【九十九路】刻針の貴賓箱 セルクイユ・アム【第二期】

甘露
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◆ 九十九路の羅針盤【illust/60865485】様 第二期に参加させて頂きます。

 儚き先を断ち、留めるために針を持つ。
 閉じた箱の中身と仮初の形を繋ぐ、この路を我々は「永遠」と呼んだ。
                            ―― 《■■■の手記》


  国名:刻針の貴賓箱 セルクイユ・アム
  代表:"巫瑚竜"シンシャ  年齢不明(本体は20年後半と推測される)/男性(雄)
  ポイント 25pt 【強靭:11 知能:2 器用:7 機敏:0 幸運:5】
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  前期 セレネ・オルケーテス【illust/61380951
  「先王は我々の希望になりました。本人が知ることはもうないでしょうが。
   空を飛ぶことなんて、とうの昔に忘れてしまったような目をしていたのに…さぁ、どういう心境の変化でしょうか」
  前期絆相手 幽霊艇ウミボウズ/泡沫のシードラさん【illust/61440023
  「かつて同郷であったかもしれません。わたしが知るのはただそれだけ。
   いつか同胞となり得たかもしれません。わたしと同郷であるならば、ありえない話ですが」
  「あなたがのこした未来は きっとこの国を変える。それが 俺 には まだ」
  星導のはらがら 幽霊艇ウミボウズ/巫瑚竜『シャウ』さん【illust/62046192
  「星を呑んだ我らはシンシャと、使いなどと、そう祭り上げられたけれども。
   星の一つも愛せなかったシンシャに、何ができるというだろう?誰にも顔向けなどできないよ」
  「――今も、海を進む同胞が居るのなら、 どうか…なんて、浅ましくも願ってはいるけれど、ね」

  刻針の貴賓箱 セルクイユ・アム  詳細【novel/7805205
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  世界中から運び込まれた優なるものが集う国。
  【蒐集品】が民として【刻針】によって永遠を約束される国。
  ■■年前、運び込まれた1つの蒐集品が目録から削除され
  1つの蒐集品が国内から姿を消した。喪失した蒐集品は【王】であった。
  王杖は新たな王を選び、貴賓箱は永遠を留める。

  1つの出会いによって、月の踊り子は世界へ飛び立った。
  それが己の意思であったこと。王すらも国を選ばなかったこと。
  「この国はおかしい」のだと、ささやかな秘密が広まった。
  錆付いた足は動けずとも、外への羨望を止める事はできない。
  意思を知ること、意見を得ること――「対話」が必要だと
  感じ始めたものが増え、止者を希望するものも多くなる。
  静かな国内のあちこちで以前よりずっと多く言葉を交える様子が見て取れる。
  他種であることは未知への歓迎となりえた。
  知らない場所、今日以外の日々、あるいは 勇気の芽生え方。

  止者は考え始めた。 金帆暦30年――王のみが知る「今」の名前。

  "巫瑚竜"シンシャ 深潭の使い
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  先王の喪失後、すぐに王杖に選ばれた今代の王。本体は同名の魚。
  先王によって【体】を与えられた止者の一つであること、「海王の宝」と近しい種族であることから、
  その関係性や世界への新たな切欠を【止者】たちに期待されているが、本人はその一切を否定している。
  隠れるように佇む姿が多く、王であると振舞うことも少ない。
  無欲なのかと常問われるほど何かに興味を持つ姿を他者に見せない。

  ヒトの手を逃れて貴賓箱に集められ、ここだけが安寧の地であると信じている。
  だから国内に細波のように広まる「外」の声に応えることができない。
  刻針を否定できず、世界を否定する。過去も未来も躊躇い無く捨てる。
  ただ同胞である蒐集品を守りたいと願うことは、「国」のためになるだろう と。
  誰よりも王に選ばれるべきではなかったと知りつつ、今を変えられず。
  託された手紙と懐中時計もまた手放すことができずに。
  ただ月に見守られながら、毎夜 終わる日の数を記録している。
  (「巫瑚竜」も「シンシャ」も種族名です。個の名を持ちません)

  金帆暦 ゴルド・セイルの夜更け
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  先王セレネ・オルケーテスの喪失より始まるセルクイユ・アムの暦。
  たった一つのこされた懐中時計を元に、シンシャによって数えられた流れた時間の数。
  貴賓箱が何時から存在するのか、自分が何時から此処に居るのか。
  知ることのできない答えに対する唯一の回答。

◆ (3/29)素敵な絆を結ばせていただきました。
  零れた一滴の、大きな波紋。溢れた言葉へ《蒐集品》は応えました。
  滴さん【illust/61943556

  奪われる未来、失う未来。
  ゆっくりと軋む世界の中で、立ち止まり続けるばかりでした。

  誰も触れることのなかった無意味を、そうではないという声が。
  曇り続ける今をそっと磨こうとする手が。
  「竜」をもう一度、世界の地に降り立たせたのでした。


  台詞全体などはこちら【novel/8045536】に。

 
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2017-03-16 13:59:08 +0000