☆企画:きみの存在に恋をする2【illust/63789348】に参加しております。
めぐる季節【illust/64931100】への投稿です。
☆カナ/【始まりの季節:illust/64363055】
背:184cm 年齢:23歳 性別:男
職業:貿易商兼占い師
☆鋼と火の町モルクに拠点を置き、国々を行き来している。
その傍ら、迷える人々に占いをし、道を示す仕事をしている。(星読みとタロットがメイン)
☆より強く、より貪欲に、より多くのものを受け止められる強い大人になりたいと願った
また、想い人であるルェレさんの存在を守っていきたい。という想いから
青いアネモネを手にし、青年に。
☆好奇心、向上心、知識欲は相変わらず。むしろより貪欲に。
野心家の一面が大きく育ち、常に何かの勉強をしている。
☆好きなものは相変わらずだが、ユトリロを頻繁に訪れる
ようになってからは海も大好きになった。
考えに行き詰ったときは海を眺めることも増えた。
★お相手のルェレさん★
始まりの季節【illust/64516755】/めぐる季節【illust/65104993】
――例えば別の道があったとする。
どちらかひとつの職のみを選び、違う性別になったとして、果たして俺は後悔しない人生だっただろうか?
迷っていた"ぼく"に手を差し伸べてくれた一筋の光。
誰にも言えなかった、小さい頃の俺にしては大き過ぎた悩み。
親に相談も出来た。が、それを口にするのが怖かった。
けれどレレは、真っ直ぐな瞳で"ぼく"を支えてくれた。だから俺は持てる全てで守ろうと決めた。
(俺はレレのおかげでこうなれたこと、感謝してる。なあ、レレはどう思う?)
一言、そう聞ければいいのに、レレの顔を見るとうまく言葉が出てこない。
まだ小さい頃、こっそり占った結果じゃ間違いなかったし、多分レレも……
そうは思ってもうまく言葉が出てこない。あぁ俺らしくない!!
レレは約束通り素晴らしい踊り子になった。親の仕事の手伝いで料理の腕もかなりのものだ。
出会った頃に食べたあの料理を、レレがふるまってくれることもある。
魔法の才能も恵まれたらしく、護衛をしていると知って驚いた。怪我をしなければいいが、などと
今のレレには逆に失礼な思いだろうか。
「なあ、次は俺の船に乗らないか?-何故って、船上でもレレの踊りが見たい、じゃ足りないか?」
「もっといろいろな国でレレの踊りを披露してやりたいんだ。レレの踊りは俺の中じゃ国一番だからな」
「船だけじゃない。なんならお前を抱えて飛んで行ってもいい。この羽根はレレのものでもあるんだ」
あの頃に抱いたレレへの好意は、性別や年齢、身長なんて関係ない。
今でもそれははっきりとわかる。
笑顔も、声も、踊りも、朝が苦手なところも、全部含めてレレで、俺は俺でしかない――
「なあ……レレ、俺はレレの全部が愛おしい。今すぐ答えなくてもいい。どうかこの先も、俺の隣にいてくれないか?」
2017-09-23 15:15:10 +0000