「この3年間で学んだ事、手に入れた物、積み重ねてきた努力を見せ付けてやるの。」
「この学園での最後の祭り…いくよ!綺志満珠子、推してまいーーる!」
冬闘乱2016【illust/59395762】今期で卒業です。3年間有難う御座いました。
◆ 綺志満 珠子(あやしま たまこ)
玉鋼学園3年生/東軍/159cm/女子
一人称:たまこ、あたし/二人称:~くん・ちゃん、あなた
明るく元気でマイペースな女の子。
実家葬月家から綺志満家へ養子として入った。実の双子の弟が西軍にいる。
拒絶し続けていた実家の血筋を認めた夏以降、一族の特性である「人の縁や命を意図として認識する」力が戻った。
この冬たくさんの人達に支えられ、「それでいてなお自分は綺志満である」と18年間の心のしがらみに決着をつけた。
✧心剣:綺禽九々理-アヤトリククリ-
両手の指についている鉤爪上の小刀。
本人の攻撃性が落ち着いたものの黒く染まった刀身は元に戻らなかった。
斬り付けた傷口から流れた血が糸となり、縛り付ける。
状況により自分の血が必要となるため万年貧血気味。
斬り付けた傷口から咲く白い曼珠沙華は相手の体液を吸い上げ、赤く染まっていく。
双子の弟切継が断ち切ったものを繋ぎなおすことが出来る唯一の存在。
◆きょうだい達◆
✧銀花ちゃん【illust/60107158】(銀ちゃん)
「…ついに卒業、だね。珠子、銀ちゃんと一緒に卒業できてよかったなあ。
銀ちゃんが、お姉さんでも妹でもなくて、双子の姉妹で良かった。」
「兄様にいっぱい褒めてもらおうねっ。そんでまた天ちゃんとキヨくんのとこにも遊びに行こう、ね、銀ちゃん!」
✧天満くん【illust/60174220】(天ちゃん)
「天ちゃん、も〜こんなに大きくなって!素敵よ、兄様に似てるとかじゃなくて、天ちゃんが素敵」
「頼りないお姉ちゃんだけど、天ちゃんの事大好き〜な気持ちは誰にも負けないくらいなの。これからもずっと。」
✧雪之槞くん【illust/60244248】(キヨくん)
「キヨくんいいこいいこ。いっぱいしんどいと思うけど、キヨくんは一人じゃないから、みんながいるから。」
「たくさん悩んで迷っていいのよ。いつか星の光が導いてくれる。だって私たちは綺志満だもの。」
✧道真くん【illust/47086187】(兄様)※14卒業
「兄様、たまこ卒業できました!綺志満として入り、綺志満として名を汚さず…ううん、珠子として がんばってきました!」
「兄様、あの、あの…!ほ、ほめてー!兄様にがんばりましたって自分から言える日を、ずっと待ってたんだもん!」
✧力良くん【illust/53770850】(チカ兄様)※15卒業
『チカ兄様へ。たまこ、無事卒業したよ。赤点とらずに頑張りました!卵はまだばくはつさせちゃうけど…
今度チカ兄様が帰ってきたときには珠子のご飯食べてもらえるようにするね。
そっちは日本より寒いですか?いっぱいあったかくしてね。
兄様と銀ちゃんと天ちゃんとキヨくんは チカ兄様に会える日を何より楽しみにしているの』
◆関係者様◆
✧私のお天道様
風守くぐりくん【illust/60204129】(くぐりくん)
「はっ…へ、へっ!?珠子!?げ、げげ元気、だよ………」
「うん、このマフラーが一番あったかい、から。く、くぐりくん寒くない?マフラーつける?」
「が、がんば…?あたし、がんばったかな。がんばれたかな …う、うわ何、何で涙出て……。
…………くぐりく……ありがと…………」
「あのね、新しい夢ができたの。私は、花のような人になりたい。」
「温かい土に佇んで、風に乗ってやってきた優しい潮の香りを嗅いで…好きな人のそばに咲くの。」
「…ね、珠子のお天道さま。 私をどうか、 」
ーずっと見守ってくれてた人がいたなんて、どう信じられよう。
朝も昼も夜も、喜びも、悲しみも。
葬月から離れた日や、髪を落とした日まで。
糸を視る力が戻って真っ先に目に映った深紅の糸。
切継でも、他の誰でもなく、あなたに繋がった糸。
あなたに遠ざけられていて尚褪せる様子のない糸に 締め付けられるような胸の痛みを感じた。
ああそうか、やっとわかった。きっとこれがそうなのね。
糸し、糸しと言う心 これが『 戀 』
あなたの負ってきた罪も枷も、全部葬月が与えたもの。
あなたの迷いも、苦しみも、私を突き放した理由も、あの子が教えてくれた。
ねえ、あなたをそこまで苦しめた私に、どうしてあの冬の日笑いかけることができたの?
私をほかの誰でもなく『私』として見てくれて、ずっとずっと
ずっと 傍に居てくれてた。
言いたいことがたくさんあったの、逃げられても伝えようって思ったの。
だけどあなたはいつも私より先回りして 今日もやっぱりそうだった。
だからね、精一杯お返事するよ。
ありがとう、そしてごめんね。
「…ね、珠子のお天道さま。私をどうか、攫っていってくれませんか」
あなたは私の特別な人。たった一人の人。
日出ずる東へも、日落ちし西へも、あなたとならどこだって行けるよ きっと。
地獄でだって迷わない。
共に生まれ落ちた唯一の存在
葬月切継(切継)【illust/62097265】
「そうだね切継、あの子たちはもういない。ずっと起きない眠りについたの。」
「あの子たちはもういないけど、珠子には切継がいて、切継には珠子がいるから もう寂しくないよね?」
「いいよ切継、珠子になんでも言ってみて」
綺志満家の家紋を糺遠さんより、風守家の家紋をノノ汰さんよりお借りしております。
2016-12-16 15:33:31 +0000