『ルウです。めちゃくちゃ覚えやすいよね?』
花冠を戴く者【illust/55830776】に今期も参加致します。
名前:ルウ=リエーフ 性別 :女性 年齢:18歳 身長:150cm
所属:陽の国 クラス:魔法騎士
Motto:一寸先は闇 Skill:鬼灯の加護 / 天恵「煌々」 / 水花卜
父親:ゼム【illust/58185941】
「お父さん物騒だからヤダ」
「強く撫ですぎ!痛いからやめて!!も~~」
母親:アリージュ【illust/58204865】
「お母さん、たまに見ててハラハラする・・・。なんで嬉しそうなの、あはは!」
「先生!明日もお料理教えてね!」
妹:ファディア【illust/58751964】
「ファーちゃんはたまに危なっかしいから心配だよ・・・大変なときはお姉ちゃんに任せなさい?」
「え。もう帰っちゃうの!今度は私が遊びに行くからね~!いや、いいや。今から一緒に霧の国行く・・・
準備するからまってて!」
***
陽の国の少女。
毒シダの触手を持つ父親とスイショウネズミの母親の間に生まれる。
腰からシダ植物のような毒の触手が生えており、
鬼灯の文様が浮かぶ葉を贈られた相手は加護を受けるといわれている。
魔物を根絶やしにした先に楽土が訪れると説くメジエ教の教徒。
信仰により得た天恵は尾から浄化の光を放つ「煌々」
代償は暗闇で眠ってしまうこと。がんばるが白目を剥いて寝ている。
フレイラドラの「コンコン」を連れている。驚くほど言う事を聞かない。
よく笑う明るい性格ではあるが、根はビビリの慎重派。
そのせいで場所を選ばず天恵を発動してしまい浄化テロを起こす。
一度光るとなかなか消えない。
幽影の徒の性質を少しだけ受け継いでいる為なのか、
他人からなかなか名前を覚えてもらえないのがつらい。
妹のことが大好きで、よく一緒に遊んでいる。
家事はけっこう好き。夢はお嫁さん。
***
鬼灯兎【novel/7086965】
メジエ教【illust/57165330】
スイショウネズミ【illust/57251185】
***
9/6 素敵なご縁を頂けました!
不審者やがて旦那様:オルガステラさん【illust/58751853】
いつものように妹のいる霧の国へ向かう道中
長距離の移動に疲れたのかコンコンが急に地中にもぐってしまう。
「コンコン!何で今のタイミングなのよ~!」
腰を入れて全力で引き抜こうとするがなかなか抜けない。
ふと近くの木陰に眼をやると倒れる人影があった。
「良かった、眠っているだけだったんですね(死体かと思った・・・)」
非常に整った顔の人形のようなその人は、霧の国まで共に行こうという。
怪しいが、悪い人ではなさそうな気も、する。
「し、仕方ないですねぇ~、じゃあ霧の国までなら一緒に...」
「わたしはルウって言います。ルウですよ。」
挨拶するなり頭をわしわしとなでてくる。ちょうど、飼い猫を可愛がるようなしぐさ。
露骨に嫌な顔をしてしまうが、お構いなしだ。こんなになれなれしい人はうまれて初めて会った。
しばらく警戒は解かないよう、10cm以上は近づかないようにがんばる。
横目でちらと見上げると、何とも楽しそうに何かを考えているようだ。
目が合って、逸らす。綺麗な顔の人は少し緊張する。
「ついてない」
宿屋が全滅だった。少し相談して、お詫びにと教えてもらった近道を行くことに決まった。
暗闇は、とても怖い。
手に触れる感覚で我にかえる。
彼が手をつないで来たのだ。驚いて顔を上げると、彼は兄弟の話を始めた。
やわらかくどこか無邪気な表情に、この人も、にんげんなんだな、とそっと驚く。
彼の話はめちゃくちゃだったけど、スラスラと楽しそうに昔話をする姿に安心を覚える。
気付いたら声を上げて笑っていた。
「私にも、つよくてかわいぃ~っ!妹がいるの!」
話は尽きることなく、楽しい時間が過ぎていく。
突然、暗闇が襲った。ランプが消えたのだ。
とたんに意識を失い崩れ落ちた。そこからは、何も覚えていない。
光を感じて眼を覚ますと、彼は私を膝元に抱えるように座っていた。
体温を感じる。口早にお礼を言って妙に赤らむ顔を見られぬようすぐに立ち上がった。
そして気付く、一面の光の中にいることに。
「夜光虫・・・?わぁきれい、星空よりもずっと明るい!」
彼は慣れたような態度で「そうだね~」というだけだった。
それを皮切りに、不思議なことが次々と起こる。
幸運、奇跡と言えるようなことばかり。
見とれるほど綺麗な天気雨。空の果てまで続いていそうな大きな虹。1000年に一度の魔法現象。
「あなたといると夢みたいなことばかり起こるのね!」
そう?とさらりと答えたあと、少し微笑んで自分も見れて良かったという
1000年に一度の現象より、そんな彼の表情から目が離せなくなってしまった。
霧の国の入り口、別れのとき。きっともう会うことは無いだろう。
またね!と背を向ける彼に聞こえない声で「またね」とつぶやいた。
名前を聞くのを忘れてしまっていた。彼の名前だけでも知ることが出来たらよかったのにな。
「き、昨日振りです・・・ね?」
彼は少し悩むそぶりをしてから、自分の名前を呼んだ。
名前を覚えていてもらったことなんて初めてだった、反射で大きな声で返事をしてしまう。
店に響き渡る自分の声に自分で驚き縮こまる。そして小声で尋ねた。
「ねぇ、あなたの名前、おしえて?」
「また会ったね、オルガステラさん!」
「わざと名前間違えるのやめてっていったでしょお!
なでても、機嫌は!なおらな、やめてくすぐったひ~!!!」
「オルガステラはずるい、何でそんな照れるこというのよ
・・・ばか見ないでよ!(パンチ)よけるなー!!!わらうなー!!!」
唐突にされたプロポーズ
まっすぐで単純すぎる言葉に驚き、反射で返事をしてしまう。
私も愛してる!
2016-08-31 15:00:25 +0000