【ポラリス】ザウエル【第2期】

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[マリスと決別する方法。それは拍子抜けするくらい簡単な事だ。自分の命を諦めればいい。しかし、それは生命を持つ存在にとって正しい選択と言えるのだろうか?]

[私の中には牙を剥く獣が確実に存在する。しかし、それはどこから現れたのだろうか? 私はこの刃をどこに振りかざせばいいのだろうか?]

[強くある事。正しくある事。それは全て怠惰の獣が打ち滅ぼすだろう。抗えばいい。生きる屍にはなりたくないだろう?]

[マリスに対抗する手段は母が残してくれた。しかし、これでは足りない。私を残してくれた母の愛に報いたい。この命を閉ざす訳にはいかないのだから。]

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◇ザウエル
年齢:27 / 性別:男 / 身長:176cm / 所属国:菫華国 / 運命値:9
総ポイント:50 / 精神力:8 / 魔力:28 / 幸運:14 / スキル:マリスとの同期

◇家族
母:マリッサ【illust/82777409】(pt20)
[母の強さに報いたい。私は決して母を恨んだりはしない。この生まれ持った呪いは一つの幸福であるのだから。]

父:紫陽【illust/82923182
[父の願いに報いたい。美しくある事。それは常に自分に誇るべき道を選ぶ事。自分が自分であるために。]

◇マリス
"影"の出現に連動して現れた、"影"と似て異なる存在。
生命のある存在に纏わり付き、人の意思や欲に作用して様々な現象をもたらす。
マリッサの研究によると、その正体は、負の感情の集合体であると憶測されている。
"マリス"と繋がった先は膨大な知識があるが、同時に強大な悪意と繋がっているらしい。
より深く"マリス"を取り込んだ者は、深淵の先から膨大な力を引き出す事ができる。

◇マリスとの同期
異常なほど強大なマリスをその身に宿したザウエルは、マリスの先にある強大で恐ろしい存在を認識した。
そこには自らを大きく変える程の力が確実に存在し、その力を、その代償と引き換えに引き出す事が可能だと確信する。
しかし、より深くマリスの先を覗いてしまったザウエルは、自分の意思に反して、深淵から常に力が注ぎ込まれる状態になっている。その力を抑制する方法が、マリッサの研究を含め、現状では存在しない。
ザウエルは、マリスを制御する手段を得るために奔走し続ける。

◇マリスとの同化
マリスを限界まで取り込んだ者の末路は、大きく分けて二通りある。一つは、体を完全に影に取り込まれ、存在そのものが消えてなくなる道。もう一つは、実体があるまま体の異形化が進み、意思のない怪物に変わり果てる道である。
ザウエルは己の抱える矛盾に気付かず、自らの課した妄執のために、人の道から外れぬまま、自らが救われる道をひたすら追い求めている。「最善を尽くす」と、声にならない声で、その言葉を呪いのように繰り返しながら。

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◆企画元
ポラリスの英雄歌【illust/80979654

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2020-09-08 15:32:49 +0000