「星にね、憧れてたんだ。世界中を見渡して、夜も昼もみんなを見守る…そういうものに」
「なれるかなあって、ちょっと思ってたんだけど…俺にその道は行けないみたい。」
「でもいいんだ。構わない。星じゃなくたって、見守ることはできる。幸せを願える」
「……これからも、君達のとなりで、ね。」
■三ツ翅 遠春(ミツシ トオハル)178cm/男/3年生
代々「子授け」の力を持つ心剣を扱う一族:三ツ翅家の末席に座す者。
一族が祀る神『お庭様』(詳細:illust/66103045)を繋ぎ止める為の「お詫びの供物」として耳・爪・髪・血を少しずつ献上。
卒業と同時にその身全てを捧げることが決められていたのだが、連城家(illust/71902410)からの助力を受け、弱り切ったお庭様へ力を戻す事に成功。無理に繫ぎ止める必要もなくなり、卒業後も末席の座が空くことはなくなった。
落とした耳は戻らない。爪はもう生えなくなった。
それでも良い。この目で未来が見られる。こんなに幸せなことはない。
大学は、神職を学べる学校を受験。勉強?ヨユ~ですけど?
■心剣「天庭風来 蟲且祝(テンテイフウライ チュウソイワイ)」
念を込めて切ると、切ったところからウジがわらわら湧く。
ウジは、人間であれば傷の治りを早め、 怨魔であればその陰の気を喰らい弱らせる。
また、1日1度・十月十日に渡り女性の腹を刺すことで、対象の持病の有無にかかわらず子を成す事ができる。
お庭様の力添えにより発現出来る心剣。お庭様に力が戻った事により、癒やしの力が増している。
「凄く遣いやすいんだ。よっぽど相性が良いのかな?お庭様の力や…心の形と」
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動画サイトを巡っていると、ダンススタジオのアカウントから夏のワークショップの映像がアップロードされていた。自分が参加した時のものだ。
少し褒められて、最後の通し練習では一番前の列で踊らせてもらったっけ。
[この手前の癖毛の子、上手いね。]
[わかる。やたら上手い。]
[素人?笑顔かわいー^ ^たのしそう]
[ハルハル君って名前で動画結構上がってるぞ]
動画に寄せられたコメントを見て心臓が跳ね上がった。
確認してみると、自分の動画の閲覧数もかなり上昇している。
メールボックスには、見慣れないアドレスのメッセージがあった。
【新着メッセージ;1件】
「こんにちは。先日はワークショップに参加いただきありがとうございました。
あなたの動画を拝見しました。よろしければ、私達のダンスのお仕事に参加してみませんか?
詳しくご説明させていただきたく、ご連絡をお待ちしております」
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- 交流関係 -
文字数の関係上、別ページへ記載【novel/10434932】
たくさんありがとうございました。
本当に本当に、三年間お世話になりました。
(※最終更新:2019/1/1)
【闘乱祭 2018 -冬の陣-】illust/71455811
お邪魔します。これにて遠春は卒業です。
ダンス同好会ともに、長い間ありがとうございました。
問題などあればお手数ですがお知らせ下さいませ。
■2018夏(illust/68808275)
黄昏に立ち硲、星を待つ。
キャプション随時編集
2018-11-30 15:00:11 +0000