うことを聞かない患者に対しては容赦がない。
1度目は忠告、2度目は治療がちょっと痛い、3度目は治療がとても痛い。
狩蜂衆の血を正しく引いたのか、実は血の気が多い。
自らの癒水の力で奇病の進行と痛みは緩和できるが、医者として最後まで生き残ることを己に課しているため、骸廛の使用頻度は控えめ。
両親の姿から、人を愛することに憧れはあるも、この戦の世で、自分は何を望んでいるのか、まだ分からない。
そも、望んでもいいのだろうか。結論は出ていない。
***素敵なご縁をいただきました***
軽やかに自由:ゼタさん【illust/84942662】
変わった人もいるのだと、彼を見てそう思ったことを覚えている。
その変わり者の先生と直接話すことになったのは、戦地から戻っている束の間の時間。
書類をいつまでも取りにこないから届けてくれ、と頼まれた。
解毒専門のゼタ先生。専門分野が違うから一度話してみたかったこともあり、暇だったこともあり、軽い気持ちで引き受けた。
…見つからない。家にもいない。隊舎内にもいない。どこにもいない。
目撃情報を訪ねて街を歩いていると、たまにお店の人から激励をもらう。
最終的に見つけたのは街から離れた森の中だった。朝、頼みごとをされて、見つけた時にはとっぷり日が暮れていた。
ほんの少しだけど、彼と直接話してみて驚いたわ。いいえ、悪い意味ではなくて、新鮮だった。
しっかりと自分を持っていて、自分の心に正直で、まあちょっと大人気ないとも思うけれど、自分のために生きている人だと思った。
私は誰かのために生きていて、周りもそういうタイプが多かったものだから。彼のことを、とても魅力的だと思った。
書類や伝達事項は高確率で、彼に行き渡らない。だって、見つけられないのだもの。だから、彼へのお使いは私が引き受けることにした。もっと、あの人と話してみたいから。
回数をこなす内に、彼の行動範囲やパターンがわかってきたから、捜索時間は順調に短くなっていく。
その分の時間を有意義に使えるように、普段は目を通さない分野の論文や学術書にも手を出して、勉強する。
彼の琴線に引っかかる話題があれば、楽しそうに喋ってくれることを知ったから。
日課のように出かけるフィールドワークに半ば強引に同行する。助手みたいなことをしながら付いて歩くと、そのうち自然と連れて行ってくれるようになった。
少しづつ、彼の目が私自身を見るようになっていく。そう、そのまま、そのまま私を見ていて。
私を、もっと、あなたの中にいれてちょうだい。
自分から香るフェロモンが、彼の方へ向かおうとする。彼の好むリンゴの香りになって、彼を誘惑しようとする。
そうして初めて、私はゼタ先生を慕わしく思っていることに気が付いた。
それからも交流は続いていて、自惚れでなければ距離も縮まっている。仕事上でもツーマンセルで動くようになった。リンゴが好きだと聞いたから、ジャムを作ったり、簡単なお菓子を作って差し入れても、自然に受け取ってくれるようになった。
でも、それ以上を望みたいの。
ねえ、ゼタ先生。あなたの傍は息がしやすいわ。あなたの近くでは世界が広がって見えるの。
「先生、先生は愛ってなんだと思いますか?私は、私が先生へ抱くこの気持ちが愛だと思うんです」
ねえ、ゼタ先生。私は、あなたの隣で生きていたいのです。
■Family
父:うたかたさん【illust/83843687】
「父は立派な人でした。幼い頃は、私たちを置いていくのだと言い含められ、悲しくも思いました。父を止めてくれない母を恨んだこともありました。それでも、今なら素直に言えます。父は立派な人で、ちゃんと私たちを愛してくれていました」
「お父さんの遺志を継いで、私は生きるわ」
母:ミアプラム【illust/84167370】
「置いていかれる悲しさは、よくわかっているつもり。でも、ごめんね、お母さん。たぶん私は、お母さんよりも早く死んでしまう」
「私も、お母さんのように人を愛したいわ。できるかしら」
弟:れいろうくん【illust/84537779】
「私はあなたの隣で戦えないけれど、怪我をしたら私に頼りなさいね。でも無茶はしないように」
「あなたの魅力が偽物ごときに真似できるものですか!胸を張りなさい!」
■About Race
泉の娘【illust/83761131】
メテオプラティノ【illust/83534881】
狩蜂衆【illust/83074287】
骸廛う者【illust/83495745】
■Skill
*癒水
泉の娘が生み出す水。効果が高く、それなりの怪我でもたちまちに治すことができる。病気にも効く。
血が薄れているため本来の効果からは劣る。
*宙を纏う者
自由自在に動き、形状を変えられ武器にもなる髪は宙の色を纏う。髪であるが魔力の塊であり、また纏う宙は本物の宙を映しており、魅入られれば引き込まれる。
*プラティノイエロ
白金の皮膚、あるいは身体。肉体と混じっている白金は美しい四肢になり、強固な朽ちぬ肉体へと変わる。
また始めは一部だけで長い時を過ごす事で白金の部分が増やしていく事が多い。自身の意思で己の肉体を白金の身体へと強化する事が可能である。
*魅了
人心を惹きつけるフェロモン。体からは甘い香りがする。
*骸廛(ウェスティオ)
召喚魔法。複数の死骸獣を使役したり自ら凱のように纏って肉体を強化して戦う。使用する代償として死骸と徐々に融合していく。
2020-10-04 16:04:08 +0000