【ハナムケ】セレステ【1期】

mituki
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こちら【illust/67637283】の素敵企画に参加させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。

◇セレステ・シルフルール
 所属国:エステロント
 所有ポイント:30pt (30<前期pt>+0<継続pt>+0<イベントpt>=30pt)

エステロントにて農業を営む風煌族の少年。
植物を育てる才に恵まれ、美味しい野菜や果物を作るべく日々畑仕事に勤しんでいる。
他国の植生や土壌にも興味を抱いており、異国の草花を見ると目を輝かせるようだ。

◇種族
【風煌族-ユミトヤ-】
幸運ぶ風の精霊、煌めく尾羽を持つ巨鳥ユミトヤを祖に持つと謂われる一族。
小柄で中性的な容姿の者が多く、楽の音のような透き通った声を持つ。
その歌声は大気を震わせ、大気中に漂う微小な魔力の粒を結晶化させる。
零れ落ちた魔力の粒はその煌めきから星屑と称され、草木を芽吹かせ成長を促す為に用いられる。
大きめの星屑は苗床代わりにもなり、空や海中といった土の無い場所にも草木を芽吹かせる事が出来る。

◇スキル
【歌楽】楽の音のように透き通り、大気を震わす歌声。大気中の魔力を結晶化させて煌めく光の粒を生む。
【碧の手】植物を生き生きと育てる事に長けている。
【農民魂】人々の元気の源を作り出す、縁の下の力持ち。

◇素敵なご縁を頂きました。婚姻ありがとうございます!!
 シータ=レイア所属、ディーヴァさん改めメルクォーツさん【illust/68747992

「…あの、初めまして!わああ待って待って、怪しい者じゃないです!
 ちょっと通りすがっただけで…その、綺麗な歌だなって思って!
 アナタの声を聞いているとなんだかぎゅっと切なくなって…。
 ボクも歌が好きなんです。アナタの歌は、心にすぅっと滲んで染み込むようでした」

 最初の出会いは賑やかな街の片隅。
 荷籠から転がり落ちた林檎を追いかけた先で、静かに歌う小さな姿に目を奪われた。
 頭の中が真っ白なまま思わず声をかけ、別れた後も心の波紋は静まる気配すらなく。
 所謂、一目惚れをしたのだと気付いた。

 はじめは甚く警戒されたが、足繁く通って声をかけ続ける内に慣れたのだろうか。
 親代わりである白い生き物の力添えもあって、少しずつ言葉を交わすようになった。
 どちらともなく口ずさむ歌が、自然と重なるようになった頃。
 躊躇うようにぽつりぽつりと語られた言葉から、彼女の抱えているものを知った。

「誰かと一緒に歌えるって、とても嬉しく楽しい事です。
 一人の声じゃ出せない音が、二人の声を合わせれば奏でられるんですから。
 歌の力は凄いんですよ、人々を介して何処までだって広まっていくんです!
 だから、いつかきっと!お仲間の皆さんの所にだって届くに違いありません!」

 元より取り柄は口の上手さと歌声くらいだ。その事に不満や不安を抱いた事は無い。
 けれど少女の背負うものを知った今、楽天的な言葉しかない事が歯痒くて堪らない。
 よくしなる枝を伸ばす木々のように。踏まれてもへこたれない草花のように。
 強くなりたいと、誰かの力になりたいと、こうも心から思ったのは初めてだった。

「プラスとマイナス、二つ合わさればゼロになるでしょう?
 良い事悪い事全部を抱えて、ボクらははじまりの場所に立つんです。
 だから、ボクと一緒に最初の一歩を踏み出しませんか、ディーヴァ。
 ボクはこれからもアナタと歌いたい。この先続く道を、二人で歩いていきたいんです」

 ***

「ボクはこの国の外を、海を知らない。
 でも初めてアナタと出逢った時、光と色が煌く異国の海の情景が見えた気がしました。
 命の生まれる美しい場所で、いつか皆で、歌声を合わせる事が出来ますように。
 そんな願いを込めました。『メルクォーツ』、アナタにこの名を贈らせてください」

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2018-05-06 05:40:55 +0000