◇ 九十九路の羅針盤 illust/60865485
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「君に友人と言われるのは、別れの時になってもくすぐったいな。ああ、約束しよう、ステリオス。
君のいう『君たちの未来』を、必ず見に来よう。その時は君が案内をしてくれ、友として。」
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◆ 前期 >> ゼーニャ【illust/62871164】※続投
◇ 前期絆相手様 >> 終の街エルロード / ステリオス様【illust/62670112】
「約束」をいただき、「智慧の加護」を受け取って頂きました。
◆ 絆相手様今期 >> 終の街エルロード / ネム様【illust/63263655】
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✧素敵な絆を結んで頂きました!(2017.06.11)
流浪の旅人エレア様【illust/63269192】
『それでは、また明日』
俺が返せるこたえは「また」ではなく、
「さようならだ、エレア。」
旅の始まりと、旅の終わり【novel/8284914】
【旅の真相と結末】※詳細はnovel/8284914の2頁目以降を御覧ください。
ゼ―ニャはある亡国の皇子のスペアとして人工的に造られた子供でした。
しかし皇子とゼーニャは触れ合う内、いつしか本当の親子の様に情を育んでいました。
皇子の国は"不死"を求め非道な行いを繰り返していましたが、それを見ていられなくなった皇子は、国を守護する四人の大精霊の力を使い、国を滅ぼしました。
大精霊から皇子へと罰が下されるはずでしたが、その罰は皇子の愛する「息子」であるゼーニャへと「一時の死がやすらぎとなるような程の苦痛を与え、死んだとしてもまた苦痛の中生き返る呪い」という形でくだされました。
ゼーニャを助けたいのならば、多くの罪と守護する民を殺したことで濁りきってしまった自分たちを助けなさいと、精霊たちは皇子に告げました。
その方法は、人々が誰かを大切に思う愛情のもとに精霊たちを返すこと。
皇子はゼーニャを助けるために、自分が罰を受けるから代わりにゼーニャにその役目をと願い、精霊たちはそれを受け入れました。
しかしゼ―ニャの身体に掛けられた呪いはもう解くことができず、ゼーニャと皇子の魂を入れ替えることで、ゼーニャは呪いの苦しみから解放されました。
ゼ―ニャがここに留まろうとしないよう、彼の記憶を奪った皇子は、ゼーニャに精霊の宿った魔道具をもたせ、人と縁を繋ぎなさいと彼を送り出したのでした。
全ての精霊が返り、ゼ―ニャもまた父親の元に帰ることができました。
旅を終えたいま、ゼーニャと皇子の魂は元の器へと戻りました。
長い間呪いに苛まれつづけたゼーニャの身体と、本来の身体ではない器に縛り付けられた魂は、既に限界を迎えていました。
ゼーニャは父親に「ただいま」とつげ、深い眠りへとつきました。
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◇「ゼーニャ」(男性/181cm/一人称:俺/二人称:アンタ、呼び捨て)
今まで縁を繋いだアリアナンナ、アルコーン、
ステリオスへと精霊とその加護は渡され、残るは「力」のみ。
精霊を失った魔道具は、精霊の気配と共に色が失われている。
天球儀、第三の目はエルロードを出た直後、崩れ落ちている。
耳飾りも時折、ぱらりと欠片が零れ落ちる。
<第五期>
力の精霊を宿した魔剣を携え、彼はある亡国へと向かっている。
己の家へ帰るために。借りていたものを返すために。
彼は立ち止まらない。けれど、時折一線の涙が頬を伝う。
すまない、そう零す彼の手は縋るように白い布を握りしめていた。
<エルロードで得たもの>
・遺伝学の正確な知識
・とある不死者に関する研究記録
およびその研究が行われていた国の場所
◆詳細
記憶喪失の旅人です。旅の目的は「父親」探し。
・自分にはおそらく「父親」がいる
・記憶が封じられている
・封印は誰かに何かを貰うと解ける
以上の3点のみがゼーニャの持つ情報です。
封印を解くには、「一度別れても、また会いたいと思えた人」に
「再会を願う約束」をもらうことが必要です。
約束は再会を願うものである必要がありますが、
「また会おう」だけでも、具体的な内容でも構いません。
<「加護」について>
この加護であればこういった加護がもたらされる、という決まりはありません。
例えば、ゼーニャは「力の加護」が、「握力や腕力の飛躍的な強化」として表れていますが、
武器の扱いに心得がある者ならば、「武器を用いた戦闘のみ攻撃力があがる」など、
どういった人が加護を得、どう使うかによって変わってきます。
加護を受け取っていただける場合には、ご自由に望む形で設定してください。
ただし企画の規約上、いわゆる最強となるような設定はご遠慮ください。
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◇絆について
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九十九路の羅針盤、引き続き参加させて頂きます。よろしくお願い致します。
もし不備・問題が御座いましたら、ご連絡頂けますと助かります。
2017-06-10 17:43:36 +0000