旅の果てに辿り着いたのは、月を奪われ野ざらしにされた白い骨
細月の王がどのような禁を犯したが、それよりの記述は残されていないが、
それよりの事実は唯一、確かに存在する。
禁忌より生まれ、禁忌であるピトリス
揺れ惑う三日月、銀鉤の王―アリス―
「あなたは俺を愛してくれるの…?」
「怖いんだ、全部、世界が。俺の意味が分からないこの世界が」
「なぜ、どうして、禁忌を犯してまで、俺の道はどこにあるんだろう」
◆アリス(アリス・ラグレタリオス)
16歳/158cm/中性(相手により変化する)
一人称:俺/二人称:あなた
強靭:6/知識:30/器用:8/機敏:0/幸運:6
前期絆:‶白磁公"コンラート【illust/61709581】
「あなたがコンラート様…?メシエの石、メシエからのプレゼントをお届けにまいりました」
「母は貴方の事をいつも話していた、私のこの眼の光彩も、きっと貴方を一番に想っていたメシエの心が移ったのでしょうね。」
「メシエは貴方の事大好きだった。最愛の無二の友として…それ以上にも」
前期:メシエ【illust/61689654】
「あなたがどうして俺を生み出したのかわからない、でもきっと意味があるはずなのだと、そうだよね?」
前期絆今期:"賢公"コンラート【illust/62299061】
「鳩…、俺からの手紙でも受け取ってくれるかな…」
「あの時の種がメシエの故郷で実を結んでました。ちょっとですが、良かったら受け取って下さい。」
先代の王メシエが自らの遺伝子とピトリスの骨より生出した者。(ラグレタリオス家とは関わりが無いが繋がりも無くなることを不憫に思ったメシエが姓を教え,名乗る事は無いが大切にしている)
厳密には母ではないが、生出した者=母の認識、形見としてメシエの月曇の鉱石を研磨しナイフとして持ち歩く。
穢れに耐性があり歪んだ角を持つ変異のピトリス、その体質からか母の軌跡を辿る旅の途中で戦場にも姿を現した。
表情が乏しく、橄欖色の付に似た光彩の瞳。淡々と使命を果たそうとする姿は人形のようであるが、時折温もりを求めるようは素振りを見せる。
本来は夜行性の為、眠れない昼間は地下で日を避ける様子が見受けられる。
◆国無き国ピトリス【illust/61563083】
鉱石目的の乱獲の為個体数が少なく、その歴史から離散の道を選んだ。
【国】と言う形を持たず、過去に【国】のあった土地には湧き出でる泉と廃墟が点在するのみ。
アリスが一人で住み、メシエがやっていたように廃墟の地下に一族の歴史や自らの記憶を刻み込んでいる
◆絆、国など既知関係について。
国や民族等既知関係、随時歓迎いたします。
◆素敵な方と絆を結んで頂きました
運び屋ククルー・ハリィ様【illust/62289960】
「俺を狩りに来たの?」
驚いたように瞬きをし、ケロリと【星狩り】だと名乗った少女の目に自分はどう映ったのだろうか、
その光景は友より託された祖父の日記にあった、祖父と祖母の出会いを彷彿させるようだった。
「星を?ふうん…
智識、ククルー…。少しピトリスと似てる。俺達の種族はずっと昔に通じ合っていたのかもしれないね」
「もう行くの?…そう、気を付けて。
ねぇ、また来てくれる?もっと貴女のオカリナ聴きたい、もっと知りたいから」
再会の喜びと待ち焦がれる日々
あの流れ星は彼女が撃ち落としたのだろうか
夜空を見て想う、明るくてどこか儚い、冬の夜のシリウス。
いや、火球だろうか、一瞬の煌きの後尾を引いていつまでも印象を残す掴めない星。
「このざわめきは何だろう、ラグレタリオスの皆やコンラート様とも違う
俺はおかしくなってしまったの…?」
「お守り、よかったら。圓呪術って言う…え?意味はその、…お守りだよ」
「ハリィ、俺は弟じゃないし、貴女を友だともう思えない。
もっとずっとドロドロして、大事で、今だって独り占めしたいって…
ごめんおかしいね…ごめん」
「今度、ついて行っていい?ハリィの世界を見てみたい。
力になれるかわからないけど、貴女のそばにいたいんだ」
「ね、わかる気がする、俺が生み出された意味、世界が。
この暖かさをずっと後にも紡いでいきたい、ずっと、貴女と一緒に。
ずっと、ずっと好きだよ」
☆既知関係
初めて会った外の世界のピトリス
カリティヒさん【illust/62190062】
「…ああ、ごめん。母以外のピトリスを見た事なかったから。…大きいし明るいね、強くて眩しい」
「知識は両刃だから誤らないよう。…俺が、言えたことじゃないけど」
九十九路の羅針盤【illust/60865485】
不備ありましたら一報ください。
宜しくお願いします。
2017-03-31 23:31:31 +0000