ミラノ交通局359形(Serie 359-376):
1950年に登場。
ミラノ電車製作所(Officine Elettroferroviarie Tallero=OEFT)で製造された全長15m級のボギー車。
同じ時期に登場した347形(illust/61628928)の続番になっていて基本寸法も同じだが、
側窓の数は347形に対して多くなっていて、また腰板部分の補強帯の造作も異なっている。
しかし正面スタイルは当時のミラノ・インターアーバンの標準的な形態であり、
性能的に見てもカルダン駆動とほぼ似通っている。電装品も伝統のブラウンボベリで統一されている。
1961~1964年にかけて3両固定編成化を実施、その際に500形(illust/61631505)と組み合わせられることになり、
新500系531~540・545~552号として電装解除・付随制御車化を行うこととなった。
なお、新500系に編入された車両は347形が半数の6両だったのに対し、この359形は全車が対象であったため、
新500系の先頭車としてはもと359形の車両の方が多い。
2017-02-25 10:48:18 +0000