【花冠】サミラ【第一期】

ひがや
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花冠を戴く者【illust/55830776】二家系目失礼致します。


∴サミラ
(21歳・165cm・女)
・所属:陽の国 クラス:占術師(知力pt:1/武力pt:0)

砂漠地帯に生息していたスイショウネズミの一族の生き残り。
元は「屍術」を扱う一族だったが、魔王の力の影響によりその多くを失った。
尻尾の先の水晶には魔力を液体として貯めこんでおり、任意で水を発生させられる。

サミラは陽の国の都市で水占いを生業としている他、死者の魂を寄せ伝言を届ける「口寄せ」も行う。
霊に同情しやすい能力のため、屍術使いには不向きとされていた能力だが、
この力のために戦禍から逃げおおせることができた。
長らく一人で生きてきたため、非常にしたたかで計算高い。
同時に深く人と関わることをしたがらない。
魔王が倒されたことには安堵しているが、喜びに沸く周囲については静観の構え。
とりあえず自分が平穏に暮らせればそれでいい。

∴素敵なご縁をいただきました!(6/9)
陽の国:クレイツさんillust/57278692

最初はかすかな違和感からだった。確かに客として訪れたはずの“誰か”、
生きているのにまるで霊魂のような気配をもつ“誰か”…
知っているはずなのに記憶にない、そんないくつかの違和感を抱えて、ある日唐突に気づいた。
…今、口寄せを求めて現れたこの青年をサミラは知っているのではないか…?

「……あなた、不思議な気配を持ってるけど、以前どこか出会ったことはない?
 いえ、さっきはじめましてと言っていたけど、なぜか知っている気がするの」

「花呪いだなんて…子供の頃を思い出すわ。ありがとう…これを大事に持ってるわね
 (でも、あの頃の花占いよりよっぽど切実ね…悲しそうな目)」

「クレイツ…そう、そうね…。…話してるとなんとなく思い出すのに少し悔しいわ」

(不思議な気配、花呪いでもらった花…忘れないうちはいつもどうしたら覚えていられるかばかり考えてる
 …名前、そう…名前を書きつけておこう)

「……来てくれたのね、クレイツ。ねえ、私あなたのこと覚えていられたわ!
 何度も何度も思い返したの…初めて言えるわね。また会えて嬉しいわ」

「ねえ、クレイツ。私あなたのこと忘れたくないから腕にあなたの名前を書いておこうと思うの。
 植物の染料を使って…でも半月もすれば消えてしまうから、その前にまた顔を出して…ダメかしら?」

「…今まで、長いこと一人で生きてきたし、これからもそうだと思っていたの。
 でも、あなたがこうして顔を見せてくれるたびに嬉しくて、一人じゃないんだって思えた。
 あなたさえいやじゃないなら、私のところに帰ってきてほしいの…たった一人の家族として」


∴スイショウネズミの一族
元は砂漠地帯に生息していた。
死体に悪霊や精霊を入れ、操る「屍術」を扱う一族。
魔王の力の影響によりその多くを失い、生き残ったものもまた弱体化しており、
「屍術」を使える者はほとんど絶えている。
尻尾の先の水晶には魔力を液体として貯めこんでおり、任意で水を発生させられる。
魔力はオアシスなどの力を持った水に接することで貯められるが、魔力が枯れると衰弱して死に至る。

∴既知設定などお気軽にどうぞ!

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2016-06-05 15:53:52 +0000