こちら【illust/67637283】の2期目、2家系目です。どうぞよろしくお願い致します。
◇イオン・シルフルール
所属国:シータ=レイア
所有ポイント:70pt (30<前期pt>+30<継続pt>+10<イベントpt>=70pt)
シータ=レイアにて植物を育てる栽培者の少女。
数多の植物の中でもとりわけ花の栽培に優れ、星屑を苗床にして水中に花を咲かせる事を好む。
いつか自分の手で、水底に広がる花畑を作りたいと夢見ているようだ。
◇家族
父:セレステ・シルフルール(30pt)【illust/68608340】
「ぼくもパパみたいに、いつか運命を感じるヒトに出逢えるのかな。
大切なヒトには花を贈りたいもの、今から腕を磨いておかなきゃだね!」
母:メルクォーツ【illust/68747992】
「水面の歩き方も踊り方もみーんな、ママが教えてくれたんだよ。
キレイで優しくてね、お歌も上手なの。ぼく、ママのこと大好き!
ぼくらのママはみんなのおかーさんで、世界一の美人さんなんだって!
ホントのホントだよ、パパだってニコニコしながらそう言ってたもん!」
姉:澄【illust/69478567】
「おねーちゃんになでてもらうと安心するんだぁ。心がぽかぽかするの!
いつの間にか背はぼくの方が追い越しちゃったけど、ぼくの一番のおねーちゃんなの」
「トール、トオル…すっごくキレイな名前をもらったんだね!
…ねぇおねーちゃん。外の世界に行っても、ぼくらの事を忘れないでね。約束だよ?」
◇引継ぎ要素・種族まとめ【novel/9749975】
◇スキル
【歌楽】楽の音のように透き通り、大気を震わす歌声。大気中の魔力を結晶化させて煌めく光の粒を生む。
【一滴の幸】歌声と涙に宿る、ささやかな幸運を与える力。
【白雫の冠】舞の軌跡に星屑を蒔き、波紋で結界強化する。
◇素敵なご縁を頂きました。婚姻ありがとうございます!!
エステロント所属、紗絽さん【illust/70079327】
「ねぇきみ、昨日広場でぼくの歌を聴きに来てくれてたよね?
忘れるわけないよ、とってもキレイな赤い髪なんだもの!
すぐどこかに行っちゃったから、ケガしてないかなって心配してたんだよ。
…そうだ!さっき手を貸してくれたお礼に、きみの為に一曲歌ってあげる!」
幼い頃から聞いていた、遠い空の下に居る見知らぬ仲間達の物語。
彼らに届けと歌っていたある日、宙を舞う鮮やかな紅色が心に焼きついた。
二度目の出会いはその翌日。遠目に見えた姿を追い、慣れない石畳に躓いた。
躊躇いがちに差し出された手の主は、確かに先日目が合った少年だった。
広場の外れに並んで座って、二人で色んな話をした。
きらきらと輝く笑顔が眩くて、感歎の声がくすぐったくて、一緒に居ると心が弾んだ。
周囲に微笑ましく見守られながら、楽しい時間は流れるように過ぎていった。
多種多様な人が集まる町で、僅かばかりの警戒心が完全に解けてしまう程に。
「人の心にも花は咲くんだよ。笑顔の花だったり、勇気の花だったりするの。
自分では見えづらい場所も、他の人からはよく見えるでしょ?
だからえっと、うまく言えないんだけど…そう、きみ自身が道しるべだってこと!
目に見える形じゃなくたって、きみの中にきっと咲いてるよ。キレイな輪竜胆の花がね!」
捕らえられた籠の中。大気を震わす小さな歌は、馬車の軌跡に点々と星屑を落とす。
息を切らせた温もりに包まれて、鮮明な筈の紅色が、目から溢れて零れ落ちていった。
弱さを知った二人の子供に、別れの時が訪れる。約束を胸に、月日は流れていく。
季節が二度巡る頃。再び開いた物語の続きはきっと、沢山の喜びと煌きに満ちている。
「ぼくらは子供で、力が足りなくて…それでもきみが来てくれて、嬉しかった。
ぼくももっと強くなるよ。戦う力がなくても、心を悪いものから守れるように。
だからシャロ、ぼくがちゃあんと大人になれるように、絶対に迎えに来てよね!
…きみを信じてる。ぼくだけの道しるべを、ずっと待ってるから。ね、約束だよ!」
***
「ぼくも少しは背が伸びたのに、きみってばずっと大きくなってるんだもの!
もおお、ぼくだって大人になったら美人さんに…なれるかは分かんないけどさぁ!
約束、守ってくれてありがとう。ぼく、まだちゃんと返事をしてなかったよね。
ほらしゃがんで、ぼくの目を見て!…シャロ、ぼくはね。きみと大人になりたいんだ」
2018-07-07 14:23:15 +0000