九十九路の羅針盤【illust/60865485】
国無き国ピトリス
遙か昔、月より飛来したとも落とされたとも言われる者達の総称であり国である。玉兎と記述されることもあると言う。
かつては高度な技術を持っていたとされるが、今やその術をもたず知識として残っているのみであり、またそれを顕現すること、外部に漏らすことは禁忌とされ、身体に浮き出でる文様の形で代々受け継がれる。
月光が差し込み清らかな水源がある土地に住み、主に夕刻から夜明けまで活動し、月光と美しい水、少量の植物だけで生活する。寿命も1000を超える程長いが、上記の条件がそろう土地以外では極端に生命力が落ちてしまう脆い種族である。
夜に生きる民の為視力は低く、両耳の位置に浮く角の様な物がセンサーとなり第二の目の役割をする。
常に浮いており移動速度は遅いが短距離でのワープが出来、力により距離が増える。
民は体のどこかしらに月曇のような仄かに輝く輪を持つ。物体を透過し触れることが出来ないが、持ち主の死後硬化し美しい鉱石へと変わる。
半透明で仄かに輝く月長石に似た石は希少価値が高く、過去には乱獲され虐殺された為個体数が激変した。
その為、当時王になったばかりのプルトーにより、ピトリスの民は王国を捨て固まらず各々散らばる道を選んだ。
民が消え去り廃墟と化して1000年以上経った地は、王により管理されている。
【九十九路】満ち欠けぬ月隠の王【第一期】illust/61296362 ピトリスについての補足。
刺青は有無も模様も箇所も自由に適当にで大丈夫です。
あっても無くてもいいけどなんとなくこんなのかっこいいとかで。
過去の出来事や歴史等は第一期のキャラシにて
素材お借りしました【illust/55682059】
2017-02-20 17:53:10 +0000