「まさか星じゃなくて箪笥が降り立つなんてねぇ…上からの落下物なんて前代未聞だよ」
「なにはともあれ、双方に被害がなくてよかった。船が直るまでゆっくりしていきな」
◆月航旅団モーンド・シフの船ディスタンス号が外部からの狙撃を受け(illust/79918446)
ホネブトさんとヴェスティオが見事受け止めてくださいました(novel/12486653)
3章の期間中、モーンド・シフのみなさまがワイスエールに滞在します。
以下 受け入れまでの経緯という小話です↓
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~数時間前のあらすじ~
星の降り立つ都の西側で 月庭商隊リベリタと別れ
都の東側 アステラ帝国の東方野営地へ向かおうとしていたとき。
ミラが皆に聞こえる声で話しかけてきた。
「シフ、みんな。一隻のお船がこちらに向かって飛んできているわ。
でも…様子が変なの 思うように飛べていないみたい…」
「思うように飛べていない?まさか…墜落しているのですか?」
ヴェスティオの問いかけに、ミラはそうみたい、と返事をする。
「…まあ! ちいさいひとが 船を支えようとしているわ!
私たちとぶつからないようにって、頑張っているみたい。
悪い人たちじゃなさそうよ、このまま避けてしまったら、地上に墜落してしまうわ!
助けてあげられないかしら?私に比べてずいぶん小さいお船だから、乗せてあげることはできそうよ」
「任せるのである」
「拠点の防御は私の仕事です」
ホネブトとヴェスティオが一歩前に出る。
シフは頷き、他の団員達には身を護る行動を呼びかけた。
「みんな、大丈夫だとは思うが、念のため衝撃に備えて各自屋内に避難するんだ!
それから、これはなかなかなレベルの事故になるが…ミラは『彼らは敵ではない』と言っている。
うまく受け止められたら、私から事情聴取をするが…敵でなかったら客として歓迎しようじゃないか」
その数分後、ホネブトの健闘とヴェスティオの補助が功を奏し、
月航旅団モーンド・シフの船はゆっくりと、モプーたちがいる高原の近くへ降ろされたのであった。
「ノーツェ!驚いて飛ばされたモプーの回収を頼んだよ!」
「りょーかいだぜだんちょー!」
張り切って飛んでいった氷竜を見送り、シフは降り立った外部の船へと足を運ぶ。
ホネブトとヴェスティオにねぎらいの言葉をかけ、傍に立つ小柄な鎧の男に向き合いこう言った。
「ようこそ、ワイスエールへ。私は団長のシファートという。…ずいぶん強引な来訪だが、あなたは何者だ?」
なお、警戒はすぐに解かれ
モーンド・シフの一行は団長シフによりワイスエールの案内を受け
客人として受け入れられたのであった。
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◆お借りいたしました(敬称略)
月航旅団モーンド・シフ(illust/78953226)より
ハイル(illust/78953496)
コーベット(illust/78954538)
シドゥス(illust/79087293)
かぼちゃひよこ(illust/79074775)
雲鯨旅団ワイスエール(illust/78953083)より
ホネブト(illust/79112505)
◆pixivファンタジア Age of Starlight(illust/78509907)
第3章「十二の星光石」(illust/79877558)
◆雲鯨旅団ワイスエール(illust/78953083)
ミラ(illust/78953661)
団長シフ(illust/78953561)
術士ヴェスティオ(illust/78971605)
氷牙ノーツェ(illust/79026982)
何匹か飛んで行った モプー(illust/79275603)
◆お借りしたキャラクターの行動を縛るものではございません。
不都合等あればパラレル・スルーをお願いいたします。
◆キャプションは随時更新いたします。
◆問題や質問などあれば、お手数ですがPixivのメッセージか
こちら(twitter/Seira_Ayanami)にご連絡をください。
2020-03-08 07:17:41 +0000