ある吸血種の氏族が好んで使う妙薬。自分や相手の咬み痕に用いる。
器は表裏の二重構造になっている(ハマグリくらいの大きさ)
傷残しの妙薬:赤
治癒能力が高く傷跡が残らない同種同志の吸血において、あえて痕を残し関係を主張するためのもの。毒性は無く、また永久でもない(皮膚を削いでしまえば、消えてしまうため)
傷消しの妙薬:白
浮気相手や本意ではない相手に咬み痕を残さない為のもの。
疑うことがあれば事があれば、この器を見ればよい。やましい事が無ければ見せられるはず。
しかし、皮膚であればどんな傷にもある程度効果がある。ゆえに、しばしば治療にも用いる。
月下卿(ローランillust/73919980・illust/72937765)はイルベラillust/73119018へ文と共にこの薬を、とあるスジの者に託し送り届けた。
「赤い方は傷痕が残り、白い方は傷痕を残さない為の傷薬だ。どうか役立ててほしい」
赤い薬は使った痕跡があるが、白い薬は手付かずのようだ。
(戦いで怪我をしたとき、傷が残らないように送ったようですが、使い方はお任せします!)
2019-03-31 05:53:37 +0000