【えんもの】鴨屋露子【一世代目】

オレロ
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こちらの企画に参加させて頂きます。
縁は異なもの味なもの【illust/67011335
第一世代【illust/67399396

※すみません一枚目企画タイトル誤植を…!
×「縁とは」→○「縁は」
本当に申し訳ありません!

「いらっしゃいませ、藍染の鴨屋へようこそ!ああっ、鴨を飼ってるわけじゃないんですよぉ」
「お兄さん、とっても綺麗ね。あ~~お兄さんみたいな人にお着物作ってあげたいなあ…ね、うちで作らせてほし……だめ?」


■鴨屋 露子(かもや ろこ)
16歳/147㎝/人間/女性
一人称:あたし
二人称:あんた、お客さん、お兄さん、お姉さん
藍染「鴨屋」の看板娘、兼紺屋見習い

藍染「鴨屋」現当主の二人娘の妹の方。
明るく快活で人見知りをしない。
「鴨屋」の跡継ぎになることを夢見ている。

♡素敵なご縁を結ばせて頂きました!
ゆらぎの中の美しき妖 煙青さん【illust/67577364
もくもくと湯煙を立ち上げて、摘んだばかりの藍の葉を煮ていた折。
その存在がふいに視界に入ったもので、大声を上げて驚いてしまった事を覚えている。


「びっくりした…びっくりした…!!
お兄さん、どこから入って来たのよ?」


――聞けば、そのひとはあやかしで。
霞んだり、解けたりしながら、姿を現してはからからと笑って揺蕩う、とても不思議なひとだった。


「あら、今日はそこに居たの!
…丁度手が空いたところだし、少しあたしの話し相手になってくれると嬉しいんだけど。」

「本当に?応援、してくれる?
…そっかあ…じゃ、夢が叶ったら贔屓にしてよね!
ふふ、妖怪のお客さんにだって、満足してもらえるような品物を作るから!」

「お兄さんとっても美人だから、いつかお着物を仕立てさせてほしいなあ。
…うん、あたしが立派な店主になった頃に。腕が鳴るなあ!」

「へえ、本当に色んなことを知ってるのね…あたし、この仕事のこと以外はさっぱりで。
お兄さんの話、なんだか…うーん?面白い、んだけど…」

(…あまりにも知らない時間が長すぎて、なんだか…遠いひと、みたいな…。)

人とは違う長い長い時間を生き、その営みを眺め続けていたという彼は、知れば知るほどにあたしの手をすり抜けるようで。
柄にもなく、言葉にならないような気持ちが湧いてしまうのが、なんだか気恥ずかしかった。


「…此処に、居てくれるの?」
「…参ったなあ、へへ…ああもう、今は見ないで!頬が緩んじゃって駄目…」

「うん、うん…側に居て。
あたしに、煙青さんのこと、捕まえさせていて欲しいな…」


あんたの存在が綻ぶたび、消えてしまいそうだなんて思っていたけれど――それが、いつか覆って。
当たり前になる日まで、あんたのことをちゃんと捕まえて居られたら幸せだな。


■家族
正反対の姉 鴨屋千草さん【illust/67607758
店先に無理矢理出される姉を心配しつつも、少しでも人との関わりに慣れてくれればと見守っている。
「ふふふ~、お饅頭には、熱いお茶!ちょっと待ってねえ、あたしが美味し~くお茶を淹れるから…!」
「お姉!ほら笑顔笑顔。表情硬いよぉ」
「家はあたしに任せてさ、やりたいことやって欲しいなあ…ほら、おねえちゃんって黙々と仕事してる方が得意でしょ?」


■藍染「鴨屋」
長く続く老舗の染め屋。
様々な色味の品を扱うが、やはり藍染が最も定番。
店主の娘たちがよく店番をしている。
基本的には染め上げた布や糸を商品としているが、稀に仕上がった着物も並ぶ。受注生産も可。
夏には生葉染めされた鮮やかな縹色の品が並び、「鴨屋」でも一番のかき入れ時となる。
…鴨屋家紋素材【illust/67608018

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2018-03-06 13:45:06 +0000