こちらの企画に引き続き参加させて頂きます。
縁は異なもの味なもの【illust/67011335】
第二世代【illust/67898859】
4/11 主催様承認済みです!
「貴女が望むなら、僕は何処へでも。
だって、どうしたって貴女が灯した熱が冷めないんだ。」
◼︎鴨屋朧露(かもや おぼろ)
22歳/164cm/男性
種族:半妖(人間+煙々羅)
一人称:私(店番中)、僕(それ以外)
二人称:お客様、旦那様、奥様、貴方(貴女)
藍染「鴨屋」の若き見習い。
上手く手を抜きのらりくらりと暮らしているが、僅かながら彼の商品も店先に並んでいる。
散歩がてら煙管を吸うのが趣味。
♡素敵なご縁を結ばせて頂きました!
百面相の愛しい奇術師 華鳥ねねさん【illust/68259598】
そのひとを知ったのは、いつもの休日。煙を吹かしながら歩いていた折。
賑わう子どもたちの歓声や大人たちの人だかりを見かけては、その中心で眩く笑う彼女を記憶に留めていた。
「…やあやあ、仔猫の奇術師さん。」
「僕、僕は…そうだな、貴女を贔屓にしている者…かな?」
――話をしたのは、彼女を知ってから随分と経った頃。
あの口癖のない話し口に、成程、あれは手品の為の顔かと知る。
思っていたよりお堅い彼女がなんだか面白くて、興味が湧いてしまったのだから、仕方がない。
「や、手品は終わった?そうか、じゃあ家まで送ろう。
あ…断じて、絶対に送り狼とかじゃないから、安心してくれると…嬉しいんだけど…」
「お、丁度いいところに。少し匿ってくれるかい?
えーっと…うんうん、ちょっと今、見つかるとまずくて…ね、頼むよ!」
「……あっ ふふ、いやね、店番を放り出してきたから。
…心配したかな?ごめん、ごめん」
くるくる変わる表情の愛らしいこと。
手品の最中の、笑顔の彼女しか知らなかった僕には新鮮で、ついつい困り顔をさせたくなってしまうのだ。
「新しい手品!それは是非見たいとも。
失敗しないように、沢山練習しないとね――いや、今のは冗談だよ。
だって貴女はとても頑張り屋だもの。
そんな粗相……滅多に、しないだろ?はは、」
「うん?うちの布で次の衣装を…?
そうだな、おすすめはこの布――と、いつもなら僕が染めたものをお勧めするのだけど。
ねねさんには、こっちの山吹色や茜色の方が似合うかな…うん。
くやしいけれど、僕はまだ半人前だから…貴女の晴れ舞台に合う一等素敵な布は、今は母さんの品だ。」
適当に。それなりに生きて来たし、それを悪いとは思っていないけれど。
僕とは正反対に…一生懸命、真っ直ぐ生きる彼女は、愛おしくてたまらなかった。
「あはは、本当にいじらしいなあ!
僕は貴女の真面目ところも好きだけれどね。」
「…ねねのことなら、どんなところも愛しく思うよ。冗談じゃなく、本当に。」
…貴女の気持ちなんて、顔を見ていればわかるけれど。
それでも、言葉が欲しいと思う僕は、存外に欲張りらしい。
「…ね、思い違いでないならどうか、僕を安心させてくれるかい?」
――そうして、待ち望んだ言葉に心から微笑んで、小さな恋人を力いっぱい抱きしめた。
◼︎関係
父 煙青さん【illust/67577364】
「父さん、こんなところにいたの?…ん、用事、っていうか…その、ちょっと不精を…へへへ…」
母 鴨屋露子【illust/67607711】
「店番の日は煙管も葉巻も吹かせたりしてないよ、本当。…本当だってば~!」
妹 鴨屋月煙さん【illust/68064338】
「なあ、その刻み煙草貰っても?…僕にはうまく出来ないが、月煙のそれが商売になったら、僕は買うだろうよ。ほら、好きな色だし…母さんは店の外でやれって怒りそうだ!」
「僕が怠けようとしたら、月煙が先にいないんだから…次は店番代わってくれよ?」
いとこ 鴨屋葵一さん【illust/68011863】
「やぁや、葵一。千鶴ちゃんは元気?…ちょっと世間話がてら、隣で煙を吸っても?」
「いやあ、正直葵一の趣向はよくわからないが…まあ…あいつの粗相をつつくと、僕のもばらされちゃうからなあ…!はっはっは」
◼︎藍染「鴨屋」
長く続く老舗の染め屋。
様々な色味の品を扱うが、やはり藍染が最も定番。
基本的には染め上げた布や糸を商品としているが、稀に仕上がった着物も並ぶ。受注生産も可。
夏には生葉染めされた鮮やかな縹色の品が並び、「鴨屋」でも一番のかき入れ時となる。
今代の女店主は活気が良く、継いだ直後一度は客足が遠のいたものの近年は繁盛と言える売れ行きを取り戻している。
…鴨屋家紋素材【illust/67608018】
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フリー素材お借りしております。ありがとうございます。
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2018-04-11 12:46:56 +0000