きみの存在に恋をする。2【illust/63789348】(※NL/BL/GLの要素を含みます)
2から参加させて頂きます。
♫ルェレ
年齢:10 身長:135cm
ユトリロ在住/雪月(ニヴォーズ)の第24日生まれ(1/24)
好き:自然、散歩、踊り、食事、世話を焼くこと
苦手:急ぐこと、雪、静かなところ
得意:勉強、料理
♫*8/30 素敵なパートナーに出会えました*
カナさん【illust/64363055】
いつものように砂浜で踊っていると、一際大きな船が港に着いた。きっとどこかの貿易船だ。
ようこそユトリロへ──なんて、大したことを言えたぼくではないけれど。
船から下りてくる同じ年頃の子と目が合った気がして、少しだけ練習に気合を入れた。
日が暮れて家に帰ると、不意に呼び止められて振り向く。そこには、さっきの子が居て。
どうやら夕食にぼくの家を選んだらしく、向こうにはこの子の家族や船員の姿も見えた。
「いらっしゃい。ぼくはルェレだよ。…見てくれてたんだ。ふふ、ありがとう、カナ。
ねえ、ここは騒がしくなるから、2階でぼくと一緒に食べない?」
近くで見るその子──カナの目は、見渡した大海のようで、見上げた星空のようで。
僕の知らない世界を知っている、知的な瞳をしていた。
「おいしい? よかった。家の料理、ちょっと自慢なんだ。そうそう! この香辛料はモルク産だよ。仕入れはいつもルナールだけどね」
「実は船旅ってしたことなくて…。歩いたり、馬車が多いかな。揺れる船の上でバランスを取るのっていい練習になりそう?」
「うん…ぼくはね、いつか町一番の踊り子になることが夢なんだ。周りも応援してくれてるから、頑張りたい」
「カナの夢は? …そっか、カナも迷ってるんだ…。えっ、ううん! こっちの話!」
それから、カナがユトリロへ訪れる度、ぼくは練習の成果を見てもらうようになった。
カナは例えぼくがこけても、失敗しても、真剣に励ましてくれる。…けれど。できれば良い所を見てもらいたいぼくとしては、どんどん悲しくなってきて、いつもみたいに笑おうとしたのに、思わず涙が零れてしまった。
「ごめん、ごめんね…。こんな調子で、レレ、夢を叶えられるのかなってずっと不安で…。
期待に応えなきゃって思うと、どんどん体が重くなって……背伸びし過ぎてたみたい」
「あの時、カナも将来の夢、悩んでるって聞いて少しほっとした。ぼくだけじゃないんだ、って」
「…カナ、もう少し聞いてくれる? …ぼくはね、雪の日に拾われて、どこかの魔法使いの子かもしれないんだって。
でも父さんたちの酒場の賑やかさが好きだし、旅芸人たちみたいに人を楽しませることにすごく憧れる。
だから…才能は無いかもしれないけど、やってみたかったんだ。
…カナが居てくれてよかった。じゃなきゃ、きっともうすぐ諦めてた。
これからも、頑張ってみるね。それで、いつかカナに「好き」って言ってもらうんだ。…ふふ、ぼくの新しい目標!」
「カナは、貿易の仕事が好き? それとも、占いをする方が好き? ──どっちも好きなら、どっちも選べるね。
カナが選んだ道なら、ぼくは応援するし、…支えたいな」
「占いって、恋占いもできるの? や、えっと…。気になっただけで、占わなくていいんだ。そこも努力したいし…。
まずは胃袋を掴んで…それから…わっ!? ひ、独り言だから気にしないで!」
将来に悩みながらも、世界を知ることをやめないきみ。
きみの見つめる世界の、視界の端っこには、いつもぼくが居たらいいな、なんて。
「カナ。二人で素敵な大人になろうね」
きみに出会って、ぼくは世界が変わったよ。
♫既知関係
*海辺で遊ぶお友達* ペシェ=チェレステさん【illust/64369125】
「チェレステ!今日も気持ち良さそうに泳いでるね。わっ…!冷たい!あはは!」
「──…って感じなんだけど…どうかな?上手く踊れてた?えへへ、ありがとう…」
♫申請について相性重視で素敵なご縁がありましたら幸いです。
申請頂いた場合は即日~3日でお返事できると思います。
もし3日過ぎても何も反応がない場合は、お手数ですがご一報下さいませ。
交流はのんびり。
既知関係もお気軽にお声がけください。よろしくお願いします。
2017-08-19 15:58:31 +0000